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♪子供向け 音の処方箋♪モーツァルト、聞いてみない?

誰もが知る有名人モーツァルト。
ふざけてばかりで天真爛漫で頭脳明晰で、精神年齢はきっときみたちと同じくらい。
天才すぎるあまりに、常識的な人間生活とは無縁の、一生フワフワした生き方だったので35歳で死んでしまいました。「病は気から」って言いますが、モーツァルトの場合も大いにそれがあったと思います。

短い生涯の間には“人類の宝物”ともいえる音楽をたくさん残してくれました。

モーツァルトの音楽も彼の人間性そのもの。
きちんとした服装で礼儀正しく真面目にしていた次の瞬間に、ゲラゲラ笑って度を過ぎるくらいふざけちゃう。そんな友達がいたら腹が立つけど、モーツァルトはそれをとびきり美しい音楽で表現していて、それがすごくチャーミングで素敵なのです。

モーツァルトの音楽を聞いていると自分の心が開くような気持になります。
“いい子“というちっちゃいこだわりを破壊して”自分の中のもっといい自分”を見つけ出させてくれるのです。そして幸せになっちゃう。
不思議なのは、あんな荒唐無稽ともいえる生活を送っていたモーツァルトが作った音楽なのに、“邪悪”とか“不幸”というネガティブな感情が無いということ。ああ、これを無邪気というのね。
彼自身はまったくウソの無いピュアな人間だったんだろうなあ。

山ほどあるモーツァルトの音楽の中から「ファースト・モーツァルト」に選んだのは「魔笛 序曲」という名曲。オペラ「魔笛」が始まる前のオーケストラだけでの序曲です。
いろんなモーツァルトの人間性と音楽がこの10分足らずの曲の中に入っています。
国や時代の知識なんてモーツァルトの音楽の前では一切考えないで、ただモーツァルトが差し伸べた手をとって聞いて、ふうーんって思って、そしてクスっと笑って。

聞き終わったらモーツァルトのことが大好きになると思う。


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