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スペインの旅<day1> ペルーからマドリードへ!

※任国外旅行でスペインに行った時のnoteです

任地からマドリードへの移動の日。

任地でのパッキングはなんだかんだ前日に行った。

暑い暑いとノースリーブになりながら、もこもこの上着とセーターとたくさんのヒートテックをバックパックに詰める。36度の真夏の任地から気温5度くらいのスペインに行く。寒い日本から暖かいハワイにはいったことあったけれど、ここまでの気温差(と発展度さ)は初めて。

初日は夕方に任地を出発。まずは州都へ1時間半。

州都の空港でチェックインを済ませて友人へのお土産を買おうと地元のお酒を買おうとするも買えず。そう、翌日はペルーの選挙があり、前日はお酒の販売が禁止されている。なんともタイミング。笑

気を取り直して首都リマへ向かう。夕方の便。飛行機は1時間半の旅だ。首都リマまでまず5時間ほどかかる。

リマに着いて次は国際線へ。夜22時過ぎの便。これで11時間乗るとスペイン・マドリードに着く。直通で行けるのはありがたい。

ご飯を食べようか迷ったため、航空会社の人に、国際線で機内食は出るのか聞くと、「知らない」と怪訝そうに言われる。確認もしてくれないので少し嫌な気持ちになりながらとりあえず何も食べず国際線に向かう。

いつもつかっているリマ空港だが、国際線に入るのは初めて。とてもひろかった。さすが国際空港というだけある。国内線はそんなことないので、あらためてリマが大きい都市であることを実感する。

国際線でお土産を買っていると、おそらく外国籍の女性がなにやらいら立っている。

「ねえ、あなたたちはレジやらないの?」とお店のペルー人定員に苛立ちながら話しかけていた。

『レジは2つだから・・・』と少しびっくりする定員さん。無理もないだろう。

それをうけて

「ねえ、遅くない?遅すぎるんだけど!」と次はレジの定員さんに向かって訴える。

レジにいた私もたじろぐ。。そんな怒らなくても、いいじゃん・・・


もちろん一概には言えないが、私が出会ってきたペルー人は、効率を求めて仕事をしたり先を読んだり空気を読むのは苦手な人が多い気がする。

だから今回の場合も、一生懸命接客をするペルー人の対応は別に普通だったし、確かに相変わらずマイペースやなあと思ったけれど、ここの土地に住む人間としてはそこまでいら立つ事象ではない。

まあでも先の外国人女性の気には触ったのだろう。

そんなに怒らないであげて、彼らは悪くないの・・とペルー人側をフォローする感情が芽生えるあたり、私はもうペルー人が大好きなのだと思った。

少なくとも私がこの地にたどり着いた時よりは彼らのことを知っていると思う。そんな自分を少しだけ誇らしく思った。

そして責められるばっかで自分は責めることのないペルー人をいとおしく思った。


飛行機に乗って長旅の始まり。といっても11時間。懸念していた機内食は早々に出てきた。パスタとたぶんイカ州で有名なチョコレートも。久しぶりのワインとともにいただく。おいしい。

映画はマレフィセントとグレイテストショーマンを見た。

マレフィセントは①は見ていたが今回の新しいのは初めて見た。

グレイテストショーマンはもうすでに3回くらい見ていた。

どちらもスペイン語で見るのは初めて。

でもマレフィセントで使われるスペイン語は比較的優しかったので割かし理解できたのに対し、内容を知っていてもグレイテストショーマンのスペイン語は理解できなかった。やはり単語のレベルや言い回しに私の弱点があるのだろう。面白い考察を得た。

マドリードに到着してすぐにトイレを使った。きれいすぎる。

トイレットペーパーがトイレに設置されているし、床が汚れていないし、トイレもたくさんあったり、洗面所の荷物を置くスペースが一段高くなっていて水浸しにならないようになっていたり、早速驚かされる。

日にちは1日経過、つまりスペイン旅2日目が開始である。

入国を無事終えて、Wi-Fiをキャッチ。どうしてだかGoogle関連のページが開けず、よってマップも使えない。今回旅する友人にホテルのマップと最寄り駅だけ聞いていざ地下鉄に乗る。

空港のサービスは私判断で正直いまいちだった。お世辞にも親切とは言えない。ペルー人、日本人、スペイン人と、もちろん国名で括って一概には言えない。言えないがあえて述べるとすると、スペイン人のサービス精神は日本とはまた違ったところに重きが置かれている気がする。そして「親切度合い」だけでみるとペルー人とスペイン人、そんなに変わらないなと思った。もちろんケースバイケースだが。

無事ホテルに到着。ホテルというかホステル。たくさんの客室数があるため夕食や朝食、ツアーなども追加料金を払えば参加できる。(ツアーはチップでOK)ホテルで働いたことがあるため、またゲストハウスなどの宿を将来的にやってみたいという希望もあるため、こういうホステルの仕組みを観察するのは結構趣味的なところがあるが

借りるものにデポジットをちゃんととっていたり、そのホテルで作ったマドリード内のマップがあったりかなり先進的なホステルだった。興味深い。

チェックインの時にマップを見せながら主要観光名所とホステルについて説明してくれた。(今思うとマドリードの主要観光スポット、今回旅行日数短かったから全然回っていない。また是非訪れよう)

ホステルで携帯を充電しようと思ったらCプラグだった。しまった、完全に変換プラグを忘れた。、スペイン旅行をする際は変換プラグCをお忘れなく!(最終的にこの旅行期間は友人に借り続けた、ありがとう友よ)

おすすめの夕食の場所を聞きにフロントに行くと、いやーおすすめはうちらのホステルの夕食だけどね…と言われる。そりゃそうか。笑

一応散歩してホステルの周りを見るもひとりでレストランに入ってもむなしそうだし、ホステルの夕食は結構よさそうだったのでやっぱりホステルで食べることにする。

お肉とサラダとケーキとパン。お酒は自由に飲める。それで10ユーロ。悪くない。(今考えるとこれは破格。笑)

一人旅などの旅行者はみんな集まって一緒に食べるので楽しかった。イタリア人がたまたまなのか、私の周りにたくさんいて、英語を使うことになった。おう、急に英語。笑

私が話していたイタリア人も英語全然しゃべれてなくて、私も全然しゃべれてなくて、だからめっちゃ面白かった。いいよね、こういうのも。

こんなに多国籍っぽいのに、目の前にたまたま座ったのが日本人でこれまた面白かった。久しぶりの日本語でいろいろ話す。

私の一人旅は最初の1日だけだったけれど、一人旅は一人旅でやっぱり面白い。その面白さはやはり人との出会いだな―と思う。特に私は一人でいると必要以上に観察をし、平均以上に人と絡み、必要以上に考え思慮を膨らませるので人と一緒の旅とはまた違ったところに目をつけることができ、それはそれで面白いのである。

そんな最初の日だった。次の日はみんな合流。各地から集まる協力隊同期に久しぶりに会えることをわかっていながら実感はわかず、とりあえず眠りについた。

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