見出し画像

【はぐくみVol.2】はぐくみ防災フェスの様子をお伝えします!(生野未来学園義務教育学校区)

はぐくみネットの各校区の様々な活動を取り上げる、このマガジン。
第2弾は、義務教育学校生野未来学園のはぐくみネットにより行われた「はぐくみ防災フェス」の様子をお伝えします!


生野未来学園は令和4年に、4つの小学校と1つの中学校が統合し出来た義務教育学校です。これまで別の小学校区のはぐくみネットとして活動されており、統合を機に生野未来学園のはぐくみネットという1つの協議体として、どう活動していくか話し合いを重ねて来られました。そんななか、今回のイベントは、PTA、各地域の防災隊長・リーダーの方、あじさいパートナーの方、消防署、区役所と、たくさんの方との調整のもと開催していただきました。グラウンドに5つ、講堂に2つの体験ブースが設置されており、スタンプラリーも開催されていました!

グラウンドブースの紹介

グラウンドには5つの防災体験ブースが設けられていました。

消防車・防災服体験

受付を済ませると、まず目に入るのが大きな消防車!
子ども用の消防服もあり、子どもたちは消防服を着て記念撮影をしていました📷


水消火器体験

次に目に入るのは、水消火器体験ブース。
使い方の説明を受けた後、自分たちで栓を抜き、赤いコーンに向かって噴射!
すぐに狙いが定まる子もいれば、少し苦戦している子もいました。
体験した子は「意外と軽かった。試せる機会はそんなにないので、やっておきたいと思った」と話してくれました。


煙トンネル体験

大きな白いテントで行われていたのは、煙トンネル体験。
テントの中は、真っ白で先が見えにくくなっています。
体験者は壁を触りながら進み、出口を目指します。
2メートル程の距離ですが、時間をかけて進んでいる子もいました。

出てきた方に話を聞くと「思ったより煙が多くて、体験だと分かっていてもパニックになりそうだった」と煙の怖さをしっかりと体感してくれたようでした◎

また、今回のイベントでは、各ブースのスタンプラリーの受付を6年生から9年生の保健委員の子どもたちが担当していました!


バケツリレー体験

グラウンド中央で行われていたのは、バケツリレー体験。
一列に並んで、玉入れの玉が入ったバケツを運んでいきます。
前の人が真ん中を持ってきたら、次の人はその両側を持ってを繰り返してくださいと防災リーダーの方からの説明のあと、いざ実践。
はじめは持つ場所に迷って詰まったりしていましたが、回数を重ねるごとにスムーズにできるようになっていました。


アルファ化米・焼きいもブース

甘い香りをたどっていくと、アルファ化米と焼きいもの試食ブースがありました。
「アルファ化米は災害時に使われるお米ですー!15分で出来て、お湯でも水でも作れますー!」と大きな声で呼びかけながら、アルファ化米のおにぎりを配ってくださっていました。

その奥では、大きな焼き芋の機械と炭で焼いた、ほくほくで美味しそうな焼き芋が次々と出来上がっていました🍠


講堂(体育館)ブース紹介

簡易担架づくり

消防職員指導のもと、毛布と物干し竿で簡易担架作りに挑戦していました。
どのようなバランスで毛布を巻き付けるか悩み、かなり苦戦している様子の子どもたち。
ようやく形になったところで、1人が上に乗って寝ころび、4人が持ち上げようとしますが、息が合わず失敗。
その後一度おろしてから、今度は全員で「いっせーのーで!」と声をかけながら再挑戦。無事持ち上げることが出来ました👏

その後、消防職員から「無理だと思ったらやめること。ケガ人にさらにケガをさせてしまってはいけない。しっかりと判断することが必要」とお話がありました。


簡易トイレづくり

区役所防災担当の職員による簡易トイレの組み立てのブースもありました。
説明を受けながら、子どもたちだけで一瞬にして簡易トイレが完成。あまりに簡単に組み立てが終わってしまい大丈夫なのかと心配した子もいたようですが、実際に座ってみて壊れないのを確認し笑顔になっていました。


はぐくみネットの方へのインタビュー

はぐくみネットの方へ、今回のイベントについてインタビューさせていただきました。

このイベントを企画するに至った経緯や意図を教えてください。
生野区ジュニア災害リーダー事業がスタートし、当校の後期課程(7~9 年生)の生徒が第1期生メンバーとして数名登録しました。このことから、次世代を担う子どもたちに「防災意識」を高めてもらうことを目的とし、今回のイベントを企画しました。

イベントで工夫した点、イチオシポイントを教えてください。
4つの小学校と1つの中学校が統合し、義務教育学校として開校し2年目となります。生野未来学園は1年生から9年生までが一緒に学ぶ大阪市で初めての学校です。そして子どもたちは、4つの地域の方々に関わっていただくことができます。今回のイベントでは、その利点を活かし、4地域の防災隊長・リーダーの皆様にご協力いただきました。また、生野区ジュニア災害リーダーを含む後期課程の生徒たちにも手伝ってもらいました。

大変だったことを教えてください。
各地域の防災隊長・消防署・区役所防災担当と多くの方々にご協力いただきました。初めての試みであり、スムーズにイベントが運営できるよう、段取り等を皆で共通理解するために、打合せを重ねることになりました。
ただ、主旨をご理解いただき、快く会議に参加いただけ、とても有難かったです。

イベントを終えての感想を教えてください。
地域・保護者・学校が協働で開催できたこと、防災教育の支援ができたこと、そして、子どもたちと楽しくふれあえたこと、はぐくみネットのイベントとして大成功だったと思います。また、防災体験ブースだけではなく、アルファ化米・焼き芋を実食できるブースを設けたことで、より楽しいイベントになり良かったと思っています。

今後はぐくみネットとして取り組んでいきたいことなどを教えてください。
生野未来学園はぐくみネットは立ち上がったばかりです。子どもたちの生きる力をはぐくむために、私たちができることを模索しながら、そして、今回のように各地域の皆様のお力を借りながら、はぐくみの輪をどんどん広げていたいと思います。
以上、はぐくみネットの方へのインタビューでした!


ということで今回は、はぐくみネットの記事第2弾として、義務教育学校生野未来学園の「はぐくみ防災フェス」の様子をお届けしました。
生野未来学園義務教育学校区はぐくみネットのみなさま、取材へのご協力ありがとうございました。
ぜひフォローして、次回の記事もご覧ください!