「WHIRLWIND!G-VALION #3」

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私(わたくし)の回顧録の3回目です。

中学3年になり空手部に入部。受験生となった自分は将来について考え出します。

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中学3年になり受験生になる。

クラスメイト達がどこそこの高校に行くと騒ぎ始める中、初めのウチは何も考えていなかった自分も何となく将来について考えてみる。

「どこかの高校入って、大学行くか会社に就職して。それから···」

何となくゾッとする。

誤解をしないでいただきたいのですが、普通に仕事をする事がやりがいがないと言っているワケではなくて、自分にはやりたい事や職業が見つかっていなかっただけです。

「そんな人生でいいのかなぁ。絶対つまらないよなぁ」

小学生の頃はサッカー選手になりたいと思っていたけど、それはあくまで子供が

「アイドルになりたい、総理大臣になりたい」

と思うのと同じノリでの考えでした。

「俺は将来何をやりたいんだろう?」

改めて考えてみる。

自分の単純な脳ミソからすぐに答えは出ました。

「プロレスやりたい。プロレスラーになりたい」

そしてこの頃から友人や家族に

「俺は将来プロレスラーになる」

とホラを吹き始めました(笑)。

そしてそれを聞いた周りの人間は誰も信用していませんでした。

将来の事を考えた時にすぐに答えは出たけれど、自分自身本当になれるとは思っていなかったし、きっとこの時は本気でなる覚悟はなかったし、まだ大人になるまで時間があるからいいかと楽観的に考えていました。

それよりも何よりも、友人達と将来の話をした時に

「サラリーマンになる」

とか言うのが嫌で、半ばネタや格好つける為に言っている所もありました。

一番気持ちが良い状態だけど一番ダセえやつだ。

自分が嫌いな事のひとつに

「楽をして目立とうとする」

というのがあります。

今でもたまにこういう人に出会うのですが、表面上はニコニコしながらも内心かなり腹が立ちます。

話が少し逸れてしまいました。

結果的にはプロレスラーになりましたが、今にして思えば幼稚な考えだったと思います。

それでも、この頃から空手をやりながら、何となく自分でトレーニングを始めました。

私(わたくし)、昔から好きな事をやるとなると案外ドMになるので(性癖の話ではなく、プロのスポーツ選手は結構そうだと思います。好きでもない事には全くなりません)、色々課題を作って無意味に自分を追い込みました。

無意味な追い込みの一例として···

・通学カバンに5キロの鉄アレイを入れて通学。
・プロレスラーになるまで大好きな炭酸飲料を飲まない(この話は後々出てくるので覚えておいて下さい)。

などがありました。嗚呼くだらない。

高校は将来プロレスラーになる時に少しでも役に立つように、柔道部のある某農業高校を受験する事にしました。

農業には全く興味なくて、自分の偏差値に合った柔道部のある高校を選んだだけです。

受験の方は無事合格。

全然勉強しなかったんですが専門分野系の高校だったので偏差値も高くなく、受験のハードルは低かったようです。

合格したご褒美にメガドライブの「ジョー・モンタナ2 スポーツトークフットボール」を買ってもらったなあ。

アメフトのルール知らないのに(笑)。

やがて春になり高校に入学。

しばらくして部活に入部希望を出す日が来た。

しかし、クラブの一覧表を見るとなぜか柔道部がない。

担任の先生に聞くと、柔道部は去年で廃部になったとの事だった。

ここから自分のつまらない高校時代がスタートします。

■次回予告

予想外の展開でスタートした高校生活。

自身の性格に原因があり、周囲に打ち解ける事ができず校内生活はまるで充実せず色々な意味で悶々とした学生生活を送るのであった。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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