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獅子座05度 「絶壁の端にある岩の塊」

マーク・エドモンド・ジョーンズの獅子座05度のサビアンシンボルは、Rock formations at the edge of precipice.「絶壁の端にある岩の塊」。

ここに使われている formation には地学としての「層」という意味がありますので、rock formations は「岩石層」という意味になります。そして precipice は「絶壁」という意味ですので、この英文は「断崖絶壁の端にある岩石層」と訳することもできます。

このジョーンズのサビアンシンボルは、「絶壁の上部の端に岩の塊があることが描かれているのだ」と、理解する人も居ます。その場合は、この岩の塊がもし無かったとしたら、絶壁から下に落ちてしまったかもしれないけれど、この岩の塊があったので落ちずに済んだのだと理解されています。

ディーン・ルディアはこの獅子座05度のサビアンシンボルを、Rock formations tower over a deep canyon.と言い換えました。この英文は、一般的には「深い渓谷に岩が塔を形成する」と訳されていますが、「深い峡谷の上に岩石層がそびえ立っている」と訳すことも可能です。

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