舞台3連チャンの頃

ザ・ギースの単独ライブを観に伺う。
ここ最近の単独は全部拝見しているのだけど、毎回ギースのお二人らしいコントでありつつ、ちゃんとその公演の色があって、素敵だなぁと思う。
今回はタイトル通り、春爛漫!な雰囲気で可愛らしさと前向きな狂気に満ちたライブだった。
高佐さん、マジで何でもかんでも出来るやん・・・
あまりの器用さと熱意に、感動を通り越して戦慄。
すごいのになぜか醸される、狂気。
特に声を張ると、狂気。
やっぱり高佐さん、どうあっても映画に出て欲しい。
園監督とか黒沢清監督あたりに高佐さんの存在を猛烈にプレゼンしたい。
ていうか違うよ、私が撮りたいよ。
誰か資本をください。
尾関さんは毎回客席で見ていてもご挨拶しても思うけど、190センチ界イチのチャーミングだと思う。
だからちょっと痛いキャラクターをやっていても笑えるし、もっとあのキャラを見ていたいよ!と思わされる。
なんか、おとぎ話の中に出てきそう。
野田さんと尾関さんで、森の妖精のお話をやってほしい。
その森に本間さんに迷い込んでほしい。そして人間なんだけど、妖精の仲間になってほしい。
たぶん、ずんのやすさんも森の仲間だと思う。
そして森を伐採しにくる、高佐さん。
それも私が作るんで、誰か資本をください。
笑った後は、小雨の中を自転車で移動して打ち合わせ。
やはりなんだか狂気が漂う。
こちらの狂気は心地よくなかったので、早々に終わらせて知人に会いに。
久々にお酒を飲んだ。

昨日に引き続き、ユーモアの摂取にと、A先生の朗読イベントに行く。
山脇さんの声は唯一無二だなと再確認し、存分に堪能する。
ここ最近の山脇さんには、見ていて迷いが感じられなくて、感嘆してしまう。
でも迷いというか、揺らぎがある山脇さんのお芝居も好きなので、その辺りは私が担当しよう・・・と客席にて謎の決意。
ラブレターズの溜口さんは、舞台に立つ基礎体力みたいなものが凄まじいなと、出自を知っているからかもしれないけどいつも思う。
そしてコントの朗読って、もう誤魔化しようがないというか、台本をそのまま味わうというか、あれが成立させられるのはスゴイことだと震えた。
朗読につきものの気恥ずかしさが、オモシロで拭い去られていくのも良かった。
また芸人さんとお仕事させて頂きたいな。
言霊言霊!
どんなに慣れ親しんだ方でもどうしても楽屋でのご挨拶は苦手で、「お疲れ様でした」以外の文字を口にできるようになりたい。
楽屋挨拶に限らないけど、本当に会話の瞬発力がないんだよ。
直したいんだよ。
よし、これも言霊、今年は会話の瞬発力を高める。
って具体的にどうしたらいいんだ!
でも高める!
言霊!ヤー!
今日までの割引券を使いに新宿に買い物に出たら、まだしつこく続いている咳が急に止まらなくなって、オシャレなスペースで死にかけた。

オススメされて「キンキーブーツ」を観にいく。
ステージの内容もさることながら、劇場に若い女の子がいっぱいいて、それも友達と連れ立って全力でキャイキャイと舞台を楽しんでいて、それが何より胸熱だった。
決して安くはないチケット代。
そのお金を払って、おしゃれして劇場に友達と来て、終わったらご飯も食べて、そういうふうにエンターテイメントを楽しんでくれていることが何より嬉しかった。
それもドラァグクイーンのお話。
三浦春馬さんに、ひたすら釘付けであった。
あの歌声と色気はスゴイ。
ボクサーの姿で半裸になった時、マジで見ちゃいけないもんを見てる感覚に陥ったものね。
しかし「他人のあるがままを、受け入れろ」このメッセージを、あの劇場にいた人がどれだけ真正面から受け取ったかわからないけど、劇場が出来ることは、あるんだ、と思えた。
令和の時代もずっとずっと、若い女の子がこういう時間とお金の使い方を出来る日本であってほしいものです。
と言ってみたが、元号が変わったことに大した思い入れはないし、むしろメディアのお祭り騒ぎには辟易としてしまう。
テレビでは上皇夫妻と天皇夫妻について、上っ面だけの報道ばかりが垂れ流されている。
そういうことではないはずだ。
利用するなよ。
本当に日本を愛するなら、象徴であった人の覚悟と引き際を、あろうとする人の重責と決意を、一つの家族を、都合よく演出するな。
そして本当に変わるべきことは何一つ変わっていないこと、騒ぎに紛れた影があることを、忘れてはいけない。

惰性で続けるべからず。

うんうん唸りながら、シナリオ書き。
ある程度見えていたはずなのに、いざ会話を書いていくと全く進まない。
どうしたらいいんだ〜とスマホ見ちゃって、そのまま盛大に時間を無駄遣いした。
おかげでノルマ終わらず。

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