表紙19

絵の線について考えてみた[note0021]

こんにちは。

noteを始めてから、絵を描くよりも文字に時間を費やしてしまっていることに気付いたお絵描き研究家Ryoです。
今日は絵についてお話ししますね。
って、これも文字ですね笑

絵を描くのに、まず線を描くことが多いと思います。
中には線を描かない人もいますが、線を描く人の方が多いと思います。

今日はそんな【線】について考えてみます。


キレイな線を描く

「皆さんは線を描くのが上手ですか?」
こういう質問をされて、「上手いよ」と答えることができる人は少ないですよね。
絵を描いている人は、線が上手い。線がキレイ。
なんて当たり前のように思いませんか?

どうれぐらいの絵描きさんがやっているかわからないですが、いきなり描き始めるのではなく、まず線の練習をします。
やっぱり、日が変わって一発目に線を描く時はどうしてもキレイな線が描けません。

では、僕の本日一発目の線を見ていただきます。

線について1

「え?下手じゃない!?」と思われた方、そうなんです。
歪みまくっていますよね。はっきりいって下手です。
ここからいっぱい線を描いて、手を慣らしていくと線が安定してきます。
準備運動と同じですね。


キレイな線を描くもう一つの方法

案外気付かないかもしれませんが、慣れたペンを使う。ペンに慣れる。
手に馴染んだペンは描きやすいです。
いろんなペンを試すことも良いと思いますが、気に入ったペンを使い慣れることで、キレイな線に近付くことができます。

色んなペンを試したいけど、いつものペンで慣れたい。
これを叶える方法があります。

それは「ペンタブレット」です。

僕の使用しているものはかなり古いので、もう販売されていませんでした。
上のは同じメーカーのものになります。もっと良いものもいっぱいありますが、とりあえずは安いものでも十分描いていけますよ♪

これは、簡単に言うとペン型のマウスです。
これを使うと、アプリやソフトでペン先を指定するだけで様々な画材に変わります。
そして、使用するペンは1つだけ。このペンにだけ慣れればいいのです。
夢のような画材ですね。

今やもう当たり前になっているかもしれませんが、僕は昔手描きにこだわっていたので、「手描きにこだわっている」そういう方にもお勧めしたいと思います。


手描きも良いけど、目的によってはパソコンで描くことをお勧めします

「やっぱり手描きの感じはパソコンでは表現できない。」
こう思っていました。
でも、今の時代ほとんどの表現ができます。

***ここから印刷に関する説明ですので、興味のない方やすでにパソコンで絵を描いている方は飛ばしてください***


他にもメリットがいっぱいあって、少し話が脱線してしまいますが、

例えば、
「手描きの絵をポストカードにしたい」
という場合、その絵をまずパソコンに取り込まなくてはなりません。

その方法としては、スキャナーで取り込む。写真を撮る。大体この2つの方法だと思います。
だけど、ここで問題が起こります。

まず、写真を撮る場合。
どうしても素人が撮るとまっすぐ撮れなかったり、レンズの歪みなどで絵も歪んでしまったりします。

スキャナーの場合、線や色によっては認識してくれない場合もあります。
実際の線とは違う感じで取り込まれたり、色も薄かったり、色が飛んで無くなってしまったりします。

そして、頑張って色の調整をして、データを入稿します。
仕上がって届いたものを見ると、思っていた色とは違う仕上がりになっていた。
こういう問題が結構おこります。

この問題が起こるのは当たり前のことで、

絵を描く➡機械で取り込む➡パソコンに取り込む➡パソコンで修正➡違う所にデータを送る➡違うパソコンでチェック➡印刷の機会にデータを送る➡印刷の機械で印刷

絵が様々な機械を通して印刷までたどり着く。
元の絵とそっくりそのままのイメージで仕上がるとは思えません。
最後の印刷の機械だけでも、違うものを使えば違う仕上がりになるのです。

だから、なるべくデータを印刷するなら、それに適した方法で絵を描くことが一番です。
パソコンで絵を描けば、描き方にもよりますが、いつでも色を変更できます。
それに、色にはカラーコードというものがあります。これが非常に便利なんです。

例えば、白色のカラーコードは【#ffffff】
どのパソコンのモニター・タブレットでも同じ【#ffffff】を表示してくれます。
モニターやタブレットの表示の色味などの違いもありますが、【#ffffff】を表示ということは共通で表示してくれます。

手描きの場合、写真を撮る場所の暗さや光などによって、認識が変わってくるので、そのカラーコードをどれにしようかと機械が考えるわけです。
本人は白を塗ったつもりでも、少し暗い所で撮ったのでグレーと認識されてしまう。なんてこともあります。

パソコンで絵を描くときは、このカラーコードを指定しながら描くので問題は少なくなります。
印刷の機械までこのカラーコードを指定しているので、あとは印刷機のみです。
印刷機によって色の出方を理解し、色味を調整すれば問題解決です。

*********ここまでです*********

原画の良さもありますので、あくまで印刷や、ネット上で見たりなどを目的とする場合のお話しでした。
原画展をするのに、パソコンで描いてるからといって、プリントした紙を展示するのは味気ないですもんね。


線をキレイにするソフト

話しを戻します。
小難しいお話しを長々と失礼しました。

キレイに線を描く方法は他にもあって、技術ではどうしようもないことはパソコンにやってもらうという方法です。
つまりソフトを使います。

お絵描きソフトで手振れ補正の機能があるものを使用するのが早いですね。
僕はPhotoshopで描いているのですが、これには手振れ補正の機能がないので、【Lazy Nezumi Pro】というソフトを使用しています。
ズルいですよね。
でもプロの方も結構使っている人が多いです。

要するに、様々な方法を使ってキレイな線を描く。これもテクニックですね。自分に適した画材を使用するのと同じです。


線はキレイじゃないとダメ?

ここで、もう一つ質問です。

「そもそも線はキレイに描けないといけないの?」

僕は昔からずっとこの考えを持っています。
先程紹介した【Lazy Nezumi Pro】というソフトは使用していますが、キレイに描くことにはあまり意識をしていません。

線も個性で、線も絵の一部

こういう風に考え出してから、定規を使用してきっちり線を描くなどということをやめました。
そもそもキレイな線があまり好きではなかったんです。

それよりも味のある線を描きたい

こんな気持ちで絵を描くときに線を描いています。

絵が下手だと思っている方、もしかしたら、自分の絵にあった線を描けていないだけかもしれません。
一度、色々な絵描きさんの独特な線にも注目して参考にしてみてはいかがでしょうか。

線について2

◇◇◇◇◇◇

今回のお話しの内容が良かったり楽しめた方は
♡やフォローよろしくお願いいたします。

♡はnoteにログインしていなくても出来ますので、こっそり応援して下さる方は、こっそり♡を押してみてください。
僕もこっそり喜んでおきます♪

応援してくださる方、下にある【サポートする】を押していただくと金額を選んだり設定することができます。
投げ銭感覚でしていただけると、今後の作品作りに役立てたいと思います。

アフィリエイトもしていますので、気に入った商品は僕の記事のリンクから購入していただくだけでも嬉しいです。
こういうことは隠さずに言っておきますね笑

コメントも大歓迎です。
質問や、話してほしいテーマや絵で悩んでることがあれば、そういうコメントも大歓迎です。
題材に出来そうなお話しは、今後記事として配信していきたいと思います。


今回も見ていただき、ありがとうございました。

サポートしていただいた費用は、より良い情報を発信できる資料や活動に役立てたいと思います。