食材の四性と五味の話
ほぼ毎朝更新している朝活漢方ラジオの記事を文字起こししたらこんな感じになりました。
▼文字に起こした本文▼
本日は9月22日、金曜日の朝です。今日も朝活漢方ラジオの放送が始まりました。あっという間に金曜日がやってきましたね。本当に9月ももう終わりが近いです。毎日が本当に早すぎると感じる今日この頃です。声が少し枯れているような気がしますが、大声を出した記憶はありません。声が枯れるのは気候が乾燥してきたからかもしれませんね。
外は曇っていて、雨が降っています。空気も乾燥してきて、秋らしくなってきました。この時期は食べ物をしっかり摂るようにしています。特に梨は水分が豊富で美味しいですよね。季節に合った食材を摂ることは、健康に良いです。
私が漢方相談をするとき、生活の見直しについてもアドバイスしています。早寝早起きや十分な睡眠時間の確保なども大切です。また、食事についてもアドバイスしています。お菓子やパンなどは摂りすぎないようにすると良いです。
季節によって食べるべきものも変わってきます。秋は梨や山芋、蜂蜜などがおすすめです。これらの食材には潤いを与える効果があります。
食べ方も重要です。冷たいものよりも温かいものを摂ること、柔らかいものを選ぶことが良いでしょう。ご飯をしっかり噛んで食べることも必要です。早食いは食べ過ぎにつながることがありますが、しっかり噛んで食べると満腹感を感じることができます。
食材には様々な効果があります。中医学や薬膳の考え方には、「四性」と「五味」の概念があります。これらを考慮しながら食材を選ぶことが重要です。
そして、朝活漢方ラジオでは毎週日曜日の朝6時30分から「朝活漢方ライブ」を行っています。リスナーから寄せられた質問にお答えしたり、コメントを紹介したりしています。今週も放送する予定なので、質問をお寄せください。早起きして聴いてくださいね。
以上、お知らせでした。
四性の話
「四性」についての話をしましょう!「四性」とは、食材や食べ物の性質を指す言葉で、熱性、温性、涼性、寒性の4つに分類されます。これらは、食材が体を温めるか、冷やすかという要素を表しています。
熱性の食材は、体をガンガンと温める性質を持っています。寒がりの人にとっては、これを摂取することで体を温めることができるでしょう。ただし、過剰摂取は偏った食事になりますので注意が必要です。
温性の食材は、若干体を温める性質を持ちます。涼性の食材は、若干体をクールダウンさせる性質があります。そして寒性の食材は、体の熱を一気に下げる性質があり、体を冷やす効果が強いです。
ニンニクの話
これらの性質は他にもさまざまな食材に存在しますが、特に有名な熱性の食材としては、ニンニクがあります。ニンニクは好きですか?少し臭くなるのが嫌だという人もいますが、その臭いは熱性の特徴によるものです。しかし、ニンニクは美味しいですよね。パスタを作るときにニンニクをみじん切りにしてオリーブオイルで炒めると、その匂いが広がって食欲がアップします。また、ラーメンにもよくニンニクを入れますが、大学生の頃、ニンニクが大好きで3つや4つも入れて食べた結果、口がとても臭くなった覚えがあります。生のニンニクの方が臭いが強いので、食べた後はお腹の調子を崩してしまいました。これが熱性の影響ですね。
いかがでしたか?食材の四性についてお話ししました。食事のバランスには、体温調節のために適切な種類の食材を摂取することも重要です。皆さんも食事の際には、四性の特性を意識してみてくださいね。
柿の話
この時期、体内の熱が溜まりすぎてしまい、下痢になることがあります。食べ過ぎには注意が必要ですね。特に柿は今が旬ですよね。柿は体を冷やす寒性の食材なので、温めたり加熱することもあります。干し柿にすることもできます。寒性なので太陽のエネルギーをたくさん取り込むために柿を干します。干し柿は美味しいですね。私は干し柿が大好きで、山梨県から送られてくるコロガキという干し柿が特にお気に入りです。干し柿とワインの組み合わせも最高です。
また、カニも寒性でこれからの時期が旬です。私はカニ鍋が大好きです。カニは生で食べるよりも、カニ鍋やボイルにすることが多いです。これは寒性の性質を和らげるためです。やはりカニはカニ鍋が完成形だと思います。
五味の話
さて、五味には酸味、苦味、甘味、辛味、塩味の五つがありますが、これらは五蔵と呼ばれる五つの臓器に分類することができます。酸味は肝に分類されます。つまり、酸っぱい味が好きな人はストレスを抱えやすいのかもしれません。苦味はイライラを抑える効果があるため、イライラしやすい人は酸っぱいものや苦い味を摂ると良いでしょう。
ビールとメロンソーダの話
大人になるとビールが美味しくなるという話もありますね。子どもは甘いメロンソーダが欲しいと言いますよね。子どもはお腹が弱いことが多くて、甘いものを食べることで胃腸を助けていました。それぞれの好みや体調に合わせて、人それぞれ好きな飲み物や食べ物があるのは面白いですね。ビールは苦味があり、大人の味として楽しまれることが多いですが、甘いメロンソーダはまさに子供の心をくすぐる甘さです。
子ども補う力が弱いのでは甘いメロンソーダが欲しいという考えますが、大人になったら体にはいらないものが溜まりやすくなっています。ビールみたいな苦いものだけでなく、ゴーヤやウドのような苦味系のもの、山菜などを美味し感じるのはいらないものを出したり、熱を冷ましたりという効果があるからです。
辛いものは秋には良いですが、食べ過ぎると熱が溜まり、体調がおかしくなることもあります。生姜や唐辛子などの辛味摂ると味のスパイスとして効果的です。少量がおすすめです。また、イライラした時にも辛味を摂ることで気をめぐらせる効果があります。
このように、薬膳の専門家は体調に合わせて食材を選び、食べることを推奨しています。興味がある方は、薬膳に関する本を手に取りながら、どのような食材がどのような効果を持つのかを学んでみると面白いかもしれません。
今日の朝活漢方ラジオはここまでです。最後までお聞きいただき、ありがとうございました。お仕事の方もお休みの方も、育児や介護をされている方も、素敵な1日をお過ごしください。それでは、行ってらっしゃい!
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