黄色

やっぱりいつからか
さよならをした後は
瞳の奥が震えて熱くなる
視界が滲んでじわじわ残る温度が
何故かすごく哀しかった。
いろんな気持ちが交差しすぎて
自分の気持ちに確信をもてない。
信号で表すと黄色って感じ。
なんなら本当に辛い時こそが青だった、
本当に幸せな時こそ赤だった、
今の私はずっと黄色。
何故かあの過去の鮮明な記憶に縋っている。
何故か、
この今のぼんやりしてる気持ちさえ
忘れてしまいたくなかった。
この今の曖昧な気持ちさえ
綴っていたかった。

まだ忘れなくていいし、
ずっと忘れなくていいし、
忘れる時まで忘れなければいい。

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