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職場で恋バナ

 ただいま、絶賛片想い真っ最中である。
 朝はもさを。さんの『カラメル』を聴きながら出勤し、お昼休憩にはKindleで恋愛心理学の本を読みながらご飯を食べ、夜寝る前はYouTubeで恋愛心理学系の動画を身漁っている。「女(の子)はこうだから!」と言う動画を見ると「そうかな~?」と違和感を覚える癖に、「男はこうだから!」と言われると素直に信じてしまうから不思議なモンである。

 我が研究の結果をまとめると(文献研究です。実戦経験はありません)、つまり下記のように要約される。
① 見た目偏差値を上げる
→ 必須なのは清潔感。太っているなら痩せる。適度に体のラインを拾い、パステルカラーやスカートなど女の子らしい洋服をチョイスし、姿勢良く。
② いつも楽しそうに、好感度の高い人を目指す
→ 笑顔の破壊力、なめるんじゃねぇ。
③ 追いかけ過ぎて重くならない
→ 態度では好きをアピールするけど言葉では言わないとか、会っている時は楽しそうにするけどLINEはさっぱりしているとか、まぁ色々あるみたいだけど、つまりは彼以外にも趣味なり何なり夢中になるもの持ちなさいよ、ってことかな?

 私の場合、何と言っても①見た目偏差値を上げる、が課題なのだが、大幅に痩せないと話にならないので、のんびりやっていくしかない状態だ(のんびりやっている間にどんどん齢が上がっていくという焦りはあるが)。

 金曜日の午後に他部署へ行ったら、たまたま20代の女の子と男の子の2人しかおらず、わいわい話している間に恋バナになった。私と女の子は恋愛心理学を学び中なので、男の子の意見を聴きながら、へぇーそうなんだーと盛り上がった。そこで出た結論は2つである。

① 女子に一目惚れして自分からガンガンいくタイプの男は狙わない
 イケメンの体育会系男子はこのタイプである可能性が高い。彼らは見た目のストライクゾーンが狭く、そこに入っていない女子を女としては見ない。そのストライクゾーンに入っている場合は、女子側からアピールしなくても向こうから狙ってきてくれる。追いかけるだけ損である。
 ただし、私の数少ない実体験だが、まぁまぁのイケメンでバリバリの体育会系の男性に出会ってから5年目くらいに「好きです」と言われたことがある。彼の話によれば、やっぱりモテるからこその女を見る厳しい目、というのがあるらしい。可愛いけど、人によって態度を変えたりする裏表のあるところ何かを見てしまうと、好き好きーって寄って来られても、この女無理、ってなるらしい。だからもし好きな人がこのタイプに入るのでは…と疑われる場合でも、追わない程度に射程圏内に入れておくのはいいかも知れない。
 また逆にテメェの見た目は全然冴えない理系男子の癖に、女子の見た目で態度を明らかに変える大変失礼な奴に出会ったこともある。私と一緒に帰ろうとしていた可愛い女子と話したいばかりに私たちを車に乗せ、彼女が先に降りた途端私とは口も利かない。その時は、別のイケメンが私たちを送ってくれようとしていたのに、「俺の方が通り道なんで、こっち乗って下さい」と彼が遮ったのである。職場の女子に告白して見た目を理由に手酷くフラれていたが、見た目より中身に問題があるように思えて仕方がない(しかしこのいけ好かない男はめでたく別の女性と結婚した)。

② ジワジワと好感度を上げる
 恋愛心理学の基礎の基礎の基礎に「単純接触の原理」というのがある。何度も接触する人に人は好感を持つ、というものである。ちなみにこの原理は何らかの理由で相手が自分のことが嫌いな場合は使えない。つまり、好きな人への接触回数を増やすと好かれやすい、ということである。
 まずは基本の基本、挨拶から。名前を呼んで「田中さん、おはようございます」と言った感じで挨拶するといいらしい。目を見て、笑顔で。目が合ったらニコッとする。わざとらしくない程度に資料室だの印刷室だの食堂だのへ行くタイミングを合わせるのも良い。手伝える仕事があれば手伝う。
 仲良くなってきた感じがしたら、お菓子や缶コーヒー、彼が疲れていそうなタイミングなんかを見計らって「会議お疲れ様です」と渡す。畳み掛けるようにするのではなく、ジワジワーっと時間をかけて好かれていく作戦である。
 男の子によれば「あ、何かあの子俺に優しい。俺のこと好きなのかなー」ってなるらしい。

 残念ながら私の好きな人は職場の同僚ではないので、ジワジワ大作戦はなかなか使えないのだが、練習がてら(失礼!)職場での好感度でも上げちゃいましょうかね!

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