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四年間で「取ってよかった授業」四選

こんにちは。いくとです。

あと2ヶ月で卒業となった今、授業を振り返ってみたいと思います。

今回は、ゼミと基礎ゼミについては除外します。言うまでもなく、大切な経験をさせてもらいました。

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消費者行動論(D先生)

今振り返ると、僕の大学生活、ここが転機だったのかもしれません。

資本主義の日本で、誰もが日々行っている『消費』。そこに焦点を当てて科学的、論理的に、徹底的に考えてみる、って印象があります。身近に感じられるからイメージも膨らんで、勉強が楽しいと思えました。

マジカルナンバー7、キャズム理論、2:8の法則などなど...
僕らは気づいていないけど、その法則に概ね従っている。命令されたわけでもないのに、その通りに動いている。まるで操られているかのように。

おもしれぇ〜!!と思ったことをいまだに覚えています。
ここから、心理学や、無意識というものに興味が湧いていきました。

法則は、この世の"ルール"みたいなものだと思っています。そのルールに則った上で、どう動くか。そのルールはどこにどんな影響を与えるか。自分や周囲に利益をもたらすにはどうすればいいか。そうやって考えるのが好きです。

S先生の流通マーケ入門と同じ年次に取れたら、もっと面白かったのかなと思いました。流通マーケ入門は一年次で、消費者行動は二年次でした。非常に似ている部分が多いので、派生して、点と点が繋がっていく感覚がより濃厚に得られたと思います。


経営心理学・経営心理学各論(K先生)

これは三年次に履修しました。オンラインでしたが、めちゃくちゃ面白かったです。

K先生が元々実務家であったこともあり、話が分かりやすく、かつおもしろかったです。一限でリアルタイムの授業でしたが、これだけは休みたくない!と思っていました。

消費者行動論からもつながる授業でした。心理学ですもんね。
モチベーションの話、特に「アンダーマイニング現象」とかは興味深かったです。報酬を与えると、報酬なしよりも自発性が下がっちゃう、的な話です。

このあたりは、組織に入って、指示を出すような役になった時はもちろん、子育てとかでも使えそうだな、なんて思ってました。

この授業は、何より自己管理に役立つなと思っていました。
モチベーションがどうしても下がった時、どうすればいいのか科学的根拠を持って判断できます。「こうしたら良さそう」みたいな、イメージで行動するよりよほど効果があります。

まあ、そんな毎回機械みたいに動けるわけではないですが。

ただ、この授業は好きでした。
同時期に履修していたM先生の「経営組織論」と繋がって、より一層面白かったです。


国際協力論A・B(H先生)

この授業は2年生で履修しました。
国際協力論は、マジで全学生におすすめしたい。

今流行りの、SDGsを初めて知ったのがこの授業でした。
アフガニスタンで平和のための活動をされていた故・中村哲医師もこの授業で紹介されていて、こんな素晴らしい日本人がいることに驚き、亡くなられた際はとてもショックでした。

この授業の特徴は、ほぼ毎回レポート課題(A4 1~2枚程度)が出される、ということでした。
大体の大学生は、「うぇ、マジかよ」となると思います。
しかし、内容は学ぶべき、と言えるものばかりでした。

世界とは、平和とは、格差とは、正義とは、生きるとは...
どこか哲学チックな部分もあります。

これらの論題について熟考するためには、”書く”ことが何よりも良い方法だと、途中で気がつきました。

世界は綺麗なことばかりではない。むしろ汚れ、くすみ、複雑で混沌としている。そんな世界を一歩でも良い方向へ進めるために僕たちは何ができるだろう。そういったことを考える授業でした。

できることならもう一度、受けたい授業の一つです。


経営特別講義A 経営とデザイン(Y先生)

この授業は四年生で受けました。通年の授業でした。

もう単位は取り切ってるのに、この授業のためだけに週一回学校に通っていました。片道1時間半もかかるのに。それだけ価値のある授業でした。

この授業は、僕の中の価値観を大きく変えてくれました。
デザインってなんなのか。

答えのないものを探し、調査し、考え、アウトプットする授業でした。
めちゃくちゃ難しかったです。それは僕たちがこれまで「答えのある問題」ばかりを考えてきたから、だと思います。

でも、「世の中答えのない問題ばかり」ということに気づけました。
この授業を受けてからは、普段からセンサーを張って、「答えのない問題」や「仕方ない、で片付けている問題」に気づけるようにしています。

おそらく、この授業がなかったら僕の人生は大きく違っていただろうなと思います。

ディスカッションのパワーを思い知った授業でもありましたね。
曲者ばかりのトンデモ議論はすごくクリエイティブで、刺激的でした。


まとめ

以上の授業のほかにも、面白い授業はいくつかありました。残念ながら記憶にすらない授業もありますが。そういうやつは大抵、レジュメ棒読みの座学オンリー授業です。大きい声では言いにくいですが、過半数はつまらん授業でした。

学ぶ姿勢があれば、そういう授業からも吸収できるのでしょうが、僕はそうではなかったようです。きっとほとんどの人も僕と同じでしょう。

そんな中、こんな素晴らしい授業に出会えたことは幸運です。きっと、この先も僕の血となり肉となって僕を支えてくれます。

学ぶことは、この世のルールを知ること。
ルールを知らなければプレイすらできない。カモられておしまい。
そうならないためにこれからも勉強は続きます。

最近、色んなところで撒いてきた『点』が繋がることが多いです。
この感覚、たまらないんですよね。アハ体験ってやつ?
勉強しといてよかった〜と思うんです。

人生は全てが学びです。失敗も成功も、ルーティンでも新しいことでも、何かに気付けばそれは学び。紐づけられればそれも学び。何かできるようになれば学び。あとはそれをどう活かしていくか。

明日の僕は今日の僕より成長しているでしょうか。
希望を持って生きられる人生でよかった。いつまでこうしていられるか分かりませんが、その日まで必死にもがいてみようと思います。


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