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心屋仁之助のお金を引き寄せる体質改善

お金に関して、お金を使う事が悪いことと思ったり、費用対効果を考えたりしてしまう人がいる。

そもそも欲しかったものを買うのは、お金は減るが欲しかったものが手元に残る。それを損得の損の方ばかり見てしまう。これを「お金の詰まり」と呼ぶらしい。

なぜ「お金の詰まり」の価値観を持ってしまうのか。実はその価値観は子供の頃からきていて、ずっと変わっていないのだ。

必要最低限のお金を与えられていた子供は{身の丈以上にお金を持ったり、もらったりする事はいけないこと}という考え方を持っている。そうして、大人になると「お金は苦労して得るもの」という考えを持つことになる。

このような人は{お金は特別な価値があるものだ}という考えを持っている。そのため、{お金を使うことは悪い}や{費用対効果を気にする}という考えを持ってしまう。さらに、「お金は苦労して得るもの」という考えはお金に固執する人を生み出しやすい。こうなると自ら行動範囲を狭め、簡単に大金が手に入るチャンスを逃すことになる。

一方で、子供の頃に必要以上にお金をもらっていた人は、望んでいるものは何でも手に入る}{お金には特別な価値があるわけではない}という考えを持つという事になる。お金に特別な価値がないと思っている人は、自分の好きなもの、自分が価値を感じる他の物にお金を使う。

しかも、{小さいころから簡単にお金を手に入れ使っていた子供は、お金にルーズになる}という事はない。これは大人が教育するときに使う勝手な解釈であり、幻想である。

子供の頃についたお金に対する偏見をなくすことが大事になる。そのためには好き嫌いでお金を使うか決めるといい。

偏見をなくす有効な方法として心屋さんが提案しているのが、「神社ミッション」である。

神社ミッション:どこでもいいが、ひと気のない神社の賽銭箱に1万円札を入れる。というもの。

お金に特別な価値があると感じ、「お金の詰まり」が起っている人には考えられない、あり得ないことと思うだろう。「神社ミッション」はお金が特別なものではない、と考えられる感覚を与えてくれる。実際の金額は千円札でも五千円札でも良いが、自分自身があり得ないと感じる金額の方がいいだろう。

お金の詰まりを解消して、自分の好きなものにお金を使うようにすると、「なんか知らんけど」お金が入ってくるようになる。と心屋さんは言う。

なんか知らんけど」が重要らしい。心屋さんらしい。

~感想~

読みながら自分もお金の詰まりが起きているなぁと感じた。ここ何年かは好きなものにお金を使おうとはしていたものの、費用対効果はすごく気にする方だし、子供の頃からお金を特別大切にしてきた実感もある。

やはりお金を特別なものとして捉えてしまっているんだなぁと恥ずかしくもなる。

本で紹介されていた好き嫌いで選ぶ例として、居酒屋の「お通し」が本当に食べたいものかどうかよく考えよう、とある。確かに、運ばれてきたお通しが好きなものであった時もあるが、そうでない場合の方が多い。断りずらい場合が多いし、チャージ料として最初からお会計に含まれている場合もあるが、いずれにせよ好きなものではない場合がほとんどだ。

居酒屋でのチャージ料を「楽しい時間代」としては払ってしまうのは、費用対効果で考えてしまっていることになる。これを好き嫌いで考えて、好きと感じ払うならば、金額など見ずに払うという事になるのだろうか?

確かに本当に好きなものを買うときは、値段をあまり気にしない場合が多い。という事は費用対効果を考えないようにするには、値段を見ずに物を買うことが有効なのかなと思った。(費用対効果の「費用」見ないのだから当たり前なのだが)

そして神社チャレンジについては本を読んでどういう仕組みでどういう効果があるかを知った。

そこで、実際にやらなくても、お金が特別だという価値観を無くせないかと考えてみた。毎日ガマンしていたり、買わないものにお金を使ってみようかな、などと身の回りを振り返ってみた。

振り返りながら気が付いた。実際にやらずに神社チャレンジの効果を得ようとしていることが、すでに費用対効果を気にしているじゃないかと。

また自分が恥ずかしくなった。自分の価値観を変えるのに1万円は高い、と思ってしまったのである。

これは実際やってみないと変わらないなと思った。近いうちに気に入った神社を見つけて、そこで諭吉さんを放り込もうと思う。

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