獅子座22度「伝書鳩」
マーク・エドモンド・ジョーンズの獅子座22度のサビアンシンボルは、A carrier pigeon.「伝書鳩」。
「伝書鳩」というのは、遠隔地からの通信に使われていた鳩のことです。これは、鳩の優れた帰巣本能を利用した通信の方法で、鳩の足または背に軽量の筒を取り付け、その中に通信文や写真などを入れました。
鳩は居場所や方向を把握するために、近距離では地形や塔など目標物の記憶を使い、遠距離では太陽などの位置を使うことがわかっているそうです。そして、さらに悪天候のときには地磁気によるコンパス航法も使うのだそうです。
伝書鳩は、かつては軍隊や新聞社などで通信用に用いられていましたが、さまざまな通信手段が発達した現在では、レース用の伝書鳩だけが残っているそうです。