過疎ってた頃のモブハントの思い出〜その1
FF14大型パッチ6.0「暁月のフィナーレ」のリリースが延期により12月の頭へと変更になった。
これまでの大型パッチにおいても印象深いトラブルはあったもので、
4.0ではラウバーン討滅戦、5.0では忍者がゴネる。
そして今回に至ってはトレーラームービーで「準備はいいか」と煽っておきながら「準備できていなかったのは俺たちでした」という謝罪を頂いてしまうという。
理由は定かでは無い。今や2400万以上ものアカウントを抱えており、少しでも慎重になるのは当然なのだろう。ゲームの延期というと数ヶ月から数年という事も多く、今回もシステムごと大きく変更される部分も多いそうなので、二週間というのなら短い位かもしれない。
頭では分かっている。
分かっているけれども、かなり気持ちを作っていたので軽い放心状態…(´-`)
心よりお待ちしております…。
ここからが表題の話になるが、このゲーム内における「モブハント」の話をする。予め言っておくがここに主張は無く、淡々と思い出話をつらつら書いていく。
フィールド上には様々な敵が散見できる訳だが、その中に「モブ」と呼ばれる特殊な敵が存在している。
凄い簡単に言うと、人気のあるモブは一人で倒す事ができないのでパーティを組んで共闘する事になる。誰かが募集を立てパーティを組み、倒されたら即解散するというのが基本の流れ。そのモブハントは今現在、組織立って行われているイベントと化している。
具体的には、一日に数回ゲーム内の掲示板であるパーティ募集上に
「モブハンツアー10体」
のような募集が立つ。指定された場所へ向かえば、何十ものパーティがそこで待機しており、募集主が現れ開始時間になると、座標で誘導されながら一体ずつ倒す。そしてまた次のモブがいる座標へ案内される。
一つのマップ上には最大2体しかおらず、移動してまた別のモブを倒す。これが募集の通りに進行され、予定通り全部倒し切れば解散という流れだ。サーバ毎にはツアー対象になるモブは最大12体しか存在しない。またサーバを越えてより多くのモブを倒すこともあるので、数や進行の仕方に若干の変動はあるものの大まかには同じやり方である。
これというのはプレイヤーが自主的に行なっていることであり、運営は「モブ」とそれから得られる「報酬」を用意しているのみである。今の形に成り立っているのは、プレイヤー数が増えた事と報酬の「質」が変わった結果である。
モブハンツアーのメリットは、参加側はとにかく楽ができる所だ。募集が立てば適当なパーティに入り、付いて行くだけで多くのモブが狩れる。そして多くの人間が効率的にその報酬を得ることができる。
対してデメリットと言えば、この規律を乱すと叩かれる所だろうか。例えば、モブがいたのでフレンドや募集でパーティを組んでその一体だけ倒す、それだけで、そのモブハンツアーを組んでいる勢力からの叱責を喰らうのである。
具体的には直接チャットで強く注意されたりしているらしい。暴言であれば通報の対象になるのだろうが、モブハンツアー自体は全く悪行ではないし、賛否両論あるとはいえ、集団や大多数による意見など数による威圧は、ゲームといえ太刀打ちできないものだ。
何故そこまで躍起になるかの理由は色々あるが、一つにこのモブを3000体倒すと貰える報酬があるからだろう。このモブツアーに1日一回参加出来ても、その報酬まで達成するには約8ヶ月かかる計算になる。モブ自体は再ポップするのに3〜5時間かかり、そういった横やりが一つ一つが積み重なるとこのツアーが成り立たなくなる。
だからこそ半端に狩られてしまうと効率が悪くなってしまう。管理している側も他のことが制限されるだろうし、今現状のそちら側の話は聞いた事はないが、殺伐とするのは想像に難くない。
昔のような見つけ次第パーティ組んで早い者勝ち、といった時代を知っている人からは今のやり方は違和感があると思う。自身もその時代に遊んでいたクチであるので、モブ情報を収集する楽しさも知っているし、またそれに乗っかる事の有難みも分かる。今の規模の大きさから察する現状も、時代の流れだなと受け取っている。
自分が一番廃人並にプレイしていたのは、パッチ3.Xのイシュガルドが最新エリアである時代だった。およそ六年前か。その頃のモブハントといえば、新しいトークンが実装されない限り見向きもされない存在だった。
今回書ききれないので、また次回に持ち越したいと思う。
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