統計検定準一級勉強の感想⑤

イラスト書いてる程時間的精神的余裕が無い・・・!

勉強の感想(WB15~19章)

 WBは3月3日時点で14章まで進んでいたようだ。これを書いているのが23日なので20日かけて5章を進めたということになる。予定よりかなり進捗が遅いので、少し勉強の進め方を変える必要がありそうだ。
 とりあえず各章の勉強の感想を書いていく。
 15章は確率過程の基礎で、14章のマルコフ連鎖も確率過程の範疇だから頑張ればいけると思ったが、WBの解説がかなり難しい。「松原望の確率過程超!入門」を中古で購入したが、https://note.com/im_spring_man/n/na8329d8bd0b2で書いたとおりあまり自分には向いていない本だったため中断。WBの内容を網羅していないし、いかんせん読みにくい。変な口語体なのも気に入らない。
 代わりに本屋で色々と探した結果「確率過程の基礎」(R.デュレット)が分かりやすいと感じたため購入した。今からこの本を通読するようなことはせず、範囲内の部分のみを読んでいこうと思う。本当はじっくりやっていきたいところ。受かったらじっくりやってもいいかもしれない。確率過程の分野は常微分方程式とか集合論とかやらなきゃいけないのだそうで大変そうだけど結構面白い分野に思える。

 次16章。重回帰分析はRを使えばすぐ結果が出るが実際に何やってるのかというのを勉強していくと行列の知識が必要だったりで結構手間がかかる。結果の読み方や論じ方は2級でもやった気がするが、正則化はやったことがなかった。ただ、WBの解説だけだとどういうものなのか直感的に理解できない。この後例題を解いているときに、正則化の説明は例題を解きながら読むべきだったということに気づく。プロットしたものを見て論じていくようだ。多分この辺の込み入った計算を試験でやらせることはないんだろう。ただ、スパースになってるかどうかというのは少し練習しておかないと自身をもって答えられなさそうだなと感じた。正則化はイメージはいきなりWBを読んでも萎えるだけだと思ったのでヨビノリの動画を先に見ておいた。この動画だけで問題が解けるようにはならないけど、解くときに脳内でイメージするときに役に立ったと感じた。
 実は16章でかなり時間がとられた。というのも、WBの解説だとイマイチ理解した気にならないので「多変量解析法入門」(永田靖・棟近雅彦)を読んでいたからだ。ここで単回帰の復習から初めて、気づいたら1週間以上時間が経っていた。これが原因で勉強の方針を変えることにした。

 17章は回帰診断法。解説だけだとおよそ2.5ページしかない。内容は難しくないのでサラッと読んで例題が解けたからそれで良しとした。もし過去問が解けなかったらもう少し調べて勉強しようと思う。

 18章は質的回帰。プロビットは学生時代に少しやったので何となく簡単に感じたが、他は未知のエリアなのでブログ等の解説を見つつWBを進めた。変換・逆変換とかを意識して読むと重回帰と何が違くて、どういう過程で推定しているのかわかる。例題でもそんな感じの問題が出た。
 連結関数はあまり理解できていない。というか連結関数というワードは最初から出てくるのに解説が章のラストっていうのは何なんですかね。この辺からもWBがいかに初学者向けでないかというのがわかりますね。

19章は回帰分析その他。というかほとんど生存時間解析の章といっても過言ではない。肝心の内容だが、カプランマイヤーとか図を用いれば理解しやすいところでも活字と数式でつらつらと説明されているので初学者の自分では理解するのが難しかった。生存時間解析を解説している医療統計系の方のブログと動画を見つけたのでそれを見てから読んだら少しは理解できたが。ここは一応別でテキストを購入すべきかなと思う。とりあえず今は例題が解けるようにしておく。ただ、尤度関数を書けとかいう例題って出るんですかね?これって尤度関数の形を知っているかどうかっていう問題だし、実践的な問題と言えるのだろうか。生存関数求めるのに積分させてみたりとか。まあやらせたいことはわかるんだけど、なんだか定義を知っていれば後は数学するだけっていう問題がちょくちょく出てきて疑問を感じる。

 勉強の感想は以上。

勉強の方針

 従前の方針を変更することにした。進め方は以下のとおり。

  1. WBの順番通りに進めていく。

  2. WBで初見の内容を学ぶときは事前に少しだけ予習しておく。

  3. WBの解説を読んで、途中で他の書籍に寄り道せずにそのまま例題を解く。

  4. 例題が解ければOK。WBの解説を見つつ例題を解ければそれでもOK。次に進む。
    WBの解説を見ても例題が解けない場合は他の書籍を参考にする。

  5. 1章から少しずつ復習する。具体的には例題を解くこと。

 まず、初見の分野が増えてきたので事前にイメージをつかむための予習を入れた。これは移動時間とかで行うことにする。
 次に、例題を解いたら次章に進むことにした。これはある程度理解が不十分であっても次に進むためである。
 他の書籍を読みすぎてかなり進捗が遅れている。仕事との都合で試験を受けれるリミットも一応あるし、準1級に受かったらPythonで実際に手を動かして実践したいので早めに受かりたいと思ったので、早く受かるための勉強に切り替えることにした。
 正直、こうなると準1級という目標が邪魔になりつつあるのだが(WBもわかりずらいし)一定程度の統計学的知識を得たという証明が欲しいという欲求があるのも事実。だからとっとと受かって終わらせよう。合格点は60点なのでWBを完璧にせずとも受かるため、やりようはあると思う。実際、先駆者の中には何度か受けて半分運で受かったような方もいたようだ。
 なんだか当初のスタンスから大きく外れてダークサイドに堕ちた感じの勉強法だが、これが現状でベストな方法だと思う。


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