休日

 明日から休みだし、今日の仕事頑張ろう! といったモチベーション維持を行うことは多々ある。しかしやることのない休日を過ごした後の、明日からまた仕事かあ…とげんなりすることもまた然り。鈴木は散々寝腐りつまらない休みを送ったのち、げんなりから逃れるためいまこの文章を書いている。

 充実した休日とはなんだろうか。友人とでかける? 観たかった映画を見る? そういったことに能動的にならないと、あまり充実した気分にはなれない気がする。充実感など人に因るだろうと言われればそれで終いだが。

 そういった充実感の類いは、自らをコップに置き換えるとわかりやすいのかも知れない。誰かが空の杯に水を入れてくれるのであれば、受動的に待たされる。その誰かがいないのであれば、水の満ちた場所、たらいかも知れないし、或いは池のような場所に自ら身を投じる必要がある。そしてコップの水を少しずつ仕事等へのエネルギーに変換して、休みの日になる頃にはカラカラに乾いた容器へと自身がなっていることに気がつく。水を欲して大半は行動を起こし、満たされに行くのだろう。


 こう考えると、昨日出かける予定を断らなければ良かったなあと思う。ただひたすらに惰眠を貪り、自ら水を得る道を断ち、カラカラに乾いたまま今日も自分をすり減らすことになるからだ。誰かを満たすためだけで動ける人などそうはいないし、ならばと行動しないと、ただただ無駄な休みを過ごしたなあ、なんて気持ちしか起こり得ない。


 と、散々小難しく遠回りしたけど、とどのつまりただ昨日は出かけても良かったなあ〜って思ったお話でした。

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