昭和DTMオヤジの無料でミックス&マスタリング日記(その1)
昭和の時代は無縁だったミックス&マスタリング
80年代にはもちろん「DAW」もなくDTMという言葉すらない時代。打ち込み作成したものに歌やギターなどの生演奏を加える場合は「マルチトラックレコーダー(MTR)」を使う事が一般的でした。ミキサーもアナログであって3バンドEQ程度で当然リバーブなどのエフェクターも搭載されてなく自力で綺麗にミックス&マスタリングは到底無理。その場合はレコーディングスタジオで録音しプロにお任せが当たり前でした。今や無料の「DAW」でも高品質のミックスができ感心する反面、大変だなとも思いました。
当時最先端のデジタルミキサー「DMP7」
当時3バンドEQがある8chミキサー(モノラル入力)とリバーブ含めたエフェクターを買い揃えるとなると30万は少なくとも掛かったでしょうか?そんな中、画期的な製品「YAMAHA DMP7」が登場しました!これはマルチエフェクター「SPX90」が3台相当が内蔵された8chミキサーで、ボリュウムやEQ、エフェクト設定をメモリでき、MIDIで各部の制御も可能で正に「DAW」のミキサーに類似しています。しかもボリュウムフェーダーがモーター駆動しウニウニ動かす事ができる当時最先端ミキサーで真っ先に導入しました。
ダイナミクス系エフェクター習得への道
シンセサイザーなどの電子楽器は生演奏と比べあまり「音量差」がないともありダイナミクス系エフェクターをあまり使った事がなく、あって「MTR」に生歌録音の時に音割れ防止と音量の粒を揃えるためマイクをギター用の「コンプレッサー」に直接突っ込み代替したり、マスタリングで2chのリミッターでカセットまたはDATに録音時のピークオーバー防止程度に使う程度でありました。「MPC Beats」にも様々なエフェクターは搭載されていますが、人気あるフリーのものを試す事にしました。(次回へ続く)
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