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2020/05/01:君の街まで

ねぇ聞きましたかこれ。アーバンギャルド版のOTAHENアンセム。めちゃくちゃ親和性が高くてすごくよかった…。いつだかのnoteで「ヲタ芸きら~い」とか「ヲタ芸好きなオタクとして一括りにされるのやだ~」とかほざいておりましたが、曲自体と地下アイドル特有の所謂メンヘラ的な雰囲気はご多分に漏れず大好物なので、このカバー版はとても良かったです。好き。


今日は絶望的に何もしてない。最近はいつものことだが。


世界ふれあい街歩きという番組をご存知だろうか。NHK BSで放送している番組で、世界のいろんな街(最近の放送だとチェンマイ、パリ、パレルモ、サンホセなど)を歩き、現地のいろいろな人と他愛もない話をしながら街を散策する番組である。私はこの番組をいつも録画しており、かつてティーンだった私にとって名探偵コナンの次に好きな番組であった。

メインテーマを聞いただけでも、NHK BSという感じのゆったりした番組であることが分かるだろう。この番組はカメラによる一人称視点で進行しているので、あたかも自分が散歩しているような気分になることができるのだ。

初めてこの番組を知ったのは2009年、中学2年の頃の夕食時に家族でテレビを見ていたときである。BSをつけるとこの番組を放送しており、そのときはイギリスのダートムーアを旅する回だった。

私はシャーロック・ホームズシリーズが当時好きであり、ダートムーアとは『バスカヴィル家の犬』という事件に登場する場所だったのだ。自分が活字でしか知り得ない土地をテレビを通じて旅することができたような気分になって、とても楽しかった。それから高校を卒業するまでの間、欠かさず録画していろんな場所の街歩きを見て、自分の知らない土地に思いを馳せていた。

大学に入って実家を出たこと、それからBSを見れる契約をしなかったことでそれ以来番組のことを忘れていたが、先日地上波のテレビ欄を眺めていたところ『世界ふれあい街歩き ちょっとお散歩』という文字列を見かけ、私は大いに興奮した。どうやら地上波でも15分の編集版を放送しているようだ。

15分の番組だったが、私の興奮を取り戻すには十分だった。まだ見ぬ土地への好奇心を蘇らせてくれた。ヌクアロファ(トンガ)、ウェリントン(ニュージーランド)、クアラルンプール(マレーシア)、どの土地も魅力に溢れた街だった。外出自粛を強いられる今だからこそ再び出会えてよかった番組だと思う。

気になった方は是非確認してみては如何でしょう。このために受信料を払ってもいいと思えた番組なので。