アカルイミライ
明日から夏休みかぁ、いいなぁなんて呟いたら
全然よくないよ!と強めの口調で反論された。
なんで?いいじゃん夏休み。
夏休みって言ってもねぇ、やることいっぱいあるんだよ!自由研究とか読書感想文とかさ。
あーいやだいやだ。
なるほどね。
まぁほら息抜きにさ、かき氷食べに行ったり海行って貝とったりしようよ。うん。
スイカ買ってね。あとアイスもね。いいよ。
ママはジブリ展観に行きたいなぁ。
行こう行こう!船乗ろう!うどん食べよう!
気が向いて押し入れの片付けをしていたら
dictionary100号がひょっこりと現れた。
未来を明るく照らす知恵?これいつのだっけ。
平成16年か。今は令和で、、何年前だっけ。
いつの時代も未来を語る。
こんな苦しい時代には、と誰もが口を揃えてぼやく。
今はいい時代ですねぇなんて微笑んでいる人など
見たことがない。
今がどういう時代かなんて後で振り返ってみて初めて客観的に捉えられるものなんだろう。
そういう意味では「今はいい時代だと思いますか?」なんて問いは愚問も愚問である。
アカルイミライ、ねぇ。あぁあの映画。
オダギリジョーがクラゲを飼って、どうなるんだっけ。忘れてしまった。
忘れるのは才能だ。いいことも悪いこともいつかは忘れる。うまく選べないのが残念なところだけれど。
たまたま開いたdictionaryのページにはでかでかと「気合いだー!」と書かれていた。
バナナマンの設楽さんが呟いている。
浜口親子の真っ直ぐさ。はだかでぶつかり合う人間関係をつくること。人と本気でつき合うこと。
形じゃない目に見えない
「気合いだー!」を皆がつくれれば未来は大丈夫でしょう。形のある物はいつかは壊れるから
そうか、はだかか。
変態になればいいのか。(ちがうよ)
もうそろそろ靴下を脱ぐか。
なんて毎回呟いているような気もするけど。
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