いつもの道にも発見がたくさん!歩きながら世界と遊ぶ
なんだか今週は、いつもの道がこれまでと違って見える気がする。
保育園への送りを終えて、家に向かって歩いていたら、突然子どもが立ち止まって木を見つめていた。何かと思ったら、木に生えたコケをじーっと見ている。
「ねえ、黄色と黄緑と緑色があるよ」
おお、ほんとだ。この道はたいてい自転車でサーっと通り過ぎてしまうし、木にコケが生えているなんて気に留めたこともなかった。子どもは歩きながら、続けていく。
「こっちの木は黄色だけ」
「この木には茶色が混じってる」
「このコケ、キノコみたいな形してる」
「このコケはすごく黄色い!〇〇くんが食べてるゴールデンチョコみたい」
「あ、綿あめみたいなのもある!これはコケじゃなくて蛾の卵かな??」
「よく見ると黒もある!(私が「木の色じゃない?」と言うと)そっか、雨に濡れると木の色が変わるんだね!」
「地面にもガードレールにもある!これもコケかな?」
「わーこっちの壁にもある!あれ、前に進むたびにコケがどんどんなくなっていくー!あ、一個もなくなった」
ほんとだ。なんで木によってコケの色が違うんだろう?キノコの形をしているものや蛾の卵みたいなものもコケなのかな?なんでコケがある壁とそうでない壁があるんだろう?
子どもの発言をきっかけに、私の中でも疑問や妄想がどんどん広がっていく。
子ども語録集:雨の日の変化編
「屋根に音があたって、音楽みたいだね」
(突然雨が降り出して困っていたら)「でもこの雨、お花にとっては嬉しい雨だね!水飲み放題だよね」
(一日前、私が好きな花を見つけた場所の近くで突然)「あの花、雨の日はどうなってるかな?見に行ってみようよ!」
前日に花の写真を撮っていたので比べてみたら、ツボミの数が増えていた。それに、今日は昨日に比べてツボミが下を向いているように見える。これって、雨が降っていることと関係あるのかな?それとも、もともとこういうツボミのつき方がする花なのかな?
子ども語録集:水たまり編
「水たまりの中にモグラがいる!(←映っている自分の傘。笑)ダッシュしてるのに勝てないー!」
(私が、子どもの傘(絵柄がサメ)を水たまりにうつして「水の中にサメがいるみたい!」と言ったら)「ほんとだ!こうやって動かすと、泳いでるように見えるよ」
お互いの発見・発言から、どんどん世界がオモシロくなっていく。思えば二人目が生まれてから日々バタバタで、こうしてゆっくり子どもの発見に身を委ねる時間がすごく減っていた気がする。きっと子どもはこれまでも毎日いろいろな発見をして、発言してたんだろうな。そんなことに気づかされつつ、日常を遊ぶ日々に、ワクワクしている。
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