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超!面黒い!👉 過去500年間 欧米諸国が使う植民地統治手法 (丸谷元人氏情報より) 🐧💦

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丸谷元人氏による講演の文字起こしです。前〜の講演ですが面白いと言うか、面黒いです。マスゴミに出演するお偉いさんも、これくらい興味深い本当の事を話してくれれば、たまには 📺テビレ を見るのにね〜。 🐧

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🔴 過去500年間 欧米諸国が使う植民地統治手法 🔴

皆さん、こんばんは。今月もわざわざ起こしいただきましてありがとうございます、丸谷でございます。 今日は今までと少し違いまして、ちょっと歴史的なことをお話をしてまいりたいと思っております。 中でも今日題にいたしましたのは、「分断統治の構造」ということで、実は日本が封じ込められてきたのではないかと いう観点からお話ししたいと思いますので、100分程度、皆さまにお付き合いいただきたいと思っております。

まず、まさに昨日、おととい、先週くらいから朝鮮半島、韓国がえらくもめております。 分断の歴史というか、朝鮮半島38度線で分かれてからずっと軍事政権であった韓国がようやく民政に移管して、とはい え、まだまだ民主国家とはいえないような状況が続いております。

南北、北朝鮮の状況もまさに日本の周辺で起こっている分断の現在進行形ということですけれども、分断して統治する という手法、これは実は過去500年間、世界各地で植民地を作り、異民族を支配してきた欧米諸国が得意とする手法で あります。 私自身、彼らが何でこういう手法を思いついたのだろうかということを考えながら少しご説明していきたいと思いま す。

こういう分断統治法というのは非常に有効でありまして、例えば戦略的に重要であり、あるいは魅力的な資源を有する 国や集団を統治する際によく使用されてきたということなのですが、その戦略の根本は、支配される側の結束を分断す るということであります。 例えばインドのケースでいきますと、人種、そしてイスラム教、ヒンドゥーのような宗教、それからインドでもいろい ろな人種というか、地域によって違うわけですが、地域の差異で分割した集団を互いに反目させるということです。

インドの場合、特にカーストというものがあります。 カースト制度は現代でも非常に厳しいものがございます。 インドのカースト制度を感じさせる場面に遭遇された、という方おられますか。 見たことがある、「インド人、実は結構やるな」という方はおられますかね。

私はインドにある子会社でセキュリティをやっていたときに、インドの会社とも関係してやっていたのですが、「年末にパーティーをやりましょう」、例えば「同じ管理部門の中でパーティーに行きましょう、食事行きましょう」と言います。
そうすると喜ぶ人はわーっと喜ぶのですが、「行かない」という人たちもいるわけなのですね。

なぜか、別に家で忙しいわけでもなければ、奥さんに怒られるわけでもないのです。 実は、行こう、行こう、と言ってる人たちが自分よりもカーストが上なのですね。 それで、「行かない」となります。

もしわれわれが、「そんなバカなことを言わないで、一緒に行こうじゃないか」と言うと、今度は上のカーストとされ る人が、「何であいつら呼ぶんだ、冗談じゃない」ということを言い出すのです。

結構穏やかな人たちだったのですが、そういうときにその人たちの中でも、実はかなりそういうことがあるのだなとい うことを感じました。 実際の仕事をしていても感じますし、みんなで行こうと言ったときに、ちょっと何人かが抜けてしまったりということ は、大体カーストが問題である場合が多いのですね。 それをイギリスは非常にうまく利用して、数百年インドを統治してきたということであります。

一方インドネシアのケース、インドネシアはオランダが300年以上統治をしたわけですが、インドネシアの場合はむし ろ地域ごとといいますか、そこもやはりスマトラ島とかジャワとかでいろんな人種や言葉があるわけですけれども、彼 らはあえて合体させなかったということです。 インドネシアも、中国なんかも少し前までは、今でも一部そういうところあると思いますが、山を1つ越えると言葉が 通じなくなってしまうということがよくあります。

そして、インドネシアの場合もこういう人たちを一緒にさせなかった、つまり共通語も作らなければ、全く相互の交流 をさせなかったということです。 一方、オランダ人と現地人のハーフの人たちというのは、ちょっと良い待遇をして、それで自分たちの駒として使うの です。 すると彼らも半分白人の血が入ってるものですから、自分たちの方が上だという意識があって、それで互いに反目し合っ てやるということですね。

マレーシアのケースも全く同じです。マレーシアは当然イギリスが支配したわけです。 そこにはもともと土着のマレー人がいたのですが、そこに華僑と印僑を入れました。 それで華僑は商売、印僑には金融に携わらせまして、それで互いにけんかをさせるのです。 そして三者で交じり合ってけんかをしてどうしようもなくなったら、最後には白人のマスターに、「マスター、マス ター、何とかしてください」というふうに大岡裁きを頼みにいくという統治の方法であります。

統治の方法といっても、特にイギリスのやり方というのは非常にうまかったのだなと思うのですが、今日もこの影響と いうのは残っております。 マレーシアの場合は1960年代に、マレーシアのナショナリズムが勃興して、マレーシア人であれば、例えば選挙だとか 何とかいろんなもの、教育とかも優遇されるという、いわゆる逆差別的なものを導入して、今日もまだそれが引っかかっ ている、問題になっているということもあります。

ルワンダのケースなどもそうです。 ルワンダはベルギーにずっと植民地にされてきたわけですが、ベルギーはツチ族とフツ族の対立というものをものすご く扇動しました。その結果、94年くらいだったと思いますが、ルワンダの虐殺事件があったと思います。 それは本当に80万人くらい殺されたという話もありますけれども、これは詰まるところ、ここのツチ族とフツ族の分断 支配の結果として残された対立なのですね。

そしてそれをベルギーがあおってやったのです。 ちょっと私も失念しましたが、ツチ族かフツ族かどちらかだったと思いますが、片方の部族が実はものすごい残虐行為 をしてると、だからあいつらをやっつけろというふうに、片方の部族の側についてニセ情報を流したのがベルギー人の ラジオの司会者だったというふうにも言われております。

裏でこういうふうなことをいろいろとやっているのだなということが今日でも続いている、わずか20数年前でも続いて いるということです。

南太平洋の方ではフィジーです。 フィジーはやはり、地元の南太平洋系の人々がおられたのですが、そこに印僑が入ってきて、今でもクーデターが起き たりして、地元の人たちが権力を取り返そうとしたりしています。

これは私の個人的な結論ですが、実は学生時代にお付き合いしていた方が、たまたまオーストラリアの田舎の農場出身 の方で、農場の方に何度か行ったことがあります。それで、お父さんのお手伝いをさせていただきました。

そのときに非常に牧羊犬を使ってうまくやるわけです。 何百頭という羊を分けていき、そして分けて、ひとつの方向に入れて行くわけですけれども、若い羊はしっぽがまだ垂 れています。

そのしっぽが垂れたまま、つけたままにしておくと、今度は自分の糞とかがついて、それがだんだん雑菌とかそういう ものになって、体に病気が感染してしまう恐れがあります。 

そこで、そのしっぽを切り落とすという作業を私もやりました。 では切り落とすのにどうするのかというと、羊を細い通路に入れて、そこに板を入れて抑え込んでおき、お尻に強力な ゴムを何度も巻いて、その周りに消毒剤をちょろっとやるだけなのです。

それで多分、何週間かでしっぽがぽろりと落ちていってしまうということなのですが、そのときにあの広い農場でどう やってあれをやるのだろうと思っていましたら、やはり犬を使ってばーっと追い込んでいくのです。

これを見たときに、 あっと思ったのです。 私がそもそもオーストラリアに留学した最大の原因の1つは、「何でアングロサクソンは世界中でこんなに強いんだろ うな、それを知りたいな」と思ったことで、それで行ったのです。

こうやっていわゆる他民族を統治するというのは、こういう牧場のやり方から学んだのだろうなと思うのです。 つまり、犬は完全に人間に忠実ですし、しかし一方で家畜に対してものすごく強力に攻撃するわけです。 たまに逆らうやつもいますけれども、基本的に家畜はその牧羊犬に逆らうこともできないのです。

それで気が付けば数十分で、羊たちが牧場のあちこちから追い立てられて、それで1つの通路に入っていって、どんどん しっぽを切られていくのです。 羊たちもそれに慣れてしまっていて、慣れてるものはワンワンと言っただけで、わーっと集まってくるというような形 になっていきます。 おそらくこの手法を人間に使っているのだろうなというのが、私が向こうにいて感じたことの1つでありました。

この分断統治では、シェパードといいますか、牧羊犬を育てるということは非常に重要です。 自分たちがわざわざ行ってやることほど、バカなことはないのです。 

一方で日本軍がなぜ失敗したのかと、私はイギリス人のやり方を見ながら考えたのです。 日本は東南アジアの統治があまりうまくできなかったし、フィリピンなんかでもうまくいきませんでした。

インドネシアでも、非常に親日ではあるのですけれども、恨みを買っているところもあります。 なぜかなと話を聞くと、日本人がすぐひっぱたくとかそういうこともあるのですが、一方で彼らは宗教があるのに、ど こにでもいるのですが、日本の頭の固い軍人がいばりくさって、「頭を下げろ」とか「神社を何とかしろ」とか、いち いち、いちいち教育をしているわけです。

そういうのは労を多くして、あまり効果がないのです。
自分1人で教えていってはダメなのですね。 でも日本人はある意味良くも悪くも教育に対して非常に真面目なので、どうしても一生懸命教えます。 良いことも悪いことも一生懸命教えるわけですね。

一方イギリス人とかあちらの方は牧羊犬を作り上げてしまうのです。
自分たちは何もやる必要がないのです。 分断統治して、階級を分けて、下のやつにさらにその下のやつを統治させるという方式をやります。 

例えばインドの陸軍士官学校を出ると、昔は25、6才でインドのへき地に派遣されて、そこで10万人から20万人くらい の街を、27、8才の白人が1人で支配するわけなのです。

そういうのは効率的な人間の心理と習性というものを理解しなければできない技なのですけれども、日本人には多分そ れはできないと思います。 日本人はどうしても自分で畑を耕してしまいたい方なので、物を作って直してしまいたい方なのですけれども、向こう の人はそういうのを全部ほかにやらせるのです。

今、欧米でやっているビジネスなどを見てもそうだと思います。
嫌な仕事、きつい仕事はみんなほかにやらせるのです。 そして、いかに安く買いたたいて互いに競争させるか、そして自分はいかにしてそれに付加価値というものをつけて、 それで暴利をむさぼるかなのです。

きつい仕事、汗をかく仕事は、みんな大体安いところ、賃金の低いところにやらせます。 「お前がこれをうまくやらないなら、文句があるなら違うところに行くよ」と言って互いに競争させるのです。

これが非常にうまいなと思いますね。これはまさに牧羊犬を作るという欧米の思想です。 もしくは自分たちの都合の良い思想を語る象徴的な人間をリクルートして、教育支援をしていくということなのですね。

これは日本のジャーナリストやマスコミの人なんかも多分されていると思います。
優秀な人はアメリカに留学したりとか、向こうの支局に勤めて、いろんな偉い人に会わせてもらうと、自分が国際政治 の中心にいるような気になるわけです。

 向こうからしたら、単なる牧羊犬にえさをあげるだけなのですけれども、こちらは一生懸命しっぽを振って、今度帰っ てくると、忠犬ハチ公みたいだったやつが偉そうにふんぞりかえって、「俺はワシントンで誰々と」なんていう話が始 まってしまうのです。

そうすると私たちはワシントンも行ったことがないわけですから、「ああ、さようでございますか」となります。 そこで、「共和党の何とか議員に会ったのだ」という話になると、「へへー」となってしまいます。 まさにうまく統治されているなという感じがするわけなのですけれども、本当に日本にはこういうタイプの人が非常に 多いと思います。

私も、本当にある人から「あなたはなぜアメリカの大学行かなかったのだ、何でオーストラリアなんかに行ったのだ。 アメリカへ行ったら、政界にもっとつながりがあってね」と言われました。 そういうのが嫌だからオーストラリアに行ったのです。本当にイヤだったのですよ。

そんな所に入って飼いならされるくらいだったら、留学する意味がないと思ったのです。 「アイビー・リーグの端くれでもいいから入っておけばよかったのに」と言われましたけれども、こちらはそんなもの はとんでもないと思っていたのです。 結構みんなそういうのを目指してオックスフォードに行きます、みんな名前とかそういうのを得たいわけです。

軍隊なども、アメリカ軍などもよく交換留学生を入れますが、大体アメリカのすごいところは、中国軍から若手の将校 を沢山留学させるのですね。 そうやってパイプを作っておいて、いざというときにうまい具合に駒として配置していくということなんですね。

残念ながら日本ではまだまだ田舎者といいますか、反省を込めて、自省を込めて言いますが、非常に田舎者なので、そ こら辺がやっぱり見えてこないのです。

後でも少し出てきますが、キッシンジャーが周恩来と1971年に会談したときに、「中国人は伝統的に国際的な、世界的な視野を持っているが、日本人は部族的な視野しか持っていない」と言ったのですね。

私は最初これを読んだときにカチンときたのですけれども、よくよく考えたらある意味そうかもしれないなと思いました。 中国人が世界的な視野を持ってるかどうかは別として、日本人というのはどうしても日本国内の中でものを判断してし まうんですね。 メディアもそこから切り離してわれわれに教えるので、そういう意味ではそういう見方をされているのは事実ですし、 そういうところもあるかもしれないというふうには思います。


( つづく… )   


・日本が植民地にならなかったわけ/日本の「すごさ」の源泉 - デマこい!
https://rootport.hateblo.jp/entry/2016/06/14/223000


・江戸時代から見た世界史【4】~世界帝国イギリスと清と日本~
https://tetsu-log.com/009_edokara4.html


・#06 欧米列強はこうして植民地を支配した
https://history.ceburyugaku.jp/84777/


・西洋の植民地にされるとこうなる - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=cT-3DE6nSZs


・植民地支配の方法 3 : mandalart2013のblog
http://blog.livedoor.jp/mandalart2013/archives/48844115.html


・諸島部の植民地化 | 世界の歴史まっぷ
https://sekainorekisi.com/world_history/諸島部の植民地化/


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