日常の中に散りばめられている扉を見逃すな!

昨今ルーティンワークというものが推薦されていて、合理性を追求した考えが広がっているように思える。何時に起きて何をしてどう過ごすかの流れを出勤や家事、生活の中の動きをあらかじめ自分で設定してそれを守るようにきっちりとこなしていく。その中で生まれる生産性の産物が発展したものビジネスにおいてマネタイズ、資金を生み出していく。そこにマーケティングやブランディングといった手法を使ってあの手この手で消費を促していく戦略の経て、欲しいものをすぐに生産し、ないものは生み出され、破棄されるまでの時間も圧倒的に短期的になり、環境問題にまで発展するほどに物は飽和状態になった今は、物質を必要としない情報そのものを今度はそこにまでに至る思想や思考の、手法のプロセスをマネタイズしている現状に思える。一見してどこにも無駄がなく、物質的な諸問題は少し回避されたようにも見えるが、ここにも気がつきにくい落とし穴が隠されていた。意外と見落としがちで、むしろ前のめりにそちらの方向へと突き進んでいるように見えている。良いか悪いかの話しではないし、それは本人が自覚した上で取り組めば良いだけだと念頭に置いています。という僕もこうして情報という形でここに提示している以上同じことをしている自覚した上で、子供達に何か一つのきっかけや示唆になればそれで良い。

ある見方を通してや視点を経由しての物事の判断は究極に自己の感覚を鈍らせる。
という話をしたい。こうして文字や動画を通して簡単に人の価値観というものに触れられるようになっている現在は特に何かあるとすぐにインターネットで調べてすぐに知れるようになっている。ひと昔や数100年、数千年から人は思想に耽る生き物のようで、そのお陰で哲学という概念が生まれ、膨大な時間を経て思想されたものを書物を通して感じさせてもらっている。それによって知り得なかった感覚に触れることができて、新たなる物事を見る、感じる視点を得ることができた。そうでなくても物事の根源的な要素を追求する感覚はすでに持ち合わせているようにも思えるけど、いつも落とし所に迷う、というかそこの着地点を見出すまでに時間があまりにもかかってしまう。人生をかけて見出される個人の感性みたいなものは死ぬ間際まで向き合っていきたいと思っているけど、瞬間瞬間にぶつかる疑問や葛藤なんかはできるだけ早く解消して踏まえて前に進みたい。そう思う自分はこれから言うことに矛盾も感じているが、自覚した上で物事と向き合うようにしている。

僕もインターネットで調べ物は大いにする。むしろすぐに調べる。と同時に自身の感覚でも探るようにしている。味、匂い、感触、などの体感は特に感じようとするし、人から聞いた、何かから知ったとしても、最前線に自ら感じれる場まで乗り込む。そこから知る。自分の感性を。
思想にしても、自分の中で見出せれなかったものの答え合わせをするかのように調べ物をしたり、聞いたりする。それまでは苦悩の一歩手前まで葛藤することもあるし、迷宮入りの道をさまようように手探りで自分なりに深く考え込む。パッと閃く感覚もある程度はあったりもするけれど、常々そうだとは限らないしどこまでも宇宙へ、どこまでもミクロへと向かっていることもある。それが何の意味があるのかどうかはその時はわからない。でも自分の内から湧き上がる疑問に真剣に向き合うようにしているというよりかは、そうせざる得ないほどの性格のようで、これがまた人に話したところで分かり合えないことが多いことがまた困ったものだ。唯一分かり合えたと思えた方々は60歳以上の年配の方が多く、その方の背景を覗かせてもらうと、見事に葛藤を繰り返してどう考えても蛇行を繰り返す回りくどい生き方をされているように思える。失礼な言葉ではあるけれどこれをご本人と話しても笑って話せる間柄というよりかは同じむじなと感じてもらい、心底笑い合える。お互いの傷の舐め合いにも見えるこのやりとりだけど、ここの部分で分かり合える、笑い合える人はなかなかいないのが現実。僕の人生では多くは知り合えれていない。望んでもこればかりはどうしようもない。天命に任せるほかないか、次世代の思想者を育てるしかない。おこがましいとは自覚の上で自分が望むならそれしかない。でも、ここの部分で知り合えるというのは計り知れないほどの貴重さがあって、本人が成り行きの中でそうなった状態、性質の思想と出会いたいと本心では思っている。
つまりは自分の体験や体感を通して押しはかられた感覚から生まれる感性から思想が広がるその世界観を自分の人生の糧として大切にしていきたいという話でした。かといって人の意見やインターネットで見聞きしたものも無碍にする必要はなく、その辺りの判断こそが葛藤の入口になっていけばある程度は物事は自分で考えられる人格になるのではないかと思っています。
迷いや葛藤するこから逃げ図、避けず、真摯に向き合って向き合って向き合い続ける中に生まれる閃きを財産にしていけば吉。

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