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無理なもんは無理

 タイトル通りです。誰もがそういう事もあるでしょう。至って普通です。神や悪魔や仏で無い限り、無理なもんは無理です。

 マダミスをしました。作品はとても斬新で、触れ込みや前評判からも「これは特殊な感じかな~? 楽しみ!」と思わせてくれていたものでした。タイトルも、封印されし(されていない)我が厨ニ心を存分に奮い立てるものでした。

 友人がGMをしてくれることとなり、とても楽しみにしながら参加しました。実際ゲームは混沌として楽しく、作者様も観戦に来て下さっていたので、丁寧な解説まで頂けました。幸運でした。

 ただ、参加者のお一人が非常に高圧的、所謂「強弁」でいらして、僕は強弁の民と相対すると自分も強弁で対抗し、自分自身が忌むべき嫌な奴になってしまうのでそこは最悪でした。傍若無人さん(仮名)はとにかく自分の目標を達成する為に終始高圧的に振る舞われました。

 マダミスは各自に目標がありますが、まずは大筋の全体のストーリーを進めるために譲歩する場面もあります。譲歩するかしないかは自分で決めればいいし、自分の目標にひた走ってもそれは誰にも責めることは出来ません。自由です。

 しかし、自分の目標が達成できなさそうになった瞬間キレ出し、何度も何度もミュートも無しに、そこにいる全員に聞こえるように「あからさまにため息を吐く」のは如何なものでしょうか。

「作者さんも見てんねんで…GMに、同卓者に失礼だと思わんのか…」

 傍若無人さん(仮名)のクソデカため息を聞く度に腸が煮えくり返りました。家族でも同僚でも友達でも知り合いでもない人たちの集まりで、あのような態度を取る大人が居るという事実に驚愕しました。

 傍若無人さん(仮名)はご自分でシナリオも書かれ、GMもしてらっしゃいます。著名な方です。でも、僕の上司でも親でも先生でも友達でもなんでも無い、ただたまたま同卓になった同じ趣味の人間です。そのようなフラットな立場の人に、あからさまに嫌な態度を取られて「はいそうですか」とはなりません。なれません。

 全く楽しそうでもないし、一体なにしに来てはるんやろ?という印象でした。マダミスやってくれよ。

 傍若無人さん(仮名)にとって「自分の思い通りにいかない」ことが無理だったのでしょう。しかし、僕は「傍若無人さん(仮名)と卓を囲む」ことが無理でした。無理です。無理なもんは無理です。

 平素は「ちょっと苦手な人だな~」くらいにしか思わないのですが、激高してしまいました。僕は人間が小さいので傍若無人さん(仮名)のような方と見えると、自分も嫌な人間になってしまうので、今後の人生において一ミクロンも関わりたくないと思いました。無理of無理。

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