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音楽アーティストと保育士を掛け持ちしてた睡眠三時間の生活から、たっぷり寝ないと身体がもたない現在の保育士生活へ

7月18日から始めて、最初の2週間は強制的に毎日更新と宣言したnote。
途中から数えてなかったけど、さっき数えたら17記事あったので、宣言は守られたかな。

保育士は何十人もの子供達の命を、大体の現場では足りない職員配置でお預かりし、一日中彼らの命と安全を守りながら個々に合った育成や人格形成に携わる仕事なので、寝不足や夜更かしは事故に繋がりやすくて危険。
(私は他の先生たちから見たらあり得ない事を結構してきてたけど、正直おすすめはできない…)

自分が親御さんだとしたら、あれもこれもやって毎日徹夜とか2~3時間睡眠でやって来る先生には、恐ろしくて乳幼児を預けたいとは思いません。

が、保育士と音楽アーティストを並行してやっていた頃の私は、朝の6時半から保育に入り、夕方6時半からはリハに入り、ずっとスタジオ作業やって家に帰るのが夜中1時か2時、で、また朝の6時半から保育士の仕事。

今思えばあり得ない状況で、さらにどっから時間見つけてかわからんけど、ブログ更新も家事炊事も十数年間毎日やってた。(アメブロ読み返して自分で驚く)

当時のブログ(アメブロ)は十数年間毎日更新して、練習や曲作りは毎日やって、他のアーティストのピアノサポートの耳コピやって、ソロ活動とは別にユニットの曲作りや練習もやって、自己管理のため3食自炊も毎日やって…
というのが、長い間ずっと私の普通の生活でした。
あ、発声やエクササイズもかな。 ピアノのスケールとかの他に。
ピアノ弾き語りのボーカリストだから、自分の身体と声が資本だし楽器でしたからね。

当時のユニットの相方には、
「いくよさんのブログや発信の更新時間を見てて心配なんだけど、いつ寝てるの?」
と、いつも言われてました。

が、私に限らず、周りでも保育士とアーティスト活動やアイドル・モデル・芸能活動などを並行してやってた人達は、大体似たような感じか、もしくは無名の私なんかよりも、もっと過酷でした。
逆に私が、彼女達の発信やブログを見たときに
「大丈夫かな? 寝れてるの? きつくない?!?」と、いつも思ってました。
(ほとんどの人が2~3年以内にどちらかを辞めていた…)

私は好きなことだったから、当時正直つらいとは思ってなかったし、どちらかというと工夫して作り出すことを面白がってもいました。

ただ、金銭的にはいつも苦しかったし、冷静に見ても物理的・身体的にかなり無理があってどちらも100%はできないし、寝不足を含めて正直いろんなところで周りに迷惑もかけてもいました。
これ、意味や状況がわかる方や同じような経験のある方は、切実にわかると思います。

本来の私は、何かひとつのことにすさまじく集中力を発揮して成果を出す代わり、のめり込むとき他のことは全部忘れてるので、複数の同時進行は向かないタイプなんです。
ただ、時代的なことや社会情勢も考えると、複数の同時進行をしないとこれからの時代は生き残ることがむずかしくなることも、2010年頃から感じてました。

実は保育士は一度やめたけどやっぱり好きなので、2017年にまた戻ってきました。他も色々あるけど、長くなるので今回省きます。

そうこうするうち、社会がどんどん複数同時進行をしないと生きていけない方向に向かい、2020年のコロナの社会的なカオスで真剣にサバイバルを考えないと行けなくなり、いろんな個人的な危機にも直面してました。

私は自分のやりたいこと=音楽を保育の現場で足りないと感じてた所に生かす事を考え、前からタイミングを狙っていたのですが、それができて現場での実戦力が鍛えられる今のバイリンガル保育園に転職しました。

出る杭を打って子供達の長所や個性をつぶし、平均化する教育ではなく、音楽や文化で感性を磨き、自分の持って生まれたルーツや長所を生きていく力にできる子達を育てる保育がしたいと思ったんです。
そのためには自分は経験不足なので、まず鍛えられる環境にいって叩き上げで実力をつけよう、と。

バイリンガル保育園は縦割りで、英語や日本語や音楽やクラフトのレッスンがあり、なおかつ子供達や先生の日常会話が英語で、システムが独特です。
私はそこで、1~2歳から5歳までのクラスの。音楽とクラフトの先生になりました

いうまでもなく、それはとてつもない体力と精神力とバイタリティが私自身に必要になることを意味し、生活や睡眠を変えないと出来ない仕事でした。
3~4時間睡眠なんて、もうとんでもない! 
早朝から夕方まで何10人もの1~5歳の子供達と真っ向勝負の濃い人生ドラマを生きて、帰宅後は家事をしてレッスンを考え、準備し、そのための書類を書き、夜はバタンキューの毎日が今は続いてます。

が、きついけどやっぱり前と同じで、面白がってる自分がいる。
そういう性格なんでしょうね。
仕事しかしてないわけでもなく、ちゃっかり恋愛はしてたりプライベートは工夫して楽しんでもいます。

アーティスト活動は、誰かに迷惑がかかる状態でやりたくないので、今は今の仕事でのスキルを伸ばし、信用に値する実力や対応力をつけるときだと思ってます。
ただ、前にも書いたように、停滞は停滞ではなく(その間に周りの人も時代も動いてるから)後退だということは、活動再開のときは覚悟しないといけないのも自覚してます。

ていうか、次に再開する時は、なにか社会の需要と結び付いた人の役に立つ形でライブなり映像や配信なり曲作りなりを、やりたいと思ってる。

その前に、今のこの誰がいつぶっ倒れてもおかしくない東京の保育現場のすさまじさと、いつまた来るかわからない(都内は同じ園や学校でも何度も頻発してる)クラスターやコロナ休園のカオスを、まずサバイバルしなきゃです。

あと、今レッスンや保育してる子供達を放り出して中途半端な形で他の事をすることは、プロとしてダメだと今は思う。
いまやるべき責任も果たさずに中途半端に何かに手を出しても同じだと思うし、子供達の人生に関わってる以上は、いま向き合ってるドラマをまず極めたいと思ってます。まず今の課題を克服してから。

その上で、少しずつこの先の準備を進める必要性も感じてます。
実は、ちょっとずつやってたりもする。
いきなり商売できるような準備はないのにこのnoteを始めたことも、実はその敷石のひとつでした。

少しずつ、時は動いてます。  
まず始めなければなにも残らないし、それ以前に始まらないことを感じつつ…

読んでくださったあなた様、ありがとうございます。

See  you !

         Ikuyo Matsubara 



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