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変な人になりたい

きゃー!
ど、どうしたんだ!
このおじさん、「変」なんです!

という掛け合いを思い出していた。
みんな大好き「変なおじさん」のいつもの掛け合い。
あのおじさんは多くの人が慣れ親しんだ日常に少しの刺激を与えてくれる存在であって、だからこそ面白みがあって、愛嬌を感じて、好感が持てる。
まぁ志村さんだからという点は無視できないけど…。

つまり何が言いたいかというと「変」というのは一概に悪いと言ってはいけない性質なんじゃないかということです。
世間的には「変な人」「変な家」「変な癖」「変な服装」というものは忌避されるという印象があると思います。人は基本的に知らないものを怖がる生き物だからです。
でもよく考えてみると、今まで世界の文化を生み出してきたもの・支えてきたものは色んな方向の「変」だったのではないでしょうか。
そもそも誰も考え付かなかったことを実行して、生み出していくという行い自体が「変な行動」です。なぜならそれが生み出されるまで、何をしているのか分からないから。

絵が上手くなるために、下手な絵を一日中描いている人がいるとして、
その絵を見た人はどう思うのでしょうか。
「こんな下手な絵ばっかり描いて、時間がもったいない。変なやつだな。」
ギターを一日中、腱鞘炎になるまで引き続けている若者に、
「下手なくせに毎日弾いて怪我するなんて、馬鹿なんじゃないの。」

そうやって変な人として見られることは、大正解なのかもしれません。
その努力は結果になった時に、誰にも真似できない代物だと証明されるのです。
だから僕は「変な人」になるのが今の夢です。

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