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11.p2p と ビットコイン。

占星術的にはインターネットというのは水瓶座の象意のひとつとして扱われています。

事実、時代的には、トランジットでトランスサタニアン天体の天王星・海王星が水瓶座にあったあたりで、インターネットは急速に広がって一般化しました。

でもその中身の仕組みがどのようなものであるのかは、よほどそのことに詳しい人でないと知らないのではないでしょうか。私自身もインターネットの仕組みについては、いまだに良くは知らない人のひとりです。

でも先日p2pというインターネットシステムを開発した金子勇さんという人がいたというお話しをテレビで知って、ビックリしました。

今現在のインターネットシステムは、サーバーが居てクライアントが居るという構図になっています。サーバーというのはそのインターネットシステムを提供している、いわば「元締め」みたいな立場の存在で、サーバーをやっているのはほとんど大企業なのだそうです。

それに対するクライアントというのは、そのインターネットシステムを使っている私たち一人一人のことなわけですが、このような一極集中した「元締め」のようなパワーのポイントがあって、その周りにたくさんの「子分たち」みたいな存在がいるという構図は、あまり水瓶座的とはいえない構図といえます。

例外的に、水瓶座の中でもドデカテモリー獅子座になる水瓶座16度から18度前半には、このようなパワーが一点集中した構図が見られることがありますが、全体的には水瓶座というサインはフラットで平等な性質を持っています。

ところがp2pというインターネットシステムは、まったくの平等なネットワークのシステムで、さきほど書いたようなサーバーとクライアントみたいなインターネットの仕組みではないのですね。ですので、こちらのほうがずっと水瓶座的な構図になっているということができます。

「元締め」のような巨大パワーのポイントがある仕組みは、ちょつと蠍座的かな?「元締め」が企業であるあたりは、山羊座の要素も入ってきていますね。

でも、p2pはそうではなくて、どこにも中心点がないので、「元締め」と「子分たち」みたいな構図にはけしてならないシステムなのです。

そういった意味で、p2pはとても水瓶座的で平等なシステムということができるのですが、インターネットのサーバーとクライアントの構図でいろいろと管理をしたり、利益や情報を得ている企業や国家にしてみたら、p2pは旧来の秩序を保てなくなる、とても困ったインターネットシステムになってしまうのかもしれません。それを開発した当時、金子さんは京都府警に逮捕されているそうです。

少し前にアメリカ大統領選の終盤のときに、ツイッター社がトランプ大統領のアカウントを停止するということがありました。これなどはサーバーが「サーバー側の判断」を基準に、ひとりのクライアントのアカウントを停止したことになります。そういう権利の実行をサーバー側がやって良いのかどうか賛否両論ありました。でも、もしもp2pのシステムであったならば、このようなことはけして起きないことになります。

そしてまた、このp2pというインターネットシステムをお金のシステムに置き換えたのがビットコインということも知って、そうだったのか~と思いました。

水瓶座の時代ということを考えたとき、これからこのp2pやビットコインのような、革命的要素をふくんだ、開放されて平等なシステムが広まって行くことは、可能性としておおいにあり得ることなのだろうなと思いました。

木星と土星のグランドミューテーションにおいて、土の時代から風の時代に移行しているおはなしを、このnoteのマガジンで「水瓶座の時代」として書いていますが、およそ200年前から始まった土の時代に、今の資本主義という経済が成熟しました。

これから先の、風の時代のお金のシステムはどうなって行くのか?を考えたりイメージしたりすることは、とても興味深いことですが、このビットコインというお金の流れやp2pというネットワークシステムのようなものたちも、きっと新しい時代を切り開いて行くものになって行くのだろうと思いました。