見出し画像

台北に3泊4日で旅行するときのおすすめスポット

この記事を書いている時点から1年ぐらい前になりますが、2023年の5月に3泊4日で台北旅行に行ってきました。
最近身の回りに初めて台北旅行に行く方が多いので、サクッと短期旅行に行くときのおすすめスポットを紹介します。

※ 観光地はあまり知りません

普段旅行に行くときは、いわゆる観光名所みたいなところに行ったり長蛇の列に並んだりするよりも、地元の人がいくようなお店にふらっと入ってゆっくり過ごしたりお酒を飲んだりする方が好きです。

なのでこの旅でも、九份老街とか観光地にはほとんど行っていなくて、紹介もしていないので悪しからず。

ではいきます🇹🇼


阿城鵝肉

特に、初めて台北に行く方。
「魯肉飯たべたい!夜市いきたい!」などと思っているでしょうが、台北に行ったら必ず食べるべき最高のグルメはガチョウ肉

絶対においしいからあまり何も考えずとりあえず行ってみて欲しいのだけど、フォアグラってガチョウの肝臓(レバー)なわけです。あのジューシーなレバーを持った鶏のお肉もまたすごくジューシーで、それを脂の旨みをたっぷり残してスモークしてあるわけです。

ね。行ってください。

「ガチョウの脂をかけたごはん」という大シンプルメニュー。バカうまい。

今、東京の自宅でnoteを書いているこの瞬間に1時間だけ台北に行けるなら迷わず阿城鵝肉に行くぐらいおすすめです。

ガチョウは水鳥なのだけど、日本では大規模に飼育できる環境がないので食べられる場所がないのだそう。
ガチョウの油でエシャロットを揚げた調味料が日本でもECとかで買えるので、これを買って鶏胸肉と一緒にごはんを炊いたりすると近い味になっておいしいよ。


阜杭豆漿

台北で最も混む朝ごはん屋さんのひとつらしい。
台湾は朝食も外で食べる文化なので、平日の朝早くに並んでも普通に混んでる。

鹹豆漿(シェントウジャン)というおぼろ豆腐スープがすごくおいしい。お出汁の効いたベースに、かき混ぜると固まって豆腐になるぐらいの温かい豆乳のスープ。僕はパクチー好きだけど、嫌いな人は「不要香菜(ブーヤオシャンツァイ)」と言いましょう。

刻んだ搾菜と揚げパン(油條 - ヨウティアオ)がのっていてお酢やラー油をお好みでかけて食べる。

鹹豆漿(シェントウジャン)以外の人気メニューだと、焼餅(シャオビン)という固めのフラットなパンで油條(ヨウティアオ)という揚げパンを挟んだグルテン祭な食べ物があるんだけど、なんでか全くわからないけどおいしい。

クリスティアーノ・ロナウドぐらい基礎代謝がよくないと代謝しきれないであろうカロリー。
パンも店内で調理しているので、行列でもお店の中にさえ入っちゃえば見てるだけで楽しいよ。


今大魯肉飯

台北に行くと驚くのが、現地の魯肉飯ってすごく優しい味のものが多い。
外食文化なのもあり、魯肉飯のようなメジャー料理は"ハレ"ではなく"ケ"の食事に近いのだと思う。

おばあちゃん家に帰ったときに出てくる醤油味の煮物みたいな感じ。

いくつか有名どころの魯肉飯屋さんがあるらしいけど、ここはすごく好みの味だった。

若干アクセスが悪い場所にあるので朝にUberで行くといいかも。
見るからにおいしそうな煮込み料理がたくさん。煮卵と煮豆腐はぜひ食べて欲しい。
たぶん日本のラーメン屋さんの味玉や「とうめし」の豆腐と比べるとかなり薄めな味付けなんだけど、すごくおいしい。鹹豆漿や水豆漿がおいしいことからもわかるように、台湾は豆腐や豆乳自体がとてもおいしい。


福州世祖胡椒餅(士林夜市)

現地の人のような食事をしながらゆったりお酒を飲んだり買い物をしたりするのが好きなので、ザ・観光地のひとつである夜市自体も実はそんなに大好きなわけではないのだけど、胡椒餅(フージャオビン)は普通においしいのでおすすめ。

ミシュランガイド ビブグルマンに掲載されたことがあるらしい。

安い直行便の飛行機を取ると台北市内に着くのが夜だったりするので、そういうときはサッと夜市に行って軽くこういうものを食べて翌日に備えるとか、そんな使い方もありかもです。

パイやクロワッサンがバターを使うように、台湾のパンはラードの風味がするものが多くて、食事としての食べ応えがあって好き。
焼きたての胡椒餅は軽めの腹ごしらえにもビールのおつまみにも最適。
士林夜市の中にある寺院近くで座って食べていくのもおすすめ。


迪化街

台北で最も歴史ある問屋街の一つで、漢方薬や乾物、お土産などが幅広く揃っているエリア。

有名な観光地ではあるのでベタなお土産屋さんもたくさんあるのはあるんだけど、普通にデザインの良いものが多いし、いわゆるツーリスト・トラップ的なお店があまり見当たらないので居心地がいい。
孤独のグルメに出てきたお店もある。個人的にはミスドの汁そばの方が好き。
ミッケラーがあるので夕方ごろ休憩がてら入ってクラフトビールを飲みながら、行きたいお店を検索してみるのもいいかも。


杜甲A-Ma

迪化街の中にある唐辛子屋さん。
ラー油の副製物を使ったスナックや調味料がたくさんあって試食もできる。

とにかくおすすめなのがラー油で、自分で買って帰ったのはもちろん、友だちが台北に行く予定を聞くたびに毎度お願いして買ってきてもらっているほどリピートしてる。

餃子やカオマンガイにかけて食べるとやばい。絶対に買うべきだし、絶対に僕にも買ってきてください。


臺虎精釀 Taihu Brewing

台湾のブリュワリーといえばTaihu。日本にも神楽坂にタップルームがあるけど、現地ならではの樽やグッズも売っているのでぜひ行っておきたい。

台湾の方はあまりお酒を飲まないからなのか、全然混んでなくてスッと入れた。

僕はこのサイズのゴブレットを買った。

Taihu Brewingのビールは街中のコンビニやスーパーでもよく缶で売ってるので、見かけたらお土産に買ってきてください🍺
(種類はWest Coast IPA, Hazy(NE) IPA, Saison, Session, DDHあたりのエール系が好きです!)


OrigInn Space

迪化街の中、ミッケラーの隣にあるホテル。
建設当時の建築様式がそのまま残ったような古い建物に、モダンなアーティストの作品やカルチャーが融けたような空間。

価格も手頃だし、雰囲気は京都のACE HOTELとかが好きな人だったら好きだと思う。

看板猫のOpan(現地語で「おデブ」という意味)がいて、人懐っこいのでいつでも遊んでくれる。

気に入られると部屋に入ってきてくれるので一緒に昼寝したり朝の支度をしたりできる。


榕美樹館

豆花(トウファ)のお店。

初めて豆花を食べる人は、「思ってたより豆腐だ!」と感じるかも。杏仁豆腐のような甘いデザートじゃなく、もっと素朴な甘さで豆の味が濃いスイーツ。
ゆったりとした雰囲気で、テラス席でのんびり甘いものを食べてリラックスできる。
いろんなメニューがあるので、いくつか頼んでシェアするのもおすすめ。


Wangtea Lab x 有記

台北で130年以上続く老舗の茶葉店「有記名茶」の隣にできたティーラウンジ。すごくおいしいドラフトのお茶が飲める。

ドラフトのお茶は本当においしくて、お酒が飲めない人と一緒に行くと生ビールの喉ごしを体感してもらえるかも。
このグラスも売ってるので買って帰って家でアイスティーを入れたり、Taihuの缶ビールを入れて飲んだりすると台北の記憶を思い返せて良い。


鼎泰豊

台北にいったらみんな行く鼎泰豊。
確か流通が違うか何かで日本の鼎泰豊とは材料が違ったので味も違うはず。

確かにすごくおいしいのでおすすめだけど、本店はかなり混むのでショッピングモールの地下とかに入ってる店舗にサッと入って食べちゃえばいいと思う。

鼎泰豊は日本でも台湾でもシアトルでも行ったけど、結局この辛いワンタンが好き。

小籠包やワンタンも普通においしいんだけど、鶏の蒸しスープは本当に絶品なのでぜひ食べてほしい。

たぶん、お椀に鶏のぶつ切りと塩とお水を入れて蒸し器で蒸してるだけだと思う。今度家でやってみようかな。


誠品生活 松菸店

台湾の有名なショッピングモール誠品生活は街の中心地にもあるのだけど、この松菸店は広くてきれいでテナント店舗の数も多いのでおすすめ。

雰囲気的にはきれいなキャナルシティって感じ(福岡の人伝われ)。

阿原(ユアン)というお店の石鹸やマウスウォッシュがおすすめ。

デザインがかわいいのでお土産におすすめ。
この歯磨き粉とヨモギの石鹸をお土産用に買った。

実は誠品生活は日本橋にも店舗があって、中には阿原(ユアン)も入ってるので、日本に帰ってきて石鹸を買い足したくなったら日本橋に行けば買える。


おまけ

台北のお店は飲み物の持ち込みが自由なお店が多い、というか基本OK。
現地の方々はあまりご飯を食べながらお酒を飲まないっぽいので一発で日本から来た観光客だとバレると思いますが、歩いてて疲れたら近所の安くておいしい餃子屋さんを調べて、近くのコンビニで台湾ビールでも買って入って一休みするといいと思います。

これで500円ぐらいで過ごせるのやばい。福祉か?行政がやってるのか?ってなる。

あと、現地のお茶は砂糖が入ってるものが多いので、普通の無糖のお茶が飲みたい場合はちゃんと表記を確認したり、店員さんに明示的に無糖がいいと伝えましょう!

ガチョウのお店にあるおいしいお茶。無糖って明示的に書いてる。


以上!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?