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女1人、大谷翔平を見に行った話④

いよいよドジャースタジアムへ

 時差ぼけもあり、起きたら7/19の昼過ぎだった。既にルームメイトたちはいなかったので、ゆっくりシャワーを浴びてメイクをする。ついに、憧れの地に行けるんだなぁと。
 試合前のPregame tourも予約していたので、近くのスーパーでサンドイッチを購入して食べたら早めに球場へUberで向かった。

 Uberは降車場があり、そこからは徒歩で向かう。早速見えたのが、この標識。

 見た瞬間、喜びで体が震えた。ついに来たんだ。夫や家族の反対も蹴飛ばして、自分のお金でここまで来たんだ。開場すらしていないのに、少し泣いた。


いよいよ球場内へ

 何人もの人にツアーの集合場所を聞きながら、ようやく辿り着いた。16:10からのツアーなのに、ついたのは確か14:30とか。待ち時間で、祖父にLINE電話をかけた。わたしにとってメジャーリーグは、祖父がテレビでよく見ているものでもあった。「今どこにいると思う?ドジャースタジアムに1人で来たんだよ」と言った時、祖父は「なーにやってんだバカモン」と笑ってくれた。わたしは旅先から祖父に電話をかけるのが好きで、毎回似たような反応をしてくれる。それでも外国からかけたのは初めてだった。「今日の試合、中継見てたら映るかもよ」なんて話した。サプライズ成功。
 そんなことをしていたら自分のツアーのグループが呼ばれ、手荷物検査をして球場内へ。その日はNative American Heritageという日で、先着1万人にキャップが配布された。こういう来場者プレゼントを確実に欲しい人は、プリゲームツアーに申し込んで先に入場するのがおすすめ。

球場入ってすぐ
球場のセンター後方から記念撮影🏟️
ドジャースの練習も見学
バックネット裏に降りて記念撮影📷
有色人種への差別がまだ根強い中、道を切り拓いたジャック・ロビンソンのユニホーム


 ツアーでは球場内をぐるぐる回りながら、スタジアムの歴史やドジャースの伝統など、1時間ほどかけて見学。説明は英語なので半分くらいしか分からなかったけれど、充分楽しめた。普段選手たちが通る場所にも立ち入れて、「大谷もここを通ってベンチに行ってるんだ」と思った。
 ツアー終了後、参加者はそのまま残って練習見学ができる。ブルペンを上から見たり、球場内を散策したりと楽しい時間だった。

試合開始〜レッドソックス戦

 席は2日共にLodgeレベルのバックネット裏を取った。レッドソックスは1番レフトで吉田正尚が出場。ドジャースも1番DH大谷で、日本人メジャーリーガーの活躍を見た。ヘルメットに入った大きなナチョスを頼んでみたが、わたしの胃には合わなかった。美味しいけど重すぎる。ジャパニーズ肥満の敗北を感じた。
 水を汲みに行こうと思って席を立った時、隣の席の子供のジュースを蹴ってこぼしてしまった。お詫びにクッキーをあげたら喜んでくれた。本当に申し訳なかったな。
 やっぱりアメリカが本場だなと思ったのは、「Take me out to the ball game」を球場にいる全員が歌う場面。老若男女問わずファンが肩を組み、身振り手振りと共に大声で歌っている。応援しているチーム名を叫ぶところにも、チームへの強い愛と熱い思いを感じた。野球というスポーツが、強く深く根付いている。日本よりも、濃い血を感じた。
 試合はドジャースのフリーマンが3ランを打って逆転勝利!興奮する試合だった。アウトレットストアでお土産用のTシャツを4枚購入したり、試合後のドローンショーも楽しんだ。Dodgers Expressでユニオン駅まで戻り、Uberでホステルに帰り着いた。
 Uberの待ち時間に1人で待っているのが怖くて、元恋人と電話をした。「最近新しい彼女ができた」と言われ、ショックを受けた。そりゃそうだよな、別れたの何年前だよ。6年前とか?ましてやわたしは結婚までしてるのに、なに執着してんねん。
 Uberの車がテスラでテンション上がった。宮下草薙の宮下が乗ってるやつだ!って。車種はわからないけど。テスラと言われたら宮下。

ヘルメットに入ったナチョス
ドローンショー
ユニオン駅と球場を結ぶシャトルバス

 続く。

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