第1編 第2章 原産地決定のための方式
第1節 実質的変更1947年ガット
そもそも、原産地規則について国際的に定めた規律は極めて数少ない。原産地をどのように決めるのかということに関しては、1947年ガット(General Agreement on Tariffs and Trade: GATT)の準備段階において、最恵国条項の適用のために物品の原産国を決定することは輸入締約国の国内法の規定によるべきとの議論があったとおり、ガットに原産地規則の内容に踏み込んだ規定は存在しない [1]。
京都規約
国際規律