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「一ノ瀬颯グッズが届いた」3月31日の日記

今日も気温が低く、天気も今一つで気分が晴れない。テレビをつければ自粛の話と増え続ける各地域の感染者のニュースで午前中から余計気分が下がる
…と思っていたところに、予約していた一ノ瀬颯くんのグッズが届いた。

一ノ瀬颯くんは騎士竜戦隊リュウソウジャーの主人公・コウ役で芸能界デビューした。近年珍しいキャリアほぼ「ゼロ」の普通の大学生だったところからその端麗な容姿を大手芸能事務所の研音にスカウトされ、その数か月後にはオーディションで主役の座を射止めた経緯を持つ。
いい意味で素人らしい、けれどいまどきこんな生き方したら生きづらいんじゃないかと思うほど真っ直ぐで正義感が強い、応援せずにはいられなくなる不思議な魅力がある。

彼のグッズが発売されることになり、約1カ月前に予約していたものが、届いたのだ。

こんなご時世でもちゃんと予定通りどころか予定より1日早く発送されてきたことに驚いたし、それが朝からの暗い気持ちを全部吹き飛ばすくらい、びっくりするほどまっすぐに嬉しかった。

芸能人のグッズ。不要不急と言ってしまえばそれきりだけど、こんなときだからこそいつもよりずっと荷物を受け取った時のうれしさが強かった感じがする。こんなご時世なのに、グッズを製造してくれて発送してくれて、とどけてくれて、ありがとう研音、ありがとう工場、ありがとう佐川急便。

届いたグッズは上記に貼ったクッションの他

生写真や、本人がデザインしたアクリルキーホルダーなどがある。

クッションは想像していたよりずっと大きく、リモートワークで在宅作業も多いのでPCを置く机に飾ってみたらクッションが厚みのある立体なせいもあって、すぐそばで仕事を見られているようで集中できず、少し離れたところに飾ることにした。良すぎる顔が近くにある生活、動揺が多くて意外と不便。適切な距離をとって精神を慣らそう。

生写真は最近発売された写真集のアザーカットが満遍なく入っていて、10枚買って被りも無くとても満足した。むしろもっと欲しくなった。

アクリルキーホルダーもまた手のひらよりちょっとだけ小さい、ちょうどいい大きさで印刷も細かいところまではっきり出ており、くしゃくしゃの笑顔が可愛い。一ノ瀬君はレッドだったので赤色が欲しいし他の色もほしい。これももっと欲しくなった。追加で注文しよう。

そうこうしているうちに東映撮影所で現在放送中の魔進戦隊キラメイジャ―・キラメイレッド役の俳優の新型肺炎感染があきらかになり東映撮影所が大変な状態になっているニュースが入り、今年はもうどのコンテンツもしっちゃかめっちゃかなのかもしれないと、悲しさを通り越した無力さを感じた。毎日毎日じわじわと自分の中の悲しみの上限が更新されていく感覚、いくところまでいくと「無」になるのか?

複雑な気持ちを意図的に棚上げして日中仕事をし、夜は今日のこの届いたグッズに対する感謝の気持ちでお手紙を書いた。冗長な手紙にならないよう、シンプルに、でも感謝と応援の気持ちを素直に書くのは難しい。けれど手紙を読む相手の気持ちを考えながら、語彙を一つ一つ自分の頭の中からそっと掬い取って、押し花のコラージュをつくるみたいに丁寧に便箋の上に載せて文章を作っていくのはまたnoteとは違う感覚の心地よい疲労と充足がある。

今日も色々なことがあったけれど、一日のさいごを心地よい精神状態で終わることができるのは健康だ。こういうことで免疫力も上がるかもしれない。

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