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器用貧乏から卒業したい

私は器用貧乏だ。
勉強も人間関係もどれもそうなくこなせるが、突出したものがなくここまで来てしまった。

なんなら大学まで勉強も人間関係も得意だと思っていたが、下記3点から社会での生きづらさを感じている。

1.都合の良い人と自覚したこと
高校の時から非常に仲良く苦楽を共にしてきた友人がいたが、大学に入ってから友人は絵に描いたような大学ライフを謳歌し始めていた。それでも定期的に会って互いの進捗状況を共有していたが、その友人がアルバイト(私の大学の友達が働いていた)をバックれたと聞き、LINEをするとブロックされてしまった。LINEでは別に叱るつもりもなく、「あーこの子ならやりそう笑」と思いつつ、連絡をしただけだった。
仲が良かっただけに、落ち込んだが、他の友人からは「あの子と仲良くやれてた方が珍しいし、体力をすり減らすだけだったよ」と言われた。

そういうことが何人かあった。(何なら最近も一人音信不通になった…)
変わった友達とも仲良くできるけど、その子達は平気で突然連絡しなくなるし、精神状態がおかしくなるとすぐ依存してくる。下手に見捨てられないから話を聞いたりするが、元気になるとすぐどこかへ行く。大抵のことを断らないから、都合の良い人だったのだろう。

2.接客をすごく評価されるが、身をすり減らしてる感覚があった
大学生の時、5年ほど某カフェでアルバイトをしていた。理系学生で多忙だったため、毎日は働いていなかったが、働きぶりを評価していただき、あっという間にマネージャーになった。

接客は楽しかったが、天職ではないなと感じた。上手くやれるけど、身を削ってる感覚があった。
お客様へのハイパフォーマンスとバイトへのケアを常に考えていると、嫌な立ち回りは必ずしなきゃ行けなかったし、売上のためにお客様への商品のプッシュも必要だった。でもお客様が嫌がる気持ちも非常によくわかったし、バイト達が私が八方美人だと言うのもよくわかっていた。
自分がやらないと誰もやらないという謎な責任感と他者の気持ちへの共感力から、「あー自分はこの仕事を心から楽しめない」と感じていながらも、評価され続けた。他者からの評価と疲労に大きなギャップを感じていた。

3.全然好きじゃない研究職についてしまった
私は某メーカーの研究職についたが、これもまた楽しめないまま続けている。悲しいことに、下手に器用だから、そこそこ出来てしまいながら、その道のプロには敵わないと痛感している。

理系の分野だと変態(いい意味)みたいにその分野が好きな人が何人かいて、その人には絶対に敵わない。だって好きで好きで仕方なく仕事している人は、失敗しても何度も立ち上がってくるし、どんな些細なことでもちゃんと喜べるから。
私はその分野は大好きだけど、研究は全然好きじゃない。だからイヤイヤやっている部分もあるし、何なら好きも嫌いも何の感情もわかないから、失敗しても成功してもあまり靡かないし、感動もしない非情な人なのだ。

これは余談だが、でも何故その仕事を辞めないのかと言うと、ずっと続けているから、他の分野よりもやや長けているし、この分野でもっと自分に向いている職種があるのではないかと探しているから。決して諦めているわけではない。

こんなことを自覚してから、何にもやる気がなくなっていて、友達が少しずつ減っていくことにも悲しく感じていた。

今年からはそんな自分を脱出したい。
友達には自分から声をかけて仲良くし続けたいし、仕事も何かしら武器を見つけて新たな職種に挑戦したい。
趣味も作りたいし、発信することも挑戦したい。
そんな結びの曖昧な、嘆きのような決意のような投稿でした。

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