2021/02/15 心の話


疎遠になってた友人と連絡が取れた事。

遡れば私が20歳の頃出会った。お互いまっすぐすぎる性格で
気がつくと、いっつも一緒に居た。住む町は遠いから中間地点の大阪で集合する事が多かった。

路上ライブする時は1番に応援に来てくれた。
ヒッチハイクも一緒にした。
私の誕生日も一緒に過ごしてくれた。最高の相棒やった。
アウトドア、映画、2人でしかできない馬鹿のこと、たっくさんした。
ある時、彼女が落ち込んでるにも関わらず
私は、気付いてあげることが出来なくて、
計り知れない傷をつけてしまった。
あれから一切、会わなくなった。
いや、会えなくなった。
猛烈に反省したが手遅れで、もうダメだって思った。

一年起きに連絡してみたけれど
返事は無く、溜まり続ける私からの未読の続くLINE。

半ば諦めかけた5年後の2月1日、いつものように「元気ー?」ってLINEをした。

「元気!育美ちゃんは?」
スマートな返事が返ってきたと同時に懐かしさが込み上げてきた。
とっさに「あの時はごめんね!」ってLINE越しに伝えたが
「何のこと?」と一言。

そっか。私だけか〜。こんなに苦しくなって勝手にモヤモヤしてたのは。と思ったと同時に

なんとも言い表せない感情と同時に肩の荷が降りた。

「コロナが落ち着いたらご飯でも行こうね」って約束して会話は終わった。

こんなにも「コロナが落ち着いたらご飯行こうね」を
強く思った事はない。

なんでもそうだけど、諦めないって気持ち大切なんだなと思った。

縁を切るって苦しくて。
縁が切れないのも苦しくて。
私の一方的な片思いだった、みたいな友人関係は、この件が最後だと思う。

人には言えない悩みって、沢山あるけれど
私の口に出せなかった友人関係の悩みが5年越しで解決した、そんな2月1日の出来事。

私にとって家族より大切なのは友達。
なかなか周りには理解してもらえない感覚だけど、それはそれで良い。

そんな事を2人で良く歩いた大阪のカフェで
ぶつぶつと書いてみた雨の日の私の独り言でした。



野菜

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