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Good Luck

仕事も成功し、自分の好きなように生きてこれたジムが、仕事も財産もすべてを失い変わり果てた幼馴染マックスに、54年ぶりに再会する。

運がなかったと言うマックスに対し、ジムは「運と幸運」の違いを説明するために、昔祖父から聞いた「魔法のクローバー」の話をする。

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2人の騎士が宮廷から遠く離れた森に向かい、7日後に広い森のどこかに生える「魔法のクローバー」を探す。

「魔法のクローバー」はあらゆる面で限りない幸福をもたらす。と言われている。

一人の騎士は森へ着くと、大地や湖、木々、石、に詳しい神々にクローバーについて聞きまわるが、「ここ何千年も生えたことがない。生えるわけがない。」と聞くと、嘘をつかれたと思い、また次をあたる。というのを繰り返す。そして6日目には悪巧みをする魔女に、「お前はうそをつかれた」と騙され、最初に魔法のクローバーのことを教えられ、騙された宮廷の魔導士を殺してしまおうと、夜を徹して城へ走った。

もう一人の騎士は同じく神々にクローバについて聞きまわるが、森に「魔法のクローバー」が生える環境についても聞いた。そして森の中の小さな土地に、土壌、水、日光、石の条件を整えていった。6日目には同じく魔女に遭うが、甘言に惑わされなかった。結果、7日目には耕した土地に数えきれないほどの「魔法のクローバー」が生えた。

宮廷の魔導士へ憎悪を抱いた騎士も城につくと、魔女に騙されたと気づいた。この騎士は探し求めることをやめてしまった上に、{誰かに運を分けてもらおうと}としかしなかった。

一方、「魔法のクローバー」を手に入れた騎士は{自ら幸運を招こうと下ごしらえをし}、{自分自身が幸運の一部となることを本心から願った}が幸運を手にする結果につながった。

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マックスは、何十年も前の楽しかったころのジムに会いたいと思い続けていた。

この話を聞いた後、今日ジムに会えてこの話を聞けたことを偶然じゃないと言う。

ジムに会いたいと思い続けていなければ、この話を聞いていないし、今日再開していないかもしれない。と言う。

実際に今日自分で幸運を作ることが出来ると証明できた」と言う。


幸運のストーリーは、絶対に偶然には訪れない



正直上にまとめたストーリーを読んでも、理解されにくいだろうなと思う(語彙力、文章力がほしい)。

どこまで重版されているのか知らないが、150万部のベストセラーなので、ぜひ読んでいただきたい。きっと少しは考え方が変わる人がいると思う。


この本、実は中学生ぐらいの時に一度読んだことがある。

当時は読書に興味もなく、朝の読書タイムみたいな時間に暇つぶしに読んでいた。

それがたまたまこの本を古本屋で見つけ、さらっとあらすじを読み、また読もうと決めた。

芯となるのは{幸運は自分で動いて、幸運を手にしようとすることで手に入る}{運は他から巡ってくるときもあるが、すぐに離れてしまう}{幸運は誰でも自分で作り出すことが出来る。手にした者に必ず幸せを運んでくれる}という事だと思う。

自分も語彙力や文章力が天から降ってくるのを待つのではなく、少しずつでも自分で作り出していきたい。


この本のあとがきがまた素敵だった。

この本を書くのには 八時間しかかからなかった

だが この本を考えるのには 三年もの月日がかかった

人はもしかしたら「たった八時間か」と思うかもしれない

だがもしかしたら「三年もかかったのか」と思うかもしれない

前者は 運の訪れを待つたちのこと

後者は 幸運の下ごしらえをできる者たちのこと


本質がしっかりわかっていたら8時間はそんなに長くない。

この本質や仕組みに気づくのに3年は早すぎると思った。

一生幸運を手に入れる方法が3年で手に入るならイイなぁ

そんな方法をたった1冊で知れて良かった。