某光の戦士のオンラインゲームに疲れ果て……

ひかりのお父さんのブームなど関係なく、友人に誘われてはじめました。

知り合いもいないなかで始める人がおおいわけで、最初からFC(ギルド、チームのようなもの)に入れてもらえたのはラッキーだったのでしょう。実際、ID(インスタントダンジョンの略。ようするにダンジョン)など必ず誰かが同行してゲームがヘタクソな私をサポートしてくれました。本当に助けてもらえた。

そう、このゲーム……というより、昨今のMMORPGってリアルタイムバトルであり、コマンド入力式の昔懐かしののんびりしたものではないのだ。

アクションベタな人間……たとえば初代スーパーマリオを3秒で殺した人間には、かなり苛酷。実際、私は友人に誘われても、ドラクエ10のほうがいいんじゃないか?と迷ったが、やはり友人がいるので一人でやるより……とFFの体験版をダウンロードし、なんとか出来るんじゃないか?と漆黒までのフルパックを買い、そして一月ちょいあまり課金までして、ミラプリなどのファッションや、FCハウスにてお部屋をもらいこちらのハウジングも楽しんだ。だからかなりやったとも言えるだろう。


が、新生編を終えて、レベル50過ぎたあたりからキツくなってきた。話も苛酷ならバトルも苛酷。アクション苦手な人間には常にストレスがかかる環境ではある。それでも、床ペロ(FF14用語で死ぬこと)しながらなんとか頑張ってきた。

そう、自分なりには頑張っていたのだ。メインストーリーをこつこつ進め、死にながらもなんとかソロバトルでもクリアして……。

でもそのがんばりでは足りなかったらしい。

レベル50を過ぎたあたりからゲームのギミックはますます複雑になり、なんで死んだかわからず死ぬことが増えた。そのたびにヒーラー(回復薬)さんの手を患わすことも多くなったというより、初めからそうだ。


そのヒーラーさんであるが、若葉マーク(初心者マーク)がほとんどのFCのなかで期待の次代のエースなのだろう。FCマスターさんからも目をかけられているし、たしかに彼女はうまい。……というより、努力家だ。

その期待もあるせいか、最近FCのメンバーを鍛えて指導するようになった。昨夜は別の未熟なヒーラーさんが鍛えられていて、私もID戦に参加したが、正直、自分がやられたらキツいな……と思っていた。別に暴言吐くわけではない。雰囲気として部活の先輩の指導のようなものだ。


嫌な予感は当たるもので、その翌々日、私が鍛えられた。

アクションが苦手といった通り、私は敵の攻撃を避けるのがうまくない。そのうえに、メインクエストこつこつやるが、下調べなどもしないというか、あんまり考えないでIDに参加していた、ボイチャでみんなが言うままに動いてきたわけだ。

それを彼女は改善しようと熱心に指導してくれた。敵の範囲攻撃の避け方の解説は頭では理解出来た。しかし私はアクションが苦手なのだ。繰り返すがどヘタクソだ。マリオ3秒で殺す人間だ。

正直、一番最初に出た攻撃の○が点滅して消え、周りに次々に四つ、それが毎回同じパターンではなく、ランダムで、それを追うように逃げてください……なんて……。

無理だ……。私には見えない。(そもそも目があまりよくない。両目には白内障のレンズはいっている)頭ではわかっていても、指が思い通りに動かないのだ。繰り返すが。

そして、彼女は言った。

「繰り返し練習して勉強してくださいね」

私は思った。

あくまで息抜きの遊びだし、それを覚えるなら本業のための資料の一つでも読むんだけどな。

誰も悪くない。温度差だ。

ここのFCのマスターはレジェンドと呼ばれるクラスのハイゲーマーであり、彼女はその弟子というか、仕事以外の趣味が全力でゲームなのだろう。

対して私はゲーム以外にも趣味というより、本業がそもそも好きな仕事なのだ。好きな仕事につけるのは幸運だと友人に言われたことがあるが、どうしたってそちらが優先となる。となるとゲームのための下調べや練習よりも、そちらをやりたい。

これはもうついていけないな……と思った。

その夜のうちに、FF14をパソコンから消した。課金の契約も解除した。ハウジングやミラプリに万単位で課金していたが、きっぱり見切りをつけた。……というか、どうしても相手のあるゲームだけに、IDなど夜中近くに誘われると断りきれずに、付き合い、本業の作業がすすまないというジレンマにもおちいっていたこともある。

とはいえ、繰り返すが誰のせいでもない、自分が節制すべき話なので、本当にFCの人達は悪くないのだ。

そして、私はただ今ドラクエ10の体験版をダウンロードしている。我ながら懲りないな……と思う。まあ、これはどこの誰ともパーティを組まずに一人でコツコツやるつもりだ。それが出来るゲームらしいし。……というか、開始とたんに迷子にならないのに感動した。FF14はグラフィックが素晴らしくリアルだかリアルが故に、迷う。あの手のゲームで迷う人はわかる感覚だろう。迷わない人にはわからない。そう、アクションゲームが得意というより、普通に出来る人なら、どうして?と思うことが、苦手な人間には出来ないのだ。ホント出来ない。繰り返すが出来ない。

まあ、お前はドラクエやってろってことなのだろう。ここらへん自分の適性にあったものを選べという教訓になった。

ゲームはあくまで遊びで息抜き。趣味に真剣になるのはいい。遊びじゃないんだ!もわかる。やはり温度差というだけだ。

ただ、FF14の話はよかったので、その手のネタバレ動画と設定集などは買おうと思っているwまあ、最近はそれでお話わかったりするけどね。それもゲームを真剣にやる方々には邪道なんだろう。



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