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蟹座27度「暴風雨に遭う渓谷」

☆廻廊117*暴風雨度数☆

CANCER27: A storm in a canyon.


活動宮27-6-2 努力

26で過剰に受容した予感を、能動的に選択し、まとめて形にしようとする努力


Introduction

居心地の良い人々と環境という「渓谷」で閉じられた、安心・安全で贅沢な暮らし。しかし自然は容赦なく、暴風雨で住人たちを蹂躙します。想定外の災難には、過去の知識に囚われず、自分自身で考え判断しなくてはなりません。仲間を守るために、勇気を出して立ち向かいます。


シンボルの意味

このシンボルは、渓谷で守られていた安心・安全で豊かな暮らしに、自然の脅威が忍び寄ることを表しています。

人間関係、共同体など、今まで良好に保っていた状態に、いきなり崩壊するような衝撃が訪れることを暗示しています。
一度得た自分のポジションを、壊され、奪われてしまうことへの恐れ。

嵐は自然の厄災ですが、自然=本来の「ひと」としての自主性を失った、自分の内側からも生まれているかもしれません。

前度数の本の「知識」は、過去のものであり、集団の記録です。この度数では、集団に大人しく迎合しているうちに、自主性を失っている状態です。

この段階では、自分の才能や能力に自信は持てません。集団から離れ、今の地位を失うことには強い抵抗があります。枠の中の価値観しか知らないため、自分の本当の力を把握できないのです。

しかし、嵐から「みんなを守る」という強い意思が、今まで消えていた心の竈に火を灯します。

過去の記録に囚われず、自分で考えて動き、困難に立ち向かうことが出来たとき、この人の不安は消え、暴風雨のエネルギーを自分のものにする事に成功するでしょう。

いざという時、危機から身を守るのは自分しかいません。
自立すること、能力を磨いて自信をつけることがこの度数のテーマです。

天災、防災、避難行動、サバイバルに関係する度数です。


シンボルの日(太陽度数)

人間関係や共同体に何らかのアクシデントが忍び寄る日。人に頼らず自分の力で極限状態を乗り越える必要が。壊れることを恐れず、再建を信じて立ち向かうことで、大きな成長が望める日です。文字通り天災に注意。


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