今朝の朝ドラ「スカーレット」で、主人公の「女性陶芸家」喜美子と、「女性市議会議員」ちや子さんのやり取りで
「 頑張り〜、女性陶芸家さん!」
「ちや子さんも頑張ってください、女性市会議員さん!」
そして二人同時に
「”女性”は余計や!笑」

いや、まさに何日もかかってこの記事をたらたら書いてたとこだったので、ナイスタイミングというか、はよ完成させぃと、背中どつかれた気がしました。

さて、1、2月は、立川中心に広域の様々な団体の新年会・交流会等に参加させていただき、連日お目にかかる方も多く、地域に関わる仕事をさせていただいてる感謝と幸せを感じているこの頃です。 

 新年会は立川青年会議所を皮切りに→

→と、こんな感じのその他いろいろな場に参加させていただいております。

こうした商工会などの商工経済団体や業界団体、また政治関係などの団体には「女性部(なんなら婦人部)」があったり、女性は入会できない男性オンリーの経営者団体があったりします。

逆に、主たる構成員が女性である、例えばPTAや福祉関係、子育てや地域活動の団体には「女性部」でなく、「親父の会」などがあったり…(ちょっとニュアンスちがうかもだけど)

私は、所属団体では一般の部会や委員会に所属しているので
「森林さんは女性なんだから女性部に入ればいいんじゃない?
なんで女性部入らないの?
「ソロプチ(奉仕活動を行う女性の世界的組織)に入れば?」
などとよく言われます。

でも、私は「女性部」には入らないのです。
何故ならば…

女性部とは

例えば、地元の商工会では
「商工会女性部は、企業発展のパ-トナ-、及び良き理解者となり地域発展に手助けすることを期待されています。そして部員相互の地位向上並びに明るく楽しいふれあいの場を提供しております」と、定義づけています。

(ただし全国組織になると「商工業に携わる女性として、経営に関するノウハウを学ぶとともに、女性ならではの視点で地域の活性化に向けた取り組みを行っています」と、さすがに主体にはなってはいるけど…)

地域の中小企業、小規模事業所が所属する商工会の女性部は、経営者の集まりというより、経営者であるパートナーを支える的な活動目的で、経営者の妻などのご家族の会員が多いようだし、おしゃべりしながら手芸やお菓子やお花で親睦深めるというより、個人的には、ビール飲みながら情報交換したり、先輩経営者から事業の話やマインドなど学んだり、まだまだ日本社会の主流である男性社会ウォッチなどの方が勉強になると思うのです。

もちろん、実際に裁量権のある立場の女性たちの集まりの女性部もあると思いますが、だからと言って「男性部」はないですよね。

「女性部」とは、(家庭や地域でなく)経済や政治などの世界で少数派で弱い立場である女性が一致団結して、女性の発言権や裁量権などの地位の向上のために、個人の力でなく組織として取り組んでいこうという趣旨だとは思います。

でも、時代はもう令和。

多様性を受容し尊重して豊かな社会を作っていかねばならない時代に、もう「女性部」は不要なのではないでしょうか。

性別に関わらず、個人の経験や能力などの、個性や人となりを生かして活動できる場が必要なのではないかと思います。

「女性部」そして「女性社長」や「女医」、「男性保育士」や「イクメン」など、余計な性別の冠がつかなくなくなる日が1日も早く来るように願っています。

女性であることも含めた自分らしさを大切に、社会の役に立てるよう、これからも枠に囚われずに進んでいこうと思います。

よく、こういう話や男女共同参画などの話になると「でも男性と女性は違うから」とかいう流れになりがちですが、違ってて当たり前だし、同じにしなくていいんです。女性であること、男性であることを楽しんでいいし、それを否定したいのではないのです。
男女に関わらず、あらゆる性自認に言えることですが、自分では選べない生まれ持った性別などを、社会的な差別や、機会の差別につなげないで、男だから女だからと壁を作らず、一人の人間として能力が発揮できる世の中を目指そうという話です。


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