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統計検定準一級勉強の感想③

イラストはジャックナイフ法と聞いて最初に浮かんだイメージ

勉強の感想(WB6~9章)

 2週間で4章しか進まなかった。が山場は越えられたと思う。
 WBは章によって難易度に差があると改めて感じる。前情報で知っていたが、7章と8章は結構難しい。
 難しいというのは、まず内容が難しいというよりはWBの説明が乏しいので、概略が理解できてももう少し詳しい説明が欲しくなる。それで参考書とかWEBサイトを巡る必要が出てくる。これが難しいと感じる理由。つまり進めるのに時間がかかる。
 あと章末の例題だが、これは7章8章に限った話ではないが、その章やそれ以前で十分に取り扱っていないものを問題に組み込んでくるため難しいと感じる。僕の意識としては、説明部分でインプットして例題でその知識を使ってアウトプットするというイメージなのだが、このWBでは説明部分でインプットして例題でもインプットしつつ少しアウトプットするという感じ。だから例題が初見で解けなくてもあまり気にする必要がないのかもしれない。そもそも例題は解説を見ながら解いても良いとさえ思う(だがWBの解説は・・・)。
 
 実際に各ブログを見てみるとこの点についてはいろんな人が触れている。そもそも読んでも内容が分からないとか、例題の説明が説明になっていない(と感じる)とか、説明文が日本語になっていないといったことが結構あるようだ。すべてに共感はできなかったが。
 中には微積や行列の部分が分からないから途中式をかけというのもあったが、流石にそこまでしているとリソースが足りなくなるけど、それでももう少し解説は詳しくしてもいいと思う。現状だとそこそこわかる人向けの解説なので実質的に解説の意味が薄い。
 どうも大学教授に書かせるというのが良くないという話もあるけれど、大学教授が書いていてももっとわかりやすい統計学の本はいくらでもあるからそこは問題ではないのかなとも思う。ページ数の問題なのか、著者の説明能力不足か(失礼)、著者のやる気の問題(失礼)なのかなとも思う。
 大学レベルの勉強であればいろんな参考文献を見て学習するのは、僕としては当然だと思うけど、このWBはハナからWBで勉強することを想定していない作りになっていると思い始めた。既学者が統計検定準一級を受験するための作りというか。
 では既学者が知識を確認するために最適かというと、章によってはザッと見直すにしても記載ぶりがそれに適していないところも結構あると感じる。某マセマ本のように章末にその章の基本知識をまとめておいて欲しいなとか思った。これは復習がてら自分で作ろうと思う。

 気を取り直して、次の10章から15章までは簡単だったり2級の内容だったりですぐ終わりそうだ。実際9章の信頼区間のお話は多項分布の差以外は2級で散々やったところだった。その分WBの説明も乏しい簡潔だったが。

勉強の進め方

 上記のWBの性質を踏まえて、今後の勉強の進め方を考えた。(3月中にWB終わりますかね・・・?)

  1. とりあえずWBを章の順番通りに進めていく。

  2. まずはWBの説明を読む。この時、WBで初見の知識が理解できなくてもそういうものだと考える。

  3. 2での理解にかかわらず、その知識について参考書やネットで調べて知識を確認する。※余程簡単な内容であれば飛ばすか検討

  4. 例題を解く。ここで初出の内容が出てくるところもあるが、初見でもとりあえずできるところまでやってみる。30分程度かけても終わらなければ切り上げて解説を見る。ここで解説はWBの解説ではなく、ネット上に載っている詳しく書かれているほうの解説を見る。

  5. 自力で解けなかった例題は自力で解きなおす。

所感(と愚痴)
 ポイントはWBに期待しないことだと思う。確かにWBは資格試験の範囲を網羅しているけど、それ以上のことはない。もともと統計学を学ぶ本としての評価は芳しくなかったし。これが問題でモチベーションを下げるようなことは避ける。
 そもそも勉強の動機が統計学への理解を深めることなので、「WBを読んでもわからないし難しいからこの章は捨てよう」とか、たとえ理解できても「はいそうですか」と進めていくのは僕には合っていない。資格試験対策として非効率な勉強になったとしてもそこはしょうがないと思う。資格取得はあくまでも過程であり、一定の指標に過ぎず、目標ではないわけだし。

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