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〈眞子さま・小室圭さん結婚〉 母・佳代さんに “新たな疑惑” 一年半に渡って傷病手当を不正受給か // 「アメリカで 結婚生活」 報道乱発に 抱く 強烈な違和感

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日本の皇室が、イギリスの王室のような感じに・・・。それにしても、小室親子って、自分達だけの発想なのでしょうか?背後に何かいるのでしょうか? 背後に何かいたら詐欺なんかしないか? でも、893の入れ知恵とかはありそうです。🐧💦

【独自】〈 眞子さま・小室圭さん結婚〉 母・佳代さんに“新たな疑惑” 一年半に渡って傷病手当を不正受給か | デイリー新潮
https://www.dailyshincho.jp/article/2021/09011555/?all=1

2018年にも適応障害で休職

眞子さま(29)と小室圭さん(29)が、年内結婚に向けて調整中という一報が駆け巡っている。

その小室圭さんの母・佳代さんについて、今年6月上旬に職場で「アキレス腱を断裂した」と主張し、労災などをめぐって勤務する老舗洋菓子店とトラブルになっていることを週刊新潮が報じたが、今回新たに、佳代さんが2018年に同じく「適応障害」を理由に店を長期欠勤していた際、その療養期間中に傷病手当を不正受給していた疑いが持ち上がった。

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18年といえば圭さんが渡米した年である。婚約延期騒動の影響か、佳代さんは医師から「適応障害」との診断を受けたという。 洋菓子店の関係者によると、

「18年の春から19年の秋にかけてだったと思います。会社が加入する『東京都洋菓子健康保険組合』の傷病手当金の給付を申請し、佳代さんは1年半にわたって休職中の支給を受けていました」 

佳代さんは、組合が定める最長の支給期間、1年6カ月の“フル受給”で傷病手当を受け取ることに。

だが、「洋菓子店を休んで療養していたはずの期間、佳代さんは軽井沢の友人の元に身を寄せ、住み込みながら仕事に就いていました。佳代さんは、軽井沢で喫茶レストランを経営する女性と以前から親交があり、その店を手伝うことになったのです」(佳代さんの知人)小室佳代

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松葉杖をついて歩く小室佳代ザン

「軽井沢にいたという噂は……」
この期間、「働けない」という理由で店を休み、健保組合から給付を受けていたにも拘わらず、別のレストランで働いていたわけである。受給中は、傷病の治療に専念すべきではないのか。健康保険を所管する厚生労働省に尋ねると、

「一概には言えませんが、傷病手当金の受給中にアルバイトをしていても認められることはあります。例えば本来の仕事ができない状態でも、もっと負担の軽い職場、あるいはまったく別の業務が求められる職場であれば働くことが可能というケースです。

ただし、同じような業務に就き、その負担も同程度であれば、すでに職場に復帰できると見なされ、受給の対象者から外されることになろうかと思います」 

また、佳代さんが勤める洋菓子店の社長は、「軽井沢にいたという噂は、これまで聞いたことがあります。ただ、現地で働いていたことは全然知らなかったです。もちろん本人からも、そんな申し出はありませんでした」 

というから、勤務先にも伏せていたようだ。労働事件に詳しい「倉重・近衞・森田法律事務所」の近衞大弁護士は、これを「内容いかんでは不正受給と見なされかねません」と指摘する。 

9月2日発売の週刊新潮では、軽井沢の喫茶レストランでの佳代さんの働きぶり、傷病手当の不正受給疑惑について詳しく報じる。


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眞子さまと小室氏の結婚報道 竹田恒泰氏が「駆け落ちに近い状況」「親戚付き合いしない」と見解(よろず~ニュース) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/5a82d2fc62334c13906dfcc6175a518cbc50bab3

眞子さまと小室氏の結婚報道 竹田恒泰氏が「駆け落ちに近い状況」「親戚付き合いしない」と見解
9/1(水) 17:02配信

2017年9月、婚約が内定し、記者会見される秋篠宮家の長女眞子さまと小室圭さん=東京・元赤坂の赤坂東邸(提供・共同通信社)

 秋篠宮家の長女眞子さま(29)が、婚約が内定している小室圭さん(29)と年内に結婚される方向で準備を進めていると報じられたことを受け、明治天皇の玄孫(やしゃご)で作家の竹田恒泰氏が1日、ツイッターを更新。「駆け落ちに近い状況」などと自身の見解をつづった。

 政府関係者などによると、金銭トラブルの批判がある小室家との縁談を考慮し、宮内庁は、皇室としての結納などに当たる関連儀式を執り行わない方針で調整しており、婚姻届が自治体に提出される見通しだという。

 竹田氏は「結婚に伴う儀式や行事を一切行わないということは、結婚後に皇室と小室家の親戚付き合いはしないという意味。駆け落ちに近い状況といえる」と指摘。その上で、同氏は「ご結婚なさるのであれば、幸せになって頂きたい」とコメントした。

 眞子さまは結婚後、小室さんが暮らす米国での生活を視野に入れているという。皇室を離れる際に国から支給される一時金は最大で約1億5千万円とみられるが、眞子さまは辞退する意向と報じられている。


小室圭・佳代母子の不可解すぎる履歴書|八幡和郎 | Hanadaプラス
https://hanada-plus.jp/articles/812

眞子様、小室圭さん年内ご結婚!だが国民の疑問や不安は未だ解消されたとは言い難い。今さら聞けないゼロから分かる「小室圭・佳代母子問題」を緊急解説!

目次
● 「決して多くの人が納得し喜んでくれる状況ではない」
● 小室氏借金問題の本質
● 圭氏の大富豪並みの教育費
● 眞子様の婚約者を強調して奨学金を獲得
● 立場を活用してクラウドファンディング?
● 負債総額は1000万円?
● 名字はどうなる
● 三人連続自殺の不可解
● 「小室家宮」創設の可能性
● 旧皇族にも制度を広げる


「決して多くの人が納得し喜んでくれる状況ではない」

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秋篠宮皇嗣殿下の長女である眞子様が、2020年11月13日に小室圭氏との結婚についてお気持ちを表す文書を発表され、結婚が自分たちにとって「必要な選択」だとされた。続いて11月30日には、秋篠宮殿下が記者会見で「眞子様の結婚を容認する」と仰ったと報道された。  

しかし実際には、殿下としても父親としても苦悩に満ちた会見だった。憲法に結婚は両性の合意のみに基づいてというのがあるので、親としてそれを尊重するし、どうしてもというなら最終的には「結婚を認める」と仰っただけである。「決して多くの人が納得し喜んでくれる状況ではない」「結婚と婚約は違う」「(今後の予定も)追って考えていく」とされており、「眞子様の結婚を容認する」と一言で要約するのは乱暴だ。  

2017年の5月の婚約報道のあと、父親の自殺が『週刊新潮』で報道され、『週刊女性』の、小室氏の母親である佳代さんが「婚約者」から借金をして返していないという記事が続き、2月には納采の儀の延期が発表された。  

本稿では、改めて簡単に経緯を紹介しつつ、何が問題なのかや皇位継承や公務を行う担い手の不足に対処するために検討されている「皇女」制度の創設なども解説する。本誌の読者のほとんどは反対だろうが、女系での皇位継承が万が一でも認められた場合のシミュレーションもしておかねばならない。

悠仁様の皇位継承は維持するが、悠仁様にお子様がおられない場合に、従来の継承順位についての考え方を女系でもいいと変えて適用すると、愛子様の子供でなく眞子様と小室圭氏の子供が天皇になるという事態が現実化するからだ。 


小室氏借金問題の本質

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「母親が父親の死後に婚約し小室圭氏の学資などの援助を受けていたが、婚約は破棄され、お金の返済を要求されている」という「400万円問題」で大事なのは、「なんらかの形で元婚約者が納得すればいい」というだけの問題ではないということだ。  

秋篠宮殿下は「いままでもあった問題をクリア(するために)相応の対応をする必要がある」と仰ったが、たとえば、1)時効になって支払い義務が法的になくなる2)相手方が諦めてくれる3)誰かが代わりに払ってくれる4)将来返すという約束をする、ということならそれでいいという人もいるが、いずれも解決にならない。  

時効は法的に返却を強制されなくなるだけで、返さないことを道義的に正当化するものではない。相手が諦めたとしても同様だ。誰かが払うといっても、それが親戚などならともかく、眞子様と結婚する人だから払うという人の好意に甘えるとすれば、皇室を利用した金集めであって許されない。将来返すと約束するのはいいことだが、自分でめどはなく、眞子さまに与えられる一時金を当てにするのでは困る。  

この借金については、1)交際していた男女間の通常のやりとりで返す必要もないとか、2)佳代さんも未亡人で苦しかったのだから責めるのは気の毒とか、3)圭氏とは関係ないとかいう人もいる。  

ところが、佳代さんは返すとか圭氏が二人の面倒を見てくれるからなどと言っていたし、生活が苦しかったので仕方ないというには使い途がおかしい。時期も圭氏が大学に通っているころで、子供ではなく、圭氏は自分のための借金であることを最初から知り、お礼も言い、返却拒否の交渉に自分で参加している。母子一体の責任として論じるべきだ。  

婚約を解消したのはA氏だが、多額の生命保険に佳代さんを受取人にして入れとか、際限ない金銭要求に耐えきれなくなったためらしい。そのあたりは、400万円を貸したA氏と佳代さんのメールのやりとりが生々しく公開されており、まったく否定しようがない。  

つまるところ、問題なのはこの母子は父親が自殺して苦しい生活をしてきた気の毒な母子家庭でなく、正常でない方法で入手した金で法外に贅沢な生活をしてきたことにある。  

もし、眞子様が出会われた貧乏な同級生が、慎ましやかな生活を送り、アルバイトしながら頑張っているというなら、ロマンスを成就させてあげたいと思う人も多いだろうが、そういう状況ではない。


圭氏の大富豪並みの教育費

この母子が父親の自殺時に置かれた経済環境は、それほど厳しいものではなかった。横浜のマンションはローンで買ったものだが、生命保険とリンクしていたから自分たちのものになっている。遺族年金も出ていた。  

しかも、祖父が自殺したとき、佳代さんは残された祖母と厳しい交渉をして多額の遺産を手に入れている。そのときに仲介した人物は、 「“夫の実家に連絡しても相手にしてもらえない”と涙を流し、私に遺産交渉の代理人になってほしいと頼みました。私は昔、暴力団に関係していたこともあり、そうした経歴が利用できると思ったんでしょう」 「敏勝さん(注:圭氏の父親)が購入したマンションに佳代さんの両親が住んでいたので、“住む家がない”というのは嘘だった」  

と証言している(『女性セブン』2019年3月21日号)。  

敏勝さんの遺族年金などは年に250万円ほどあったはずだ(『週刊文春』推定)。これに佳代さんの収入を加えれば、国公立大学になら行けるし、私立でも奨学金やアルバイトでなんとかなるレベルだ。  

ところが、圭氏の受けた教育は、大企業のエリートサラリーマンなどでも払えない大富豪並みで、『週刊文春』は圭氏の教育費を4719万6850円と見積もっている。

その重圧は、父親を悩まし、自殺の原因の一つとまで疑われている。また、その使い方は場当たり的で目標がころころ変わり、効率が悪いことこのうえない。


眞子様の婚約者を強調して奨学金を獲得

1)年に70万円ほどの授業料が必要な国立音楽大学附属小学校に入学させ引っ越したので(横浜のマンションには佳代さんの両親を住まわせている)、父親が横浜市役所に遠距離通勤を強いられ、心身の調子を崩し、これも自殺の原因とも言われる。  

しかし音楽の道はやめて、2)カナディアン・インターナショナルスクールで中学、高校を過ごす(1515万円)。普通なら北米の大学に留学するのだが、3)国際基督教大学に入る。  

三菱UFJ銀行に就職するが辞めて、パラリーガルとして勤めつつ4)ロースクールでなく一橋大学の経営学の大学院に通うが、一転して5)米フォーダム大学のロースクールの奨学金を眞子様の婚約者を強調して獲得し留学。このほか、バイオリン教室、海外留学のための予備校、アナウンススクールにも通っている。その合計が上記の金額だ。


立場を活用してクラウドファンディング?

仮にニューヨーク州弁護士資格を取ったら展望が開けるかどうかだが、フォーダム大学出身では有力法律事務所への就職は難しいし、日本人が成功することも望みにくい。  

米国に約200のロースクールがあるうち27位のランキングで中の上(ちなみにバイデン大統領のシラキューズ大学は中の下だが)、「スーツ」というメーガン妃が出演して日本でもリメイクされているドラマで、「きっと三流のロースクール出身だ。フォーダムとかアリゾナ州立とか」という台詞が出てくるレベルだ。  

最速で2年後に日本へ帰ってくれば、3年後には米国での裁判に関連した弁護士活動ができるが、日本の弁護士資格をもっていないから日本で法廷に立てず、米国での実務経験が豊富でもないから意味がないといわれている。  

2019年夏、小室氏が書いた『社会的企業のためのクラウドファンディング法改正の可能性への課題と示唆』という論文が米国の法律誌に掲載されたが、小室氏がこの手の集金をしたがっているという説もある。  

しかし、なんの実績もない小室氏が成功するとすれば、眞子様の配偶者の立場を活用してのことになり、皇室にとっては看過できないものだ。


負債総額は1000万円?

しかも、小室氏は例の400万円は別にしても、かなりの借金を抱えているとみられる。まず、ICUからは奨学金融資制度で借り入れしているが、これが約524万円だそうだ。フォーダム大学の学費は年に一人しかもらえない返済不要の奨学金によるが、生活費は以前に勤めていた法律事務所から借りているようだ。 

弁護士なら留学中も給与を払うことはあるが、パラリーガルでは税務上も給与として認定されないので、これが360万円ほどになるという(いずれも『週刊文春』推定)。  

さらに、父親の自殺後に国立音楽大学附属小学校の互助組織『友愛会』から約120万円の奨学金を得て、返済していないという (『女性セブン』2021年1月1日号)。つまり、あれやこれやで、1000万円くらいは負債がありそうだ。また、佳代さんやその父親も同居しており、その生活の面倒を見る必要もあるし、佳代さんの贅沢好きもいろいろ逸話がある。  

もちろん、眞子様が働いて共働きして支えることも論理的にはありうるし、東京大学の関連機関で勤務されていたこともあるが、タイ国王の姉で、アメリカ人と結婚して王族を離れたウボンラット王女(のちに離婚)がMITを卒業し、教鞭を執っていたというのとは事情が違う。

そこでいま話題になっているのが、眞子様の皇籍離脱に伴って支払われる予定の一時金であり、「皇女」制度の創設である。

女性皇族が結婚して皇籍から離れると、「皇族であった者としての品位保持の資に充てる」ため、皇族費の十倍以内が非課税で支払われるとされ、額は1億5250万円以内である。ところが、眞子様が無職の学生で借金まである小室氏と結婚すれば、これで小室氏の借金を返済し、それなりの期間の生活費をすべてここから出さざるを得ない。  

たとえ、圭氏が無事に職を見つけても足りないだろうし、佳代さんと圭氏母子の浪費を満たすことに充てられる可能性も高い。 

結婚費用もここから出すしかないし、将来のための投資といって計画性のない支出が繰り返されることを覚悟すべきだろう。国民の血税から支出するのに相応しいものとはいえそうもなく、一時金を辞退されるのでは、とも言われている。  

こんな調子では、1億数千万円など数年のうちになくなってしまう可能性が高い。生活ができなくなったら結婚生活も破綻する可能性も高いし、そのときに子供でもいたらますますややこしい。 

富裕な家庭だったら、娘が子連れで帰って来たら面倒をみるのかもしれない。しかし、個人財産がほとんどない秋篠宮家にとっては難しいし、御所に住んでいただくわけにもいかない。名字はどうなるという問題もある。  

だいたい、将来の生活設計もたたず、莫大な借金を抱え、借りたお金も返さないというトラブルを抱え、家族にもだいぶ問題がありそうな男に、1億数千万円の持参金を自由に使っていいとつけて送り出す家庭があるだろうか。

『週刊新潮』は「やっぱり夢は1億4000万円パラサイト生活」という見出しをつけたが、パラサイトを日本語に直すと、仮名二文字の最大限の軽蔑の言葉になる。


三人連続自殺の不可解

小室母子の問題は、お金がらみばかりが話題になるが、父親、祖父、祖母の三人連続自殺についても気にする人がいるのは当然だ。本人と関係ないから気にする必要はないという人もいるが、そうだろうか。  

横浜市役所職員だった父親が2002年、圭氏が10歳のときに自殺したことは『週刊新潮』が婚約報道の直後に報道したが、やがて父方の祖父の自殺、さらに同祖母までが一年後に自殺していることも明らかになっている。 『女性セブン』が詳細に報じているが、佳代さんの浪費とか、祖父の遺産をめぐる佳代さんのかなりえげつない交渉のやり方も関連しているのでは、と親族などの証言とともに語られている。  

最近、秋篠宮殿下の体調不良が伝えられ、その原因として結婚問題に起因する精神的な疲労もあると言われているが、強引に望むところを通す母子のやり方が、眞子様だけでなく秋篠宮家や両陛下に及ぼす影響も心配だ。  

これまでも佳代氏が陛下に会いたいと要求されたなどという週刊誌報道もあったが、とくに眞子様やお子様を盾に取って皇室として受け入れがたい要求などされたら、それこそ何が起こるかわからない。  

ネット・メディアの『ビジネス・ジャーナル』では、片田珠美さんが「精神科女医のたわごと」のなかで「小室圭さん、父親と祖父母が自殺との報道…『自殺の家族歴』と『自殺行動の危険因子』」という記事を書いて、連続自殺には遺伝的要素も関連しているのでないかと分析しているが、子供が生まれた場合には皇位継承の可能性すらあるとすれば、さすがに看過していいのか、という指摘もある。  

そのほか、いろいろな意味で連続自殺についてどういう事情だったかしっかりヒアリングしなくていいとは思えない。信心している宗教や霊媒師とかが登場していろいろ語られているのだが、たとえば、宮内庁とか秋篠宮家が、皇室警察関係者、弁護士、医師などからなる何人かのチームを組んで不安な点について訊き、調査するべきであろう。


「小室家宮」創設の可能性

そして、「皇女」問題が出てきた。野田内閣のころから、内親王が結婚したのち、内親王を当主とした宮家を創設する「女性宮家」が論じられてきた。そうなると普通には、眞子様が結婚されたら「小室宮家」でも創設されて、眞子様が小室宮殿下に、小室氏が小室宮王配殿下とかになり、お子様も皇族になる。  

女性宮家の目的は、内親王とその子孫に皇位継承権を与えることだとすれば、子供を皇族にしないと意味がなく、夫だけ外すのは不自然だ。それに対して、公務の担い手が減っているので、結婚後も引き続きお願いするという趣旨もいわれており、それならご本人だけでもいいわけである。  

また、悠仁様が天皇になられたときに、お姉さま二人に皇族として支えてもらいたいとか、眞子様や佳子様の将来の生活の安定のためなどが隠された真意だともいわれる。  

そのころから、私は公務の担い手なら、宮内庁参与とか嘱託にしてお願いすればいいだけだと提案してきた。「陛下の代理として、秋篠宮皇嗣殿下の長女でおられる宮内庁参与小室眞子様がご挨拶されます」でいいし、海外に名代でいけばプリンセスの肩書でも構わない。これなら法律改正すら要らない。  

いずれにせよ、“皇女”の肩書で年間給与を一生、払い続けるのも不適切だ。どの程度の公務をやれるか、やりたいかは、その時々によって違うだろう (年俸は独立家計を持たない皇族の女性が600万円ほどだからそのくらいともいわれるが)。  

たとえば、眞子様が結婚されてニューヨークで新婚生活を送られる場合に、公務もされないのに600万円を払い続けるのを国民は支持しないだろう。  

一方、離婚とか死別されてフルタイムで仕事をしたいというならもっと払ってもおかしくない。  

私は、制度設計としては年度ごとにどのくらい仕事をしていただくかで、常勤、非常勤、臨時にイベントごとに委嘱するだけとかで給与も決めたらいいと思う。そして、実はここがみそなのだが、常勤なら公務員住宅に住んでいただける。宮内庁や皇宮警察の公務員ならセキュリティも確保できるし、経済的に困窮されても品位を保つことが可能になる。


旧皇族にも制度を広げる

いま、皇室典範では離婚がほとんど想定されていないが、眞子様の問題を離れても、皇族が離婚したらどうなるとか、子供の扱いや経済的問題を決めておいたほうがいいし、皇籍離脱をされた皇族が離婚や死別されたときの扱いも制度的に整備しておいたほうがいい。  

また、保守派の人が心配しているように、皇女制度が皇位継承問題において女系論に道を開き、一方で、旧皇族の復帰を阻害するとの危惧を払拭するためにも、宮内庁参与などの制度を旧皇族についても適用してはどうか。  

旧皇族の方で定年退職をされた方などで、国際経験も豊富で海外での皇室外交の代理をしていただくのに好適な方もおられるし、社寺や御陵への参拝など、宮内庁の役人が代行するより旧皇族のほうがいいに決まっている。  

また、若い方にそういう役割を担っていただけると、潜在的な皇位継承候補としての自覚も育つし、国民もどういう方がおられるか知ることができる。  

こういう形で国民の前に登場いただいたうえで、もし皇統が断絶した場合に、女系がいいか、旧皇族がいいか、あるいは両方とも候補にするとか、さらには旧皇族や昭和22年に皇籍離脱をした狭い意味での旧皇族だけでなく、明治から戦前までの間に皇籍離脱された賜姓皇族とか、後陽成天皇や東山天皇の男系子孫である皇別摂家など男系に属する方と皇族女性の結婚も模索するとか、さまざまな選択の可能性を広げるべきだと思う。

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突如、眞子様、小室圭氏年内ご結婚の情報が。小室圭氏問題をいち早く批評してきた筆者。月刊『Hanada』2021年9月号の寄稿に、新たな序文を加え、再録!

目次
● 批判の矛先が眞子様へ
● 小室氏がとるべき行動
● 三人連続自殺の説明を
● 皇位継承問題への影響
● 皇位継承予備軍の登録を
● 宮内庁長官の迷走

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秋篠宮家の長女眞子様と小室圭氏が年内に結婚されると報道されている。小室氏がNY州弁護士試験を合格することを前提に、アメリカでの新生活を念頭に置いているようだ。

また、秋篠宮殿下は、「多くの人が納得し、喜んでくれる状況にならなければ婚約の儀式は行えない」との考えを示されてきたが、「必ずしも多くの国民が祝福する状況になっていない」ので、「コロナ禍の現状も踏まえ、一般の結納にあたる納采の儀や結婚式などの関連儀式は行わない」「一億数千万円の一時金は、受け取らない意向」と伝えられている。
 
「月刊Hanada」で私は、2018年4月号で「眞子様『結婚延期』の真実」という記事を書いたが、これは総合雑誌において最初にこの問題を扱った記事だった。その後も何度か書いているが、2021年9月号ではこの記事を掲載した。
 
今回の結婚は止められないのでさせるが、正式な儀式は行わないし、皇室としてはある意味で縁を切るというという解決は、そこで選択肢として上げた可能性のひとつで、本人にとっても皇室にとっても、多くの困難が予想される結婚ではあるが、憲法で両性の合意による結婚が原則とされている趣旨に従えば、阻止することは難しいので、それなりに筋を通したものとして、歓迎はしないが評価したいと思う。願わくば、妙な妥協はしないで欲しいと思う。


批判の矛先が眞子様へ

秋篠宮ご夫妻の長女、眞子様と小室圭氏の婚約騒動でのお二人の気持ちと行動は、しばしば論じられている。以前は、もっぱら小室圭氏に批判が集中していたが、このごろは眞子様へ批判の矛先は向かっている。 

一方、秋篠宮殿下・妃殿下についてはあまり論じられていない。しかし、この問題を混迷させているのが、皇族方とそれを補佐すべき宮内庁のスタッフがこのような問題について世知に長けていなかったことだという視点も必要なのでないか。 

国民からも、ご両親である両殿下などにこうしたらともっとアドバイスするべきでないかと思う。そこで、あえて口火を切るつもりで畏れ多いが、「秋篠宮殿下ご夫妻は、親としてこうされては」という提案をしてみようと思う。 

ただ、本誌の読者には眞子様までが公然と批判の標的になっているのをご存じない方もおられると思う。なぜなら、週刊誌やSNSでは炎上中だが、テレビや一般紙では遠回しの表現に留まっているからだ。 

眞子様に対する批判が表面化したのは、小室圭氏がお粗末な弁解文書を出したあと、宮内庁が「文書を読まれていろいろな経緯があったことを理解してくださる方がいらっしゃればありがたい」との眞子さまのコメントを明らかにしたからである。 

しかも、秋篠宮家の官房長官ともいえる加地隆治皇嗣職大夫が定例記者会見で、文書は眞子さまと小室さん側が相談したうえで公表されたこと、母親と元婚約者の金銭トラブルに際し、話し合いをせずに金を渡して解決する選択を取らない方針が記されていることについて、この方針は「(眞子さまの)意向が大きかったと聞いている」と述べたのである。  

こういう説明をすること自体、両殿下や眞子様の希望に基づいたものであろうし、解決金を払うという方針転換についても、眞子様が承知されていないとは考えにくい。 

もともと小室氏に批判が集中したのは、眞子様自身を批判しにくいとか、眞子様の好感度が高く世間知らずのお姫様のイメージが強く、小室氏が瞞したのに相違ないという思い込みがあるからでもある。

しかし、私は29歳の成年女性である眞子様にかえって失礼だといってきた。小室圭氏がいささか厄介なタイプの人物であることはたしかだ。しかし、逆玉を狙うことは、爽やかではないが、許されない行為ではない。
 
もともと、逆玉志向だったらしい小室圭氏が、思いもかけぬ大魚に巡り合って、必死に眞子様の心をつかむ努力をしても悪いこととはいえない。あるいは、熱心だったのは眞子様のほうだったかもしれないし、両殿下もそれほどネガティブだったわけでもない。逆に眞子様は、内親王としていささか無責任に過ぎる。プリンセスに生まれたがゆえの責任をまったく否定したら、君主制度は成り立たない。
 
ところが、批判が小室母子にばかりに行くので、心優しい眞子様が「気の毒だ。小室さんだけでなく、お母様までひどくいわれるのも全て私のせいだ」と考えられておられるようだ。その意味でも、眞子様にも心温かくも厳しい諫言をするべきだ。
 
また、秋篠宮殿下ご夫妻にも進言をしたいと思う。もちろん、ひとつの案であるから、いろんな人があとに続いてくれたらいいと思う。また、殿下への提案への書式など見当もつかないので、「提言の内容」ということにさせていただく。

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私は皇室にとっても眞子様にとっても、この結婚が好ましくない結果となることを危惧し賛成できないが、眞子様が「どうしても」とおっしゃるなら、日本国憲法の婚姻の自由の趣旨に鑑みて最後は仕方ないことだと思う。そこで、「私ならこう考える」という策を、僭越ながら提案させていただく。
 
国民の理解も得られないまま、見切り発車で結婚というなら「納采の儀」などは行わず、一億数千万円の一時金も受け取らせないようにしたほうがいい。
 
自発的に受け取らないとか減額するとかいうと、「制度が危うくなる」という人がいるが逆であろう。そこから結婚相手の借金を返済したり、生活力のない相手との生活費に使えば、品位を保つためという一時金の趣旨に反するので制度を危うくする。

また、後日、本当に眞子様が困られたとき、何らかの配慮をするためにも一時金を受けとって使い果たしてしまうようなことは絶対に避けるべきである。逆に、受け取られるとすると短期間で使ってしまわない歯止めが必要だ。
 
一時金は、セキュリティ確保のための費用の前払いだという人もいるが、この二人が結婚したら必要な警備はこんな額では無理だ。いまもそうだが、小室佳代さんも含めて警察でするしかないので理由にならない。
 
そして、そういう結婚を強行するなら、眞子さまも、小室さんも(もちろん母親も)、皇室関係の行事への参加を排除し、両殿下が眞子様と会われるにしても、(少なくとも当面は)御所でなくホテルやレストランなどだけで会われればいいと思う。
 
一方、国民の理解が得られるまでは結婚しないということであれば、小室氏は次のように行動することが必要だと小室氏に助言されたらよい。

①母親である佳代さんの元婚約者に対しては、法的に返還義務がなくとも、圭氏自身もお世話になったことを感謝するなど礼儀正しい対応をし、解決金の支払いなどについて誠意を持って話し合うべきだ。

②報道されている他の多くの疑念についても説明し、適切に処理することを求める。そのなかで、小室さんが米留学の奨学金を「内親王の婚約者」ということを願書に書くなど利用して獲得したとすれば皇室を利用したことになり、返却すべきだ。
 

三人連続自殺の説明を

結婚するには生活基盤の確立が必要だが、二つの選択肢を示されるべきである。

①小室さんが米国の弁護士資格を取っただけではさほどの収入を安定的に得るのは困難で、米国で弁護士として実績を相当に積むとか、日本の弁護士資格もあわせて取るとかしなければならないが、それには数年間かかるとみられ、基盤が確立する前の結婚は不適切である。眞子様の二十九歳という年齢は、現代において、数年間、待ってもおかしくないものでもあり、近いうちの結婚はあり得ないと殿下は仰るべきだ。

②もう一つの選択は、現在の小室さんの身の丈にあった仕事に就くことである。黒田清子さんの夫のように堅実な就職をしたのち、さらに、その収入の範囲で慎ましやかな生活を送ることを約束させるべきである。
 
小室さん母子がこれまで不規則な収入を得たり借金を繰り返しているのは収入に見合わない生活や学業をしているのが原因だから、これが不可欠だ。
 
こうしたことを実行しても、国民の理解を得られるかどうかは分からないが、ほかに道があるとは思えないとおっしゃるべきだ。
 
そして、殿下ご夫妻にお勧めしたいのは、法律家として有能なだけでなく、世知に長けた弁護士を雇われることである。ご夫妻が的確なアドバイスを受けられるだけでなく、一連の問題や疑念について徹底的に調査し、小室さん母子とも話し合い、眞子様の気持ちをほぐしてもらうにも有効であろう。
 
こみいった問題を解決するためには、宮内庁の役人とかジャーナリスト、友人ではなく、民事についての交渉のプロが必要である。皇室には宮内庁参与として寺田逸郎元最高裁長官がいて弁護士などに相談しているのだろうが、生々しい案件を扱うのに向いているとは思えない。

「報道されている他の多くの疑念も真実を明らかにし、適切に処理しなければならない」とは、佳代さんの元婚約者への「借金」だけでなく、国立音楽大学附属小学校の奨学金未返済疑惑、遺族年金の不正取得疑惑、本人のいじめ疑惑、父親と祖父母の連続自殺の経緯とその過程での元暴力団関係者の介入要請などを含む。
 
3人連続自殺は、普通に考えて、事件性がなくてもよほどのことがあったのではないかと誰しもが思うし、縁組みするときに疑念を持たれたままではすまないもので、小室家側から積極的に説明したほうがいい事柄である。
 
もちろん、これら疑惑のすべてが事実無根と判明しなければダメだということではない。人生のうちで過ちはあり、その悪質さが許される範囲のものか、必要があれば返済したり、謝罪したりして国民の理解が得られることもある。
 
逆に、眞子様と小室氏が話し合って、この結婚は無理だという結論に達せられたら、小室氏の名誉回復や、これからの人生設計の相談と無理のない範囲の支援を両殿下はされたほうがよいと思う。


皇位継承問題への影響

さて、眞子様と小室氏の騒動に隠れた感があるが、「安定的な皇位継承を議論する有識者会議」(座長・清家篤元慶應義塾長)の専門家等ヒアリングが終了し、政府に対する報告をまとめる見通しである。それを受け、政府は国会に検討結果を報告するが、総選挙への影響を考慮し、選挙後に先送りするといわれる。
 
眞子様の問題もこの検討に大きな影響を及ぼしたようで、ヒアリングでも、①女性天皇には賛成がやや多かった。②女系天皇には慎重論が多く、③女性宮家には賛否相半。④旧宮家の復帰には概ね賛成だった。
 
女帝や女系による皇位継承を認めるといっても、悠仁様を廃嫡して愛子様を女帝にというのは一般世論においても少数意見だろうし、皇室や政府の周辺ではほとんど支持者がいないのではないか。
 
世論調査では、女帝のみならず女系天皇にも肯定意見が多いというが、女系天皇の意味も分からずに答えている人も多いし、悠仁様を廃嫡して愛子様を天皇にという設問のアンケートはこれまでされていない。
 
愛子様は将来、天皇になるべく帝王教育をされているわけでなく、むしろ、ご両親である両陛下は伸び伸びと自由に育てたいという教育方針をとられてきた。一方、悠仁様は幼い時から将来の天皇として英才教育を受けてこられ、紀子様の教育ママぶりも成功しているように見受けられる。

もちろん、思春期もあるから、平穏無事に模範的なプリンスであり続けることを期待するのは無理な話であるが、まずは順調な成長ぶりであるのに、悠仁様に皇位継承問題で不安を与えるようなことは避けるべきであろう。
 
ともかく小室圭氏の登場で、野心家が内親王を誘惑して皇室に近づこうとすれば面倒だと男系派が指摘していた危惧が現実となり、そんな男性など現れるはずがないと強弁していた女系派の主張は砕け散った。
 
また、見逃されがちなのだが、女系派の主張の致命的欠陥は、実質的にはたった4人しかいない上皇陛下の孫のほかは、将来にあっても皇位継承を認めないと主張しているらしいことだ(共産党の志位委員長が、旧宮家の復帰は憲法上問題があるといっているのは巧妙な天皇制廃止の陰謀だ)。
 
しかし、従兄弟(従姉妹)四人の子孫が何世代かで絶える確率は低くない。皇室では歴史的に近親婚が多かったからか、出生率が低くなっているだけになおさらだ。
 
そうだとすると、仮に何世代かあとに上皇陛下の血統が絶えたら、皇室は店仕舞いなのだろうか。そのときになって旧宮家の子孫からというのは、臣籍降下のときに皇族であった方の本人すらご存命である現時点とは比較にならない困難さがある。
 
さらに、特定の君主の子孫に継承を限定するのは、それがオランダのように初代の君主であるか、中興の祖だとか、あるいはよほどの事情がない限りおかしい。

英国では宗教戦争のあと、カトリック排除のためにハノーバー選帝侯妃ゾフィー(スコットランドのメアリー女王の曾孫)の子孫でプロテスタントに限っているのが一例だ。もし皇室の歴史のなかで区切りをつけるとすれば、明治天皇か、南北朝や戦国の混乱期が終わったあとの後陽成天皇あたりしかないのではないか。
 
ちなみに、女系でもう少し遡らせるなら、昭和天皇の女系子孫である東久邇宮家や島津家、大正天皇の女性子孫である三笠宮家や、そこから派生した近衛家、裏千家、高円宮家から派生した守谷家など、明治天皇の女性子孫なら北白川、朝香、竹田、東久邇家とその子孫だが、そんなことをするなら、旧宮家のうち明治天皇の皇女が降嫁した四家を皇族に復帰させたほうが率直だ。
 
平成年間の議論で、両陛下への国民の敬慕の念は深いのでその子孫を優先すべきとかといった政治家がいたが、その時々の陛下に特別の意味を持たせるのは古今東西の例を見ても混乱のもとであるし、まして、いかに美智子皇后(当時)が傑出した方であったとしても、皇后の血統を考慮するのは賛同しかねる。


皇位継承予備軍の登録を

歴史的に見ると、ロシア(ノブゴロドのリューリクの系統が切れたのちのロマノフ家)やスペイン(レコンキスタを始めたアストリア公ペラヨの娘婿の弟であるヘルムートの子孫)では、建国者たる王家の断絶を受けて皇后の兄弟の子孫が王家となっているが、男系男子の子孫がいるのに皇后の血統でもあるまい。 

ただし、私は保守派の多くの論者と違って、女系はどんな場合でも排除するとまではいいたくない。というのは、男系男子といっても旧宮家関係者ではこれから結婚するといった世代には10名くらいしかおられないから、永続を保証できない。 

さらに、戦前に臣籍降下した「賜姓華族」とか、江戸時代に親王が公家の養子になった「皇別摂家」まで含めても数十人くらいしかいないようで、永続性を保証できる数とは言えない。英国では5000人ほどの継承権利者が登録されている。 

私は、それも考えれば女系も完全に排除する必要はないと思う。むしろ、まずやるべきは、たとえば後陽成天皇以降の男系男子、明治天皇以降の女系も含めた子孫を皇位継承予備軍として皇統譜付表のような形で登録することだと思う。 

一方、公務については、皇族の身分があろうがなかろうが、宮内庁参与のような形で、旧宮家の男子や元皇族の女性など広い範囲の方々に手伝ってもらえばいい。海外ではそういう場合に、元プリンスやプリンセスを名乗っても不自然でない。 

皇室との繋がりをもつ予備軍をつくっていけば、おのずと旧宮家のなかから候補者も出てくるし、男系男子と内親王、女王の縁組みも成立するかもしれない(過度に期待しないほうがいい。近親結婚には慎重であるべきだ)。 

いずれにせよ、悠仁親王が上皇陛下が退位された八十五歳になられるのは2091年である。私が思うに、悠仁様が成人される前後から、悠仁様と同世代の方を何人かどこかの宮家の猶子とし(養子でないので断絶した宮家でも構わない)、その人たちの子供の世代で何人か生まれながらの皇族として皇位継承候補が現れればいいことで、旧宮家復活にせよ女性宮家にせよ、もう少し時間をかけて良いのではないか。 

また、万が一、不運が重なって急に男子の皇族がいなくなれば、現在、3人ずつの内親王と女王が皇室にはおられるのであるから、その方々がすべて結婚されるのでなければ、女帝ないし摂政になってもらうことに誰も異議はなかろう。 

ただ、そのあたりを憲法は想定していないので、天皇空位のときにどのようにして皇位継承者を決めたり摂政に代行していただくかは、憲法改正の際に緊急事態条項の一環でもいいから手当てしておいたほうがよいと思う。


宮内庁長官の迷走

眞子様の問題で、宮内庁長官は「(小室文書は)丁寧で理解できた」と発言した。眞子様の味方が誰もいないのでは気の毒ということだろうが、国民の違和感は大きかったし、コロナと東京五輪の問題でも不可解な発言が飛び出した。

「(陛下が)東京五輪開催が感染拡大につながらないか、ご懸念されていると拝察している」という6月24日の記者会見での発言である。
 
一般論として、さまざまな問題について君主が自分の意見を持つのは自由だし、英国では女王はそれを首相に自由に伝えたり議論したりできる。ただ、それを女王の意見として世間に出すのはタブーである。
 
とくに、選挙の前に争点となっている問題について意見を漏らすなど論外で、あの発言が東京都議会議員選挙の前にされたのは憲法上も不適切だったし、これが英国なら君主制の是非にまで及びかねない脱線だ。
 
それから、コロナ・ワクチン接種を陛下がされる問題でも対応に疑問符がつく。陛下は第一回の接種を7月6日にされたという。海外から来るVIPたちと皇室外交を繰り広げる立場だから、コロナをうつされる可能性も大きいし、いったん感染すれば感染させる側にもなりかねない。こうしたワクチン接種を確実にするのは、宮内庁の責任だと思う。
 
おりしも、NHK大河ドラマ「青天を衝け」では、孝明天皇は疱瘡で亡くなったが、明治天皇は濃厚接触者だったにもかかわらず、外祖父の中山忠能が種痘をさせていたので無事だったことが描かれていた。幕末の朝廷の先進性と令和宮内庁の対応と比較して、もう少しなんとかならないかと思う。

(初出:月刊『Hanada』2021年9月号)

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小室圭さん問題、「アメリカで結婚生活」報道乱発に抱く強烈な違和感(宇山 卓栄) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/86699

借金を踏み倒した「逃亡者」

今秋、眞子内親王殿下が小室圭氏との結婚を強行し、日本を出て、二人でアメリカに住むのでは、という報道が多く見られます。もし、このようなことが本当に起こるならば、考えられ得る最悪の事態となります。

アメリカのメディアも、「日本のプリンセスが駆け落ち婚」というような触れ込みで、ここぞとばかり、面白おかしく報じるでしょう。小室氏問題の恥が日本だけにとどまらず、世界に周知されてしまいます。

小室氏問題は他国の人には、とても説明できないバカげた話であり、それ故に、恥の度合いが増幅されて、嘲笑の対象にされてしまいます。メーガン元妃のような悪辣な人物がイギリス王室の暴露話をして、脅迫じみたことをしたというスキャンダルはその性質において、ハッキリと理解されやすいものです。双方に同情の余地があるでしょう。

ところが、小室氏問題は借金を踏み倒した話からはじまる一連の経緯を見ても、バカらしくて滑稽なだけです。こんなスキャンダルを、アメリカをはじめ、世界のメディアが大きく報道しはじめるようなことがあれば、皇室の威厳が地に堕ちてしまいます。皇室だけではありません。日本人全体がバカにされるだけのことです。

また、アメリカで掛かるであろう警備費用は日本国内の警備費用の数倍に達すると見られています。眞子内親王殿下に、皇籍から離れる時に支給される約1億3700万円の「一時金」よりも、警備費用の方が圧倒的に大きいのです。こうしたおカネの問題ももちろん重要ですが、皇室や日本国の名誉が損なわれるということの方がもっと重要です。

小室氏がアメリカで就職するかどうかなど、どうでもよいことです。日本から逃げたいのならば、一人で逃げるべきです。

そもそも、眞子内親王殿下のためにも、就職して身を固めなければならないという責任感が小室氏にあったのであれば、日本にとどまって必死に働くこともできたはずです。日本で、過去の過ちを反省し、支援してくれた母親の婚約者に誠意をもって日々、対応することもできたはずです。日本で這いつくばって、耐え抜いていくことが彼の本来の責務でした。

それにもかかわらず、何を勘違いしているのか知りませんが、アメリカに留学するなど、身分不相応なことを仕出かし、長らく雲隠れした後に、現地から非常識な28枚にも及ぶレポートが送り付けられてきたのです。

小室氏は借金を踏み倒した「逃亡者」と言われても仕方ありません。このような人物を、皇族の女性がアメリカまで追いかけて行ったなどというようなことがあれば、これはもう、皇室にとって、前代未聞の恥となります。それだけはやめて頂きたい。


「アメリカでの結婚生活」を前提にした報道の怪

海外で、眞子内親王殿下と小室氏が暮らすのであれば、メディアに晒されることがなくなり、解放されるといった指摘がなされています。しかし、日本のメディアはアメリカにまで追いかけていきますし、さらに、前述のように、そこへアメリカのメディアも加わります。アメリカで暮らせば、メディアに晒されずに済むということはあり得ません。

現地の大使館や領事館は現地の市警とも密に連絡を取らなければならず、対応に追われます。パパラッチたちがしつこく付きまとうような混乱の中で、万が一、事故でも起きれば、外交問題にすら発展しかねません。

日本国内であれば、警備状況を充全に統括することができても、海外となると、それは難しく、予測不能な事態が起こる可能性も考えられます。簡単に、アメリカで暮らすことなどできないのは言うまでもありません。

昨今、「アメリカでの結婚生活」を前提にした報道がこれほど多く流れているのは、宮内庁筋からの情報が元になっている可能性もあり、宮内庁がそれを容認する方針であるため、伏線を張っているようにも見えます。少なくとも、宮内庁はこの間、こうした報道を否定していません。

宮内庁からのリークがなければ、さすがに、メディアも「アメリカでの結婚生活」が既定路線かのように書くことはできないでしょう。リーク元が小室氏の母であるとの報道もありますが、それだけではないはずです。いずれにしても、昨今のこうした既定路線報道には、強烈な違和感を抱かずにはおれません。

私は、たとえ多くのメディアが「アメリカでの結婚生活」を報じようと、そんなことができるはずがないと考えます。

官房長官はこの問題について聞かれると、「状況を見守る」としか答えません。皇室の威信を守る責務が政府や政治にありますが、彼らは口を閉ざしたまま、触れようとしません。どうやら、宮内庁と同じく、穏便に結婚を終わらせてしまって、さっさと幕引きしたいということが本音のようです。最初は国民がやかましく言うかもしれないが、一年も経てば忘れるだろうという見立てなのです。

借金を踏み倒して逃げた男と「アメリカで結婚生活」を送るなどということが、皇室にとって、取り返しのつかない恥となるということの認識が宮内庁や官邸にはありません。自分たちは関わりたくない、海外へ厄介払いしたいという役人根性があるだけです。


もう誰にも止めることはできないのか

今、どこを見渡しても、この結婚を、体を張って阻止しようとする者はいないようです。日頃、皇室への崇敬の念を口にする政治家もまったく動く気配はありません。皇室のプライベートな問題だという勝手な線引きをして、自分たちは泥をかぶりたくないということでしょう。

皇室の御意向に黙って従うのが忠義であると勘違いしている者も少なくありません。しかし、ならぬものはならぬと諫言することが真の忠義ではないでしょうか。

長官をはじめ宮内庁の職員は役人です。彼らは規則に沿って行動しているに過ぎませんし、何を期待しても仕方ありません。

この不当な結婚を止めることができるのは父である秋篠宮殿下だけです。「秋篠宮殿下であっても、もはや止めることはできない」という報道が多くありますが、「止めることはできない」のではなくて、「止めることを諦めておられる」というのが実情でしょう。

皇族の結婚は一般人の家庭の結婚とはまったく違います。秋篠宮殿下は昨年、結婚を認めるとされた上で、「憲法にも、結婚は両性の合意のみに基づくというのがあります」と述べられました。しかし、皇族は「両性の合意」さえあれば、好きなように結婚できるというわけにはいきません。2000年以上も連綿と続く歴史を背負った皇室、その尊厳や価値を守るということにおいて、一般人のように自由にはできないのです。

天皇や皇族は門地により、一般国民とは区別される存在で、憲法が一般国民に保障する人権もなく、国民の三大義務も免除されている特例的存在です。幸福や自由を追求する権利を充全には享受することができません。辛いことですが、それが皇族として生まれた者の避けることのできない宿命なのです。

この日本国において、過去から連綿と引き継がれた皇室は未來も存在し続けます。自分たちの世代だけの身勝手な欲求で、皇室の永劫性を損なわせることは誰にもできません。秋篠宮殿下が、眞子内親王殿下を何としても説得し、結婚を止めさせ、親としての、また皇族の大黒柱としての責任を果たされることを願っています。

しかし、秋篠宮殿下がいくら止めたとしても、眞子内親王殿下がそれを聞き入れなければ、結婚を止めることは制度的にも物理的にもできないのが実情です。

眞子内親王殿下が皇室の戸籍にあたる皇統譜を取り寄せて、婚姻届を役所に提出すれば、結婚は成立します。明日にでもやろうと思えばできます。現在、小室氏がアメリカに滞在中であっても、代理人を立てれば、婚姻届を提出できます。

結婚が成立すると、眞子内親王殿下は皇籍から離脱します。一般人になられて、パスポートも取得できます。皇族はパスポートを持っていないので、渡航の度ごとに、外務省が特別パスポートを発行します。現在、眞子内親王殿下は勝手に渡航することはできませんが、ひと度、皇族から離れれば、アメリカへも自由に行くことができます。


法改正をしてでも、結婚を阻止すべき

親王などの男性皇族については、結婚に際し、皇室会議の議決を得なければならないと、皇室典範第10条に規定されています。女性皇族はその必要がなく、法的には、当事者だけの合意のみで結婚できます。

現在のところ、内親王などの女性皇族の結婚を止めるための法の枠組みはありません。無いならば、作ればよいと、私は以前から述べていますが、議員たちは一向に動こうとしません。

皇室会議は法的に定められたもので、議員は10人、秋篠宮殿下と常陸宮妃殿下、総理大臣(議長)、衆参両院の正副議長、宮内庁長官、最高裁長官と判事によって構成されます。過半数の賛成によって、議決が得られ、同数となった場合は、議長である総理大臣の判断に委ねられると規定されています。

女性皇族の結婚について、男性皇族と同様に、皇室会議の議決を経る規定を適用するよう、法改正をすべきです。

たとえ、法改正されても、皇室会議で眞子内親王殿下の結婚を認めるという議決に至れば、結婚を阻止することができないという懸念もあります。しかし、これは現在のような政治の不作為を正当化する言い訳にはなりません。

政治として、できる限りのことをしたが、結婚を阻止することはできなかったということと、結婚が強行されるのを指を咥えて見ていただけということは同じではないからです。

このような法改正をすると、女性皇族の権利侵害になってしまうと躊躇する声もあるかもしれませんが、たとえ権利を侵害してでも、皇室の尊厳は守られなければなりません。

繰り返しますが、小室氏との「アメリカでの結婚生活」は最悪の事態です。そのようなことが起こらぬよう、何よりも先ず、眞子内親王殿下御本人によくお考え頂き、この結婚を、天皇陛下や皇室のためにも諦めて頂きたい。そう切に願います。

結婚によって生ずる皇室の著しい権威失墜、これほどの重大な責任は、眞子内親王殿下お一人で、到底、背負い切れるものではありません。 


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「皇女」創設が憲法問題を含めた新たな論議に:愛子さま20歳、眞子さま30歳となる2021年の皇室 | nippon.com
https://www.nippon.com/ja/japan-topics/c06119/

成年皇族となる愛子さまへの期待

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          愛子さま(宮内庁ウェブサイトより)

新年(2021年)の皇室の明るい話題は、学習院大学文学部日本語日本文学科に進学した愛子さまが、12月1日の誕生日で20歳になり、成年皇族の仲間入りをされることだ。前例に従い、初めて一人で記者会見を行う。

愛子さまはその後、宮中の主な行事に天皇、皇后両陛下のそばで臨席することとなる。両陛下のお楽しみも増えていくはずだ。国民と皇室の間に溝が深まっているとも言われているだけに、愛子さまが新風を吹き込んでいかれることを、多くの国民が期待している。

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