Illusion_Free

某所で公立高校の教員をしているIllusion_Freeと申します。ここ数年、各種研修…

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某所で公立高校の教員をしているIllusion_Freeと申します。ここ数年、各種研修会に参加してICTの実践に向けてコツコツと情報収集と実践を行っている中堅教員です。Microsoft教育イノベーター2020-2021として活動中です。

最近の記事

Microsoft Teamsをクラスで活用(掲示物のPDF配信編)

前回は数学の授業での活用について書かせていただきました。今回から3回に分けて、授業以外での、学級担任としての活用について紹介させていただこうと思います。大きく分けて3つの活用について紹介していきます。3つとは、 1. 教室の掲示物をPDF配信 2. 定期的な振り返りのOneNoteへの記入 3. 読ませたい記事や写真の紹介 になります。今回は「1. 教室の掲示物をPDF配信」についてです。 何を掲示するのか 私の勤務している学校は割と新しい校舎で、教室のサイズなども今ど

    • Microsoft Teamsの通常授業での利用

      2020年度始めの一斉休校期間に、私の勤務する学校ではMicrosoft Teams(以下、Teams)による遠隔授業がスタートしました。その休校期間が終わった後もTeamsは日々活用させてもらっています。非常に簡単な使い方ですが、参考になれば幸いです。 これまでの授業スタイル高校の数学の授業ですが、私の日々の授業は、以下の流れです。 まず最初に ・授業の要点をまとめたスライドを印刷した資料 ・問題演習プリント ・問題の模範解答プリント を配付し、その日の教科書の内容を10

      • マウスで数式を解く?Graspable Math

        私は高校で数学の教員をしています。授業での活用のため、Function ViewやGeoGebraといったグラフ描画ソフトについて色々と調査したり、研修会を行ったりしています。その中で、今夏、出会ってしまったのが、タイトルにあるGraspable Mathというブラウザーで動くソフトウェア(Webアプリ)でした。 Graspable Mathとの出会い私はここ数年、夏休みに県の総合教育センターでの教員対象研修会において、GeoGebraの研修会の講師をさせていただいておりま

        • Microsoft認定教育イノベーター(MIEE)2020-2021

           投稿にだいぶ間が開いてしまいました。校務でバタバタしていて、自宅に帰ってくると疲れて寝てしまっていました。今回は報告です。実はこの度、マイクロソフト認定教育イノベーター2020-2021(MIEE)に選出していただきました!  マイクロソフトの担当の方と電話で話したところ、私の所属している都道府県では初選出のようでした…。私もこれまでそのような資格を持った人の話は聞いたことが無かったので、初ですと言われても、「やっぱりね~」と思いました。おかげで認定を受けてから、この資格

        Microsoft Teamsをクラスで活用(掲示物のPDF配信編)

          実践事例:書画カメラ(実物投影機)

           今回は、ここ数年私が取り組んできた事例のうちの1つとして、書画カメラの実践について紹介します。最もアナログに近いICT機器と言っても良いかもしれませんが、多くの先生方にとってICT活用の第一歩となることは間違いありません。パソコン操作は苦手でも、これなら使える!というものです。 文部科学省のスタンス 文部科学省が進めてきた「第2期教育振興基本計画」では高等学校を含めた全学校種に対して、各教室1台の大型投影装置(モニタ・プロジェクタ等)や学校の無線LAN環境の整備などとあわ

          実践事例:書画カメラ(実物投影機)

          教員の在宅勤務とデータ

           今回は、教員が扱っているデータのお話です。大きく分けると3つです。この3つはどれも日々使う、業務に欠かせないものなのですが、扱いが大変な今日のご時世なのです。3つというのは ・教科指導のためのデータ ・行事等のための段取り資料 ・生徒の個人情報(機微情報) です。これと在宅勤務との関連について考えていることをお話ししたいとも居ます。 データの種類  教科指導のためのデータは、授業中に生徒に提示する図であったり、プリント資料です。これはある程度扱いが緩いことが多いです。

          教員の在宅勤務とデータ

          教員の在宅勤務と今後の教育ICT

           私の住んでいる地域は、幸いなことに3月~5月のコロナ禍においても、職場内において在宅勤務の割合が定められましたが、全員がずっと在宅という訳ではありませんでした。しかし、生徒は違います。一斉休校となり、卒業式や入学式も普段とは違う形で行わざるを得ませんでした。その後も、Microsoft TeamsやGoogle Meetを使って遠隔授業に取り組む日々でした。そんな生活から、教員の在宅勤務について考えてみたいと思います。 通常業務との違いに苦悩した4月 教員の通常業務といえ

          教員の在宅勤務と今後の教育ICT

          学校におけるICT導入について、情報担当者の持つべき考え方

           今回は、私が情報係の担当者として、普段から意識していることを紹介します。それは、たった2つのことです。 ・誰でも気軽に使えること ・教員や生徒にとって効果の有るものであること ということ。とても当たり前のことなのかもしれませんが、私の知っている中でも、これを意識しない担当者が何人もいるのです。20年近く教員をしていますが、最初からこの2つを意識していたわけではありません。ここ数年、総合教育センターで講師をさせていただいているのですが、そこで話をするにあたって、自分のスタ

          学校におけるICT導入について、情報担当者の持つべき考え方

          noteはじめました(自己紹介)

           某所で公立高校の教員をしているIllusion_Freeと申します。ここ数年、各種研修会に参加してICTの実践に向けてコツコツと情報収集と実践を行っている中堅教員です。自分のメモを兼ねつつ、noteでICTに関する情報整理が出来たら良いかな、と思っています。 最近、力を入れていること。 私の所属している地域は、現在、「発展途中」といった感じで、ここ数年教育委員会がICTに力を入れ始めているように感じます。ただ、私が居る(居た)学校では、そこまでICTが普及しているとは言え

          noteはじめました(自己紹介)