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春の風
サクラのユキを降らして
柔らかな君の髪を揺らしてく
君は両手で受け止める仕草
そして笑い声と僕を呼ぶ声
風が行くたび
サクラのユキ
君の髪を揺らして揺らして
時折、髪飾りになる
空のカケラの落ちる場所を探しに
よく君を連れ出したあの頃。
僕らは不自由だったけど
自由だったね。
本当はね
僕は空のカケラを手に入れていたんだよ。
君が空を見ている時
僕がいつも君を見ていたこと
君は気づいてなかったでしょ
とってもキレイだったなぁ。
⑴
バイトするに当たって
先輩に言われていた
女のコに絶対恋するなよ
辛くなるだけだからなと
なのに、
あの日
土曜日の夜
バックミラーの向こう
バックシートにすわる
君に恋してしまった
思い出す
18の夜
トウキョウ
イケブクロ