表紙32

【立体研究図鑑 キャラクターvol,1】[note0034]

こんにちは。

最近色々と記事にしたいことを考えていると、どのマガジン(カテゴリ)に入れていいのか迷ってしまう、お絵描き研究家Ryoです。
全てが絵の研究に入ってしまいそうですが、記事が埋もれてしまうのもいけないと思い日々悩んでいます。


僕はイラストのお仕事をしたり、デザインのお仕事をしたり、うさぎ雑貨とキャンドルのお店を経営しながら雑貨作りをしたり、生徒さんにブランド作り(絵の描き方・物語の作り方など)のレッスンをしたりしています。

このnoteでは「退屈な日常に楽しさを。一般人でもクリエイターになれる!」をモットーに。
「1人でも多くの方の人生を楽しく出来るように、誰かの可能性のきっかけになるように」と、そのきっかけの1つとして絵を通じてお伝えしたい
ということで配信しています。


今日は【研究図鑑】をやっていきたいと思います。
【立体研究図鑑 キャラクターvol,1】というテーマでやっていきますが、キャラクターと言いましてもどこかのキャラクターを出すわけではありません。
著作権のこともありますので、なるべく自分で描くオリジナルのキャラクターで説明していきます。


絵を描くには立体の理解が必要?

絵を描くには、立体を理解しなくてはいけません。
もしくは、形を覚えてしまう。
例えば、「正面はこれ。横はこれ。後ろはこれ。」といったように、パターンとして暗記する方法です。

立体図鑑キャラvol,1-1

暗記するには、まずその暗記するものが必要です。
でも、オリジナルのキャラクターを描こうと思ったら、暗記するものがありません。
ということは、やっぱりまずは立体を理解しないといけませんね。

とはいえ「立体を理解するって難しい」という方も多いです。
苦手意識ですね。
実際難しいこともありますが、簡単なところから始めていけば、きっと理解できると思います。

先程お見せした「うさぎの絵」は【第3回 写真に落描きしながら立体を理解する方法】で登場しました。

今回は、この「うさぎ」で説明していきます。


単純な絵でもわからない事がある

まずは正面を見てみます。

立体図鑑キャラvol,1-2

単純な絵ですね笑
でも、バカにはできないんです。
この絵だけを見て、形がわかると思う人いませんでした?
単純すぎて、誰でも描けるって。

それはきっと、一枚目の「うさぎの絵」を見たからだと思います。
では、この正面の「うさぎの絵」を始めてみたと想像してください。

それでも簡単そうですか?

では、横向きを見てみましょう。

立体図鑑キャラvol,1-3

実は横はこんな感じでした。
正解者はいましたか?おそらく、ほとんどの方が不正解だったでしょう。

「ズルい!」と思いました?
でも、これが事実。
作った人が「これが横向き」と言えば、それが正解になってしまいます。

「そんな事だったら、全部の絵がそうじゃないか」と思いますよね?
実は、そうなんです。
全部の絵が作者次第。

でも、その作者がその絵を立体で意識してなかったら?
それは誰にもわからないものになってしまいます。


本当に見えてる?

次は「正面」と「後ろ」
この二種類を見ていただきますね。

今度は、絵が2つもあります。
これで大体わかると思えそうです。

立体図鑑キャラvol,1-4

ここで気付いた人はいますか?
もう一度この「うさぎの絵」を見ていただきますね。

立体図鑑キャラvol,1-3

わかりました?
横がどんな形でも「正面」と「後ろ」には影響がないんです。
きちんと説明すると、【横がどんな形でも「正面」と「後ろ」には影響がない場合がある。】ということです。

なぜこんな事が起こるのでしょうか?

それは、【見えない所がある】からです。

僕達は、1つの場所から見ているだけでは物の裏側を見ることができません。
これは当たり前のことですよね。
では、なぜ裏側がわかる物があるのでしょうか?

【裏側を知っているから】

全ては、知っているからです。
記憶がない場合、裏側を知っていることはありませんので、どれがどんな形をしているのか想像がつきません。
つまり、初めて見る物に対しても同じです。
知らないからわからないんです。


それ、思い込みでは?

「知る」にはどうすればいいか。
そもそもオリジナルのキャラクターを描くのに「知る」ということが出来るのでしょうか?
世の中に存在しないものを「知る」。
これはどうやっても無理そうです。

だったら諦めるしかないかというと、そうでもありません。
オリジナルを生み出している人は沢山います。
その人たちはどうしているのでしょうか?

答えは簡単。

【自分で決める】

これだけです。
どうやって決めるかは、今から説明しますね。

1度頭をリセットしてください。
「うさぎの絵」をお見せしますね。

立体図鑑キャラvol,1-2

まずは「顔」
「顔」の形は、球体にします。

ここで「球体」を知らない人はいますか?
形は「丸」で、どこからみても「丸」に見えます。

「球体」「丸」知っていることがでてきましたね。
こうやって、知っているものを使って【自分で決める】
この作業の繰り返しです。

そして、どうしても知らないことだらけになってしまったら「知る」という作業をします。
「知る」作業をしているのに、「知る」ことをする?
言葉で言うと複雑ですね。

そうですね・・・例えば、「ミナゲシドウ」というキャラクターを考えたとします。
この「ミナゲシドウ」という言葉は、現在存在しません。
実際ネットで検索したら何も出てきませんでした。
もしかしたら、この記事を配信した数日後には、この記事が検索に引っかかるかもしれませんね笑

「ミナゲシドウ」をいきなり描くことはできません。
そもそも存在していないということですよね。
そこで、あることを決めていきます。

「ミナゲシドウ」とは何?物?動物?植物?
考えてみてください。
見当がつかないから少しでもヒントが欲しいですよね?


ヒント1 動物

動物だけだと、範囲が広すぎます。
まだ想像もできません。


ヒント2 耳が長い

ここで「うさぎ」だと思った方、その考えは思い込みになってしまいます。
これまでさんざん「うさぎ」のお話しが登場したので、「うさぎ」という存在に意識が引っ張られています。

耳が長い動物って、他にもいっぱいいます。
それに、誰にとって耳が長いの?ということも考えられます。


ヒント3 体が小さい

これも「うさぎ」っぽいですね。でも、まだ他にもそういう動物がいそうです。


ヒント4 よく跳ねる

もう「うさぎ」です。
と思いたいのですが、他にもいるんです。
「オオミミトビネズミ」という動物がいました。

思い込みというのは、色々な間違いを引き起こしてしまいます。
思い込みではなく、ヒントを集め、それをもとに答えを考えだすという事が大事です。


結局のところ「ミナゲシドウ」とは何か?
の答えですが「うさぎのような動物」でした。
「耳の長い齧歯動物」ということです。
「みみのながいげっしどうぶつ」

調べてみると、実際には「うさぎ」は、齧歯動物ではなく別の分類にされたらしいです。
「ウサギ目」という分類らしいです。
今初めて知りました。

話を戻しますね。
「ミナゲシドウ」という知らない言葉には想像もつかないですが、「うさぎのような動物」という説明があれば想像しやすいですよね。

存在しない「ミナゲシドウ」は、存在する「うさぎ」に似た動物だ。と、決めればいいのです。
自分でも「ミナゲシドウ」のことを決めたことによって、おおよその姿を知ることができました。
こういう事です。

つまり、存在しないものは、存在するもので説明出来ればいいんですね。
そしてその知っている情報を組み合わせてオリジナルを作り出せば良いんです。

立体図鑑キャラvol,1-5


◇◇◇◇◇◇

あとがき

今日は【立体研究図鑑 キャラクターvol,1】というテーマでお話しをしました。
内容を詰め込みすぎるのもよくないので、少しずつお話ししていこうと思います。


今回の学び
【立体を描くには立体を理解しないといけない】ということを前提に【知らないもの、見えないものは描けない】ということ。
そして【知っていると思い込んでしまうのは良くない】ということです。

これって、【人間関係】にも当てはまりませんか?
人の一部分だけを見て、「あの人はこうだ!」って決めつけてしまう。

もしかしたら、その行動には色々な理由があるかもしれません。
誰かをかばっているかもしれません。
それも確かめずに、一方的に悪者と思い込んでしまう。
でも、確かめようがないと、その人を知ることはできません。

毎日見ている物の絵を描こうとするときでも、よく観察したら「ここはこうなっていたんだ」なんてことを発見することがあります。
それが、更に複雑な【人】や【人の気持ち】になってくると、わかっていないことだらけなのではないでしょうか?

【見えていない部分を思い込みで判断】するということは間違いを引き起こしやすいですよ。

ということで、【人生にも通用する絵の学び】でしたね。


もし、今回の研究で間違っていることなどがあれば、どんどんコメントで指摘してください。
その都度変更していき、より正確な内容にしていきます。


◇◇◇◇◇◇

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題材に出来そうなお話しは、今後記事として配信していきたいと思います。


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