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あたたかな歌 #gentle_chant

全国的に店舗の営業自粛が課されたおかげで、クラブに行けなくなりましたね。定期開催のパーティも延期や中止になってDJをしなくなり、週末ずっと家にいる時間が増えてきました。早くクラブでワイワイガハハしたいな〜と思いながら配信コンテンツなどを見る日々。楽しいのですが、楽しい時に肩を叩き合って盛り上がれるひとが隣にいないのはちょっと寂しいなって思っています。

気持ちが落ち込んでいるなって感じているので、アニメを見ています!何度倒されても立ち上がるさま、キラめきに憧れて突き進む姿、手を取り合って奇跡を起こすシチュエーション…たまらないですね!こういう時こそ、頑張って(ときには涙を流しながら)少しずつ前に進んでいく前向きなストーリーや演出が、たまらなく心に刺さります。

思えば、そういったアニメやゲームのポジティブなストーリーに救われてきたことが今までに何度もありました。現実で一人だなって思ったときに "君は一人じゃない" って言ってくれたり、居場所がないなって思ったときに "ここにいていいんだよ" って言ってくれたり。アニメが本当の意味で救いだった時期が確かにあったし、今もそうなのかもしれませんね。

今回はそういう、前向きになれるような、背中を押してくれるような、あたたかなオタク・ソングでDJMIXを作りました。聴いてくれた人の気持ちが少しでも前向きになったり、アニメ本編を思い出してアツイ気分になってくれたら嬉しいです。それぞれ使用した曲の前向きポイントだったり、思い入れのようなものも下記しています。
家にいる時間が長いですし、こういう時こそただ盛り上がるだけでなく、楽曲の背景に想いを馳せて思い出してみても良いのではないでしょうか?見たことないアニメやコンテンツがあったら、在宅の間に見てみてほしいな。ちょっと長いから聴きながら読んでね。

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DJ MIX #gentle_chant

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1. Shiny GEMS - 平沢憂 (米澤円)
けいおん!キャラクターソング

”昇るお日様の晴れやかさ 舖道に咲く可憐な花
まあるい月と友達の星々(ほし) 全部輝いてる!”
 - https://www.uta-net.com/movie/107679/

日々の何気ない出来事、目に入るものを、キラキラ光る宝石に例えて並べていく人生賛歌。平沢憂ちゃんのキャラクターと相まって、聴くだけで心が洗われてゆきます。憂ちゃんってほんとうに良い子で天使なんですがみなさんご存知ですか?けいおん!は軽音楽部のひとたちのストーリーがもちろんメインなのですが、憂ちゃんを追いながら2週目するのも悪くないと思いますよ。
ふと気にしてみれば、こんなにも身の回りのものって輝いて見えるんですね。周囲をあげつらったり揶揄したり、そんなものばかり目にする日常のなんとつまらないことか。一歩引いて周りを見ましょうよ。全部輝いてる。いつだってそう。

2. 私色ギフト - 凸レーション with 城ヶ崎美嘉 (佳村はるか)
アイドルマスター シンデレラガールズ 17話ED

”一歩前へ その一歩が光へいつか届く
草むらでもあるけば ほら 道ができる
遠回りと言われたって私は成長中
失敗くり返して 『私らしさ』 磨いてゆきたい”
 - https://www.uta-net.com/movie/196017/

周囲と比較して落ち込む時もある、でも自分らしくまっすぐ進むことはそれだけで自分色の才能(ギフト)なんだ!
アニメがそういう回だったのでこれが流れたときトリハダでした。抽象的な歌詞はなくどストレートに歌ってくれるのがみりあと莉嘉っぽくて、とても心地いいです。ちょっと落ち込んだときに聞きたい、本当に歌詞の良い曲。
シンデレラガールズのアニメで流れた曲は全部アニメの内容を丁寧に汲み取っていてすごいですよね。他にもいっぱいあるんですけどそれはきっと他の凄腕アイマスDJさんが紹介してくれる…

3. ハミングガール - るん(福原香織),トオル(悠木碧),ナギ(内山夕実),ユー子(寿美菜子)
Aチャンネル ED

”道草ひとつ 思い出はかけ算”
 - https://www.uta-net.com/movie/114289/

↑神フレーズだしもうこれだけで尊くて泣ける…
日常系の好きなところは「ユートピアが存在している可能性があるロマン性」っていうところなので、彼女たちがまた明日会うっていうことに言及している歌詞が我々にとっては希望だし奇跡なんですよね。
あえて細かい描写を省いた歌詞は想像力を掻き立ててくれるし、EDで今回も楽しかったな、ってお話を振り返って笑顔になるのにぴったりの曲。次の角で振り向きながらバイバイ、で終わるこの歌には無限の可能性があるし、希望に満ち溢れていると思います。

4. 夏色プレゼント - あおい(井口裕香)、ひなた(阿澄佳奈)、かえで(日笠陽子)、ここな(小倉唯)
ヤマノススメ セカンドシーズン OP

”10年後 100年後 色あせない思い出
半分持ってて”
 - https://www.uta-net.com/song/171631/

ハミングガールのサビ終わりで鳴ってるトランペットとイントロが似てるので、なかなかどうして繋がりますね。
セカンドシーズンを象徴する友情ソング、4人で歌ってても「半分持ってて」のフレーズはどう見ても二人の歌です。 サードシーズンのビターな雰囲気を感じさせないド明るい曲ですね。かけがえのない日々、一緒にいることでできる楽しいことがどんどん想起される素晴らしい歌詞。Tom-H@ckさんの素晴らしい曲。目の前に広がるキラキラしたものたちに手を取り合って飛び込んでいくようなイメージに心弾みますね!わお!

5. ゆめいっぱい - 関ゆみ子
ちびまる子ちゃん OP

”楽しいことなら いっぱい 夢見ることなら めいっぱい
今すぐおしゃれに着替えて 友だち探しに 行こうよ”
 - https://www.uta-net.com/song/6446/

自然派山ガールの曲から草っ原ガールの曲へ。
初期のちびまる子ちゃんのOPは割と不思議な歌詞の曲が多いんですが(さくらももこさんの作詞が多いので)これはその中で珍しく別の方の作詞なのでストレートな世界観、世の中全てのものがキラキラしてみえる少女時代の気持ちが詩的に書かれています。デコとかいいね!とか繋がるとか、令和ソングに出てきそうなフレーズは一切なし、青空と坂道と草原で全てが起きていた時代が目の前に広がります。楽しいことはそこかしこにあって、外に出れば全てが輝いてる。悩んでる暇なんてない!…SNS疲れしてる我々には効きすぎる薬。聴くたびにときめいちゃう。

6. 乙女のポリシー - 石田よう子
美少女戦士セーラームーンR ED

”コワイものなんかないよね ときめく方がいいよね
大きな夢があるよね だからピッと凛々しく”
 - https://www.uta-net.com/movie/7537/

1993年(27年前!!)のリリース時に、子供向けにこんなにカッコイイ女性像を歌っていたんですね…。困難があったりうまくいかないことがあっても、背筋を伸ばして諦めず進むのがカッコイイじゃん!というヒロイン像をまっすぐに歌ってくれています。当時から今まで含め、この曲の歌詞に励まされてきた人も多いんじゃないでしょうか?いろんな人にカバーされたり、バラエティで流れたりすることも多いし若い人も知っているかもですね。

7. えんどろ~る! - 勇者パーティー<ユーシャ(赤尾ひかる)、セイラ(夏川椎菜)、ファイ(小澤亜李)、メイ(水瀬いのり)>
えんどろ〜! OP

”しわくちゃな目次より ピカピカな余白があるから
みんなのことばが 「たからもの」になる”
 - https://www.uta-net.com/song/262098/

ギャグの線が強い作品だと認識していたので、放送までは主題歌もそういう方向かと思っていたのですが全く予想外れでした。おおよそ魔王を倒しにいくとは思えない(むしろゆゆ式みたいな)歌詞内容ですが、これから始まるファンタジー・ストーリーに対する無垢な希望と期待に満ち溢れた、聴いていて笑顔になる曲です。
歌詞の中に「綴ろ〜!」とか「奏でよ〜!」とかえんどろ〜!らしさも出しながら、ひらがな多用や口語体を駆使した全体の絶妙なゆるさが最高。みんなで楽しく聴こ〜!アニメも面白いから見よ〜!

8. ルビコン - 三月のパンタシア
Re:CREATORS ED

”「大丈夫だよ」あの日の君の声が
今も変わらず 響いてる そしてやっと気づいたんだ
「一人じゃないんだ」遠く離れても
手を伸ばせばどんな時もほら そこにいる ここにいる”
 - https://www.uta-net.com/movie/234453/

ルビコンは後期EDで爽やかかつ疾走感のある曲ですが、不思議と柔らかいというか、穏やかな優しい曲です。三月のパンタシアさんの色々なインタビューでも話されていますが、「大丈夫」「一人じゃないんだ」という物語の核を担う大切なメッセージを、どれだけ真っ直ぐに届けるかを苦心して歌われているとのことなので、その表れかもしれません。↓

Re:CREATORSは「クリエイターと作品」に対してすごく丁寧に描写したとてもアツいお話で、何か日常的に表現をしている人にはとてもおすすめの作品です。作中に出てくるクリエイターがみんなリアルなおっさんなのが本当に良い。

9. 未来への扉 - eyelis
OVA 神のみぞ知るセカイ 天理篇 (後編 邂逅) 主題歌

”あの 未来への扉を
開けたらセカイは変わるのかな?”
 - https://www.uta-net.com/song/139710/

神のみOVAの主題歌。OVAメインヒロインの鮎川天理に関して書くとどうしても一部映像化されてないストーリーのネタバレになってしまうのですが、10年もずっと桂馬に好意を寄せ、超絶引っ込み思案な性格ながら実質フラれているのにずっと付き従う強固な一途さにとても勇気をもらえますとだけ記載させてください。恋愛の攻略対象ですらないのに誰よりも相手のことを分かってる2番手、とてもとても背中を押してあげたくなります…
神のみぞ知るセカイはアニメも人気があったはずなのですが、制作会社がなくなってしまったおかげで未完で終わっています…女神篇の2013年からもう7年…過去篇アニメ化まだかなあ…

10. この世界は僕らを待っていた - 茅原実里
翠星のガルガンティア OP

”美しい世界を(新しい未来を) 目指す僕は自由に(宙の彼方へ)
渦巻く光の地図を広げ 大声で呼ぶんだ 幸せの星”
 - https://www.uta-net.com/song/145306/

彗星のガルガンティアといえば、見渡す限りの美しい海、綿密な日常描写、とにかく説教臭いチェインバーがとても印象的でしたね。構成虚淵玄さんのお話もとても面白く視聴当時は翌週がとても楽しみでした。ガルガンティアの活き活きとした船上生活・航海の様子も、素晴らしい風景描写と相まって見ていて元気になれます。海超綺麗ですよ、海。
未知への船出や止められない冒険への熱い想いが詰まった歌詞・晴れやかな曲調と、茅原実里さんの独特の声質がベストマッチした神曲。↑の歌詞が好きなので2サビ終わりに飛ばしてます。

11. ENERGY - earthmind
ビビッドレッド・オペレーション OP

”途切れない気持ちが私の道標”
 - https://www.uta-net.com/song/141474/

↑キラーフレーズが過ぎる
ENERGYは何かが始まりそうなイントロのフレーズがとても象徴的で、そこから最後まで、ポジティブ主人公あかねちゃんの前向きさを表したような歌詞が続き我々を励ましてくれます。どこまでも行けるよ、君となら…という内容です。君となら。なるほどこの作品は登場人物それぞれ同士が絡めるので可能性は無限大です。
「細けえこたあ良いんだよ(AA略)」と言わんばかりの豪快なストーリー展開で視聴者をぶん殴ったビビッドレッド・オペレーションですが、全体感はさておき個々の女の子同士の関係性、絡み方()が本当に良かったです。それぞれの絡み方に応じた多数のキャラクターソングがどれも素晴らしいの一言。ほとんどが円盤特典ということを除けば…。

12. We can!! HUGっと!プリキュア - 宮本佳那子
HUGっと!プリキュア OP

↑ロングイントロフルバージョンはこれに入ってます

”We can!! なんだって出来るよ ハート無限大”
 - https://www.uta-net.com/movie/245526/

ストーリー全体を通した他者への愛、許容の心、フレフレ☆ミンナの精神に浄化されまくりでしたね。絶対子供に見せたい。
だいぶ社会派なプリキュアで、現代を生きる大人には刺さる部分も多かったんじゃないでしょうか。なんでもなれる!は我々にはもう果たせないメッセージかもしれませんが、それでもそういうことを真っ直ぐに言ってくれる人がいるっていうことに救われるものですよね。
プリキュアの主題歌らしく、ストーリー内容を何倍にも増幅させるメッセージ性がすごい曲。ポジティブな言葉をこれでもかと詰め込んだ歌詞を聴いてると、なんだか悩んでるあれこれもどうにかできるんじゃないかって気がしてきます。プリキュアが大丈夫っていうんだから間違いない!なんでもできる!なんでもなれる!フレフレわたし!

13. God Save The Girls - 下地紫野
ステラのまほう OP

”大好きだけが連れてく世界があるのさ”
 - https://www.uta-net.com/movie/217543/

何かを作ったり、発表したり、人前に何かを出すことをやっている時、常につきまとう「自分より上手な人いるしな…」「これって本当に意味あるのかな…」という思いが、アニメでは後半メインテーマとして描かれていてとても真面目に見ていました。何かを作ること、熱中して大好きだって思ってそこに拙いながらも手を伸ばしてみること、それはダサくても下手でも意味がないなんてことは無くて、きっと新しい世界を開いてくれるんだって思える素敵なアニメでした。(円盤売上はビックリするくらい少なかったようですが)
アニメの内容に即した歌詞に加え、下地紫野さんの瑞々しく伸びやかな歌声とkzさんのキラキラした曲でとてもパワーをもらえます!今回は2サビ後の素晴らしい歌詞を聴いてもらいたかったので飛ばした構成です。

14. ココ - たむらぱん
京騒戯画 OP

”そう帰る場所なんて もうどこでも良かったの
大切にしたいものは ココロが今分かってる”
 - https://www.uta-net.com/movie/154070/

オルゴール音に乗せたイントロから疾走感あるメロディへ、「よ〜〜〜〜うな気がした〜〜〜〜〜〜〜〜↑↑↑」からの音マシマシのサビ、アガるしかない構成ですね!さらに自分の居場所に関して自問しながらも前に進んでいくコトちゃんのイメージがズバリ当てはまっていて、OPの映像演出(超カッコイイですよね!)ともカンペキに合っているので凄まじいことになっています。「ここに居ていいんだ」が歌詞にないのに伝わってくる、とても優しい名曲です。
ココに関して京騒戯画の監督とたむらぱんさんの対談があるんですが、面白いので是非↓↓

ココはイントロとアウトロでビートが半分になるので、疾走感がありながらゆったりな曲との前後の相性が良いですね。

15. 夜空 - 鈴木みのり
恋する小惑星 ED

”遠く光る 空の彼方 探したいものがあるなら
信じよう 一人じゃないから 歩きだせる”
 - https://www.uta-net.com/song/281478/

人の嗜好は様々で、感性も好みもまるで同じ人はいない。その多様な人たち(小惑星)が関わり合って宇宙のように世界が広がっていく。出会いと関わりが重なり合い、少女たちが少しずつ目標を見つけたり、夢を見出したりしていく様が超絶綺麗な作画で繰り広げられる作品で、見ていてとてもあたたかな気持ちになるアニメでした。
アニメは原作よりかなりしっとりに抑えられているらしく、EDもきらら系の作品に珍しく優しいバラードです。この歌詞がほんとうに良くて、成長と将来、二人の関係性っていうメインテーマを我々好みの言葉で表現してくれているんですよ…鈴木みのりさんの伸びやかな歌声ともベストマッチ。抱きしめてくれてるのかってくらい優しい、とても好きな曲です。

16. 色違いの翼 - あおい (井口裕香)、ひなた (阿澄佳奈)
ヤマノススメ サードシーズンED

”空と海の色が違うのは?
お互いの居場所知ってるから”
 - https://www.uta-net.com/song/253415/

恋する小惑星で描かれていた「成長と将来、ふたりの関係性」というテーマはヤマノススメのサードシーズンで同様にメインテーマになっていたように思います。作中ではふたりの熟し方が異なってきて、すれ違いにちょっとドキドキしましたね!
歌詞と構成、押韻やビートの乗せ方が神がかっているのは聴いていただくとすぐわかるんですが、それぞれのソロバージョンで歌詞が違うのも鳥肌ものでした。サードシーズンの雰囲気を表すようなビターな曲調にサビでガンガンギターが入ってくるのもかなり心にくる演出です。そんな中2人の歌声は変わらず明るく、今まで通りこれからも一緒、希望だけは消さないという願望(叶わないかもしれない)に満ちた歌詞内容が、際立って心に刺さります。

17. スタートリップ - ジュリア (愛美)
THE IDOLM@STER MILLION LIVE!

”ヒトツヒトツがあたしを作るから
あなたと出会った日を忘れない”
 - https://www.uta-net.com/song/243741/

1サビまでアコギ1本のアツい構成で、ジュリアちゃんの今までの出会いや足跡を歌い上げるバラードソング。これ以前の流星群、プラリネが超前向きソングだったのに対して過去の振り返りソングです。福岡から単身上京して事務所に所属して、「もう(くすぶってた)過去は振り返らない」という感じで強気に歌っていたジュリアちゃんですが、やっぱり躓いたり壁にぶち当たった時に支えになっているのは今まで乗り越えてきた環境、全ての出会いでした。それらが自分の歌声の中に生きていることに気づいて、そこからが新しい私のスタートなんだという決意の曲でもあります。star tripとstart lipのダブルミーニングも完璧に活きた神曲。
不意に柔らかいとこ見せるギャップにやられてしまうのはもちろんですが、直接的な表現の歌詞でこれまでの足跡を綴られてしまうと弱いんです我々は。ジュリアちゃんのこれまでのソロ曲の作詞を担当しているのはnano.RIPEのきみコさんなのですが、ほんとうにオタクをわかってると思います。

18. STAR BEAT!〜ホシノコドウ〜 - Poppin'Party
BanG Dream!

”まぶた閉じて あきらめてたこと
いま歌って いま奏でて
昨日までの日々にサヨナラする”
 - https://www.uta-net.com/movie/212441/

スタートリップがアコギから始まるので、次の曲もソロアコースティックバージョン(山吹沙綾(大橋彩香)ちゃん)から繋いで1サビで全員ver.に戻してます。大橋彩香さん本当に良いお声ですねえ、ソロが映える〜!
僕は小説版を読んでないのでSTAR BEAT!はアニメの知識のみで書きますが、1期の沙綾ちゃんが文化祭に駆けつけて飛び入りするシーンはとっても良かったですね。やりたいことを諦めて押さえ込んでたけど、本当の気持ちに正直になって、絶対離さないで前に進もう!という内容の歌詞は劇中の沙綾ちゃんの状況とリンクして超ココロにきました。自分の中で忘れたふりをしていた本当の気持ちに気づかせてくれる、元気をくれる曲です。

19. STAY☆GOLD - 777☆SISTERS
Tokyo 7th シスターズ

”夢を追いかけたのは 誰かの足でじゃないから
数え切れない記憶が ひとつずつ(きらめいて)
背中押すように”
 - https://www.uta-net.com/song/235143/

リリース当時の雰囲気がわかる記事です。ぜひ読んで↓↓

「ナナシスは人間の物語」と色んなインタビューで語られていますが、 ”アイドルはアイドル(客に都合のいい偶像)じゃなくていい” "君は君でいい"  はハルカゼ以降の(人間的なところの)ナナシスのメインテーマで、自分を肯定することの大切さや、自分自身の過去から逃げたりせず、それを認め受け入れてあげることで人は前に進めるということを、ほぼ全てのメインエピソードで描いています。
STAY☆GOLDで歌っているのは、出自がバラバラな777☆SISTERSがいつの間にかグループになって、まとまって、色々困難もあって、でも自分達の足でここまでたどり着いたんだ、というありったけの自己肯定です。彼女たちが自分らしく、胸を張って生きている姿に心打たれ、我々も前を向いて生きていこうと思えます。聞く人の背中を押してくれる名曲です。

20. Ready Steady Go! - 水瀬いのり

”行くよ! Fly High Fly High きっと飛べるよ(Ready Steady Go!)
涙の跡が いつだって 次のスタートライン(Ready Go!)”
 - https://www.uta-net.com/song/240438/

777☆SISTERSの曲がきたので、ナナシスの作中で親玉ポジションの水瀬いのりさんの曲を持ってきました。本人の楽曲レビューで「みんなとコールアンドレスポンスしたい!」と言われているようにとにかくノリノリで、楽しい気分にさせてくれる曲です。水瀬いのりさんの歌唱力も素晴らしくて、ラスサビの ”Ready Steady Go〜〜〜〜〜〜〜〜〜↑↑↑ッ!” のところを聞くだけで笑顔になり、肩こり腰痛が治り、背筋が伸び、前向きになり、生活がよくなります。あとPVがはちゃめちゃにカワユイからみんな見て↓↓

21. サウンドスケープ - TRUE
響け!ユーフォニアム2 OP

”奇跡が努力の先にあるなら
限界はあたしが決める 響け”
 - https://www.uta-net.com/song/216569/

響け!ユーフォニアム本編は吹奏楽部を舞台にしたスポ根だと思っているのですが、劇中の雰囲気をそのまま表したようなサウンドスケープもなかなかにストイックな曲。例えるなら桜木花道が言った「オレは今なんだよ!」に近い内容のサビに、無性に心が熱くなります。全力、誇り、本気、最高、ドラゴンボールみたいなパワーのあるワードが目白押しですが、唐沢美帆さんの力強い、勢いある歌声が全部まとめてくれていてスゴいです。サウンドスケープは今回使った他の曲とちょっと異なり、励ますとか背中を押すとかではなく、景気よくドカンと背中を叩いて発破をかけてくれるような曲ですね。

22. azurite - petit milady
とある飛空士への恋歌 OP

”一緒に どこまでも 飛べる気がしてた
はじめて みつけた 自由にぎりしめて
まだ なにも 識らずにいられた 僕の
幼すぎた 青い 青い 空”
 - https://www.uta-net.com/song/158985/

meg rockさんが原作を熟読して作詞をしたという、初恋の甘酸っぱさと勢いがありながらも絶妙に切ない歌詞に引き込まれますね〜。そこに疾走感のある曲が合わさって原作のボーイ・ミーツ・ガール要素を強く引き出してくれています。はじめてDJイベントに出た時のワクワクとか、同時に感じてた不安感とかを思い出してちょっとキュンってなる。
Aメロから徐々にテンションが上がっていってサビで大爆発する構成に、petit miladyの二人の全力のボーカルが乗っかって思わず走り出しそう!

23. ♡km/h - Ray
ろんぐらいだぁす!OP

”この心に生えた翼で
見たい景色があるんだ”
 - https://www.uta-net.com/song/217999/

天才meg rockさんの作詞曲で繋いでみました。ろんぐらいだぁす! では自転車に出会ってからの倉田亜美ちゃんの世界の広がり方が丁寧に描かれていてとても良かったです。作中失敗や挫折もかなり多かったですが、友人たちとの交流や色々なモチベーションで(食が多かったですかね)乗り越えていく様はとても共感できるお話でした。自転車って題材は、慣れる分だけ見える景色が(物理的に)広がるのでわかりやすくて良いですね。東山奈央さんの演技もずば抜けて良かったのでかなり感情移入して見ていました。
最初から最後までキラキラ感が失われない曲作りに加えて、海岸線まで新しい景色を見に走り抜けるような、希望に満ちた歌詞に大きく背中を押されますね!

24. 舞台少女心得 - スタァライト九九組
少女☆歌劇 レヴュースタァライト

”私たちは舞台少女 未完成の舞台少女
どんなときも胸を張るの 凛々しくなれるから”
 - https://www.uta-net.com/song/236408/

キラめきにあてられた少女たちの交流、絆、救いを描いた物語。アニメスゴい良かったですよね〜。グレンラガンを見てる時も思いましたが、口上を述べながら見栄を張るシーン大好き。
アニメでは ”幕間” という形でエモーショナルに再生産されていたこの曲ですが、原曲はよりアップテンポで元気になる曲調。全ては自分次第、だから胸を張って舞台に立ち続けましょうというメッセージはさながら現代版乙女のポリシー。凛々しく生き続ける彼女達の姿に心打たれ励まされます。僕だって舞台少女だ。僕も胸張るぞ。
アニメの内容に関しては考察やらレビュー(レヴューだけに)が沢山あるのでみなさん是非インターネットで…

25. ユメ語るよりユメ歌おう - Aqours
ラブライブ!サンシャイン!! ED

”ユメを語る言葉より ユメを語る歌にしよう
それならば今を伝えられる気がするから”
 - https://www.uta-net.com/song/213482/

みんなだいすき山口朗彦さんのポップな曲調に畑亜貴さんの神歌詞、ユメを語るのに言葉(一人一人)よりそれを紡いだメロディー(みんなと一緒!)なら、想いが広がってうまく伝えられるよねって出来過ぎてますよ。過去や関係性や、個々人いろいろなものを乗り越えてみんなで前に進むっていう描写が多かった浦の星シリーズにぴったり。「μ'sなら…」から「私たちの輝きを!」への劇中の成長を暗示させるような希望に満ちた曲が、我々も前を向いて歩かなきゃなっていう気にさせてくれます。

26. 1ミリ Symphony - Machico
劇場版 この素晴らしい世界に祝福を! 紅伝説 主題歌

”胸に流れ行くMelody 君と歌い続けるSymphony
ここで解き放つ魔法が 一ミリだけ 誰かの今日ゆらすんだ”
 - https://www.uta-net.com/song/272886/

TVシリーズのfantastic dreamer、TOMORROWはハイテンションにこのすばの勢いや世界の楽しさ、無限の可能性を描いていたように思いますが、劇場版の1ミリ symphonyはカズマ達の行く先を優しく照らしてくれるようなあったかい曲です。一見バカバカしいカズマ達の旅も劇中で誰かを幸せにしたりしていますし、我々が頑張って何かやってるとき常につきまとう「これ作ってるけど意味なんてあるのかな…」みたいなことも、意味ないなんてことないんだよっていう世界の素晴らしさを教えてくれます。今までほぼ笑ってばかりだったこのすばから、まさかそんな暖かさを頂いてしまうとは。この素晴らしい作品を祝福したい。(上手いこと言った)

27. コレカラ - Machico
りゅうおうのおしごと!OP

”弱さとはそうさ負けることじゃなく
諦めることだよ 自分との一騎打ちで”
 - https://www.uta-net.com/movie/243297/

幼女ハーレムに陥った棋士の日常を描くだけの作品だと思っていてすみませんでした。原作から端折ったりなどあったようですが、手に汗握る対局シーンや将棋に真っ直ぐなあいちゃん、なんとか一勝したい桂香さんなどアツい展開が目白押しで、スゴい熱中して見てました。
スランプから脱するためにもがく八一の気持ちや、背中を叩いてくれるような芯の強さ(あいちゃんの存在かな…)が、自分次第で未来は変わる、っていう内容の大ポジティブな歌詞に表れているようで、前向きになれる曲。サビ前のブレイクからの力強いサビで拳を突き上げたくなります。

28. DreamRiser - ChouCho
ガールズ&パンツァー OP

”踏み出した空に 走っていく光 一番先へ 目覚めるスピードで
破れそうな鼓動 連れていくんだ もっと強い 可能性になれ
Rise to my feet!!”
 - https://www.uta-net.com/movie/136783/

過去のトラウマから避けていた戦車道への想いを、大洗のみんなと取り戻していく西住殿のストーリー。その物語に大きく重なるアツい歌詞が心に響きます。いったんアニメを全編見てしまうと、大洗女子が劣勢から大逆転していく爽快感を体が覚えてしまっているので、DreamRiserを聴くだけで快感というか、なんか脳内物質?が出てくる気がするので未見の方はぜひアニメもみてね。「一番〜〜先へ〜〜」のところはChouchoさんの声の良さが抜群にでていて大好きです。明るく快活な影のない曲で、アニメ同様万人にオススメです。

29. Dreamer - AiRI
TARI TARI OP

”胸の奥が高鳴る 熱い声に気付いたら
スタートラインは君の目の前にある”
 - https://www.uta-net.com/song/133057/

とにかく登場する全員が歌が上手かった…題材的にそりゃそうか。江ノ島、海、空、で連想する爽やかな気持ちをとてもよく表現した青春ソング。劇中のストーリーとしてはド派手に何かを成し遂げたりといったことはないんですが、個々人が高校生として抱えるリアルな悩みを高校生らしく乗り越えていくさまが胸に響きます。シリアスすぎない雰囲気の中、みんなが集まったり交わったり、結局は離れていったりする様が「輝ける一瞬」という感じでとても良かったです。これじゃアニメの感想だ!でもアニメをよく表した歌なのでしょうがない…

30. Memories - こみっくがーるず
こみっくがーるず OP

”きっと悔いのない青春の一歩!
踏み出せるよ キミがくれた
小さなこの勇気がいつか輝けるように!”
 - https://www.uta-net.com/song/252101/

かおす先生のキャラクターに持っていかれるところが大きいアニメでしたが(カワユイかったですねえ…)臆病で引っ込み思案な主人公が一歩踏み出す成長ストーリーとしてもとても良かったです。終盤まで周りの人に助けられっぱなしだったかおす先生が最終話で(いろんな距離から励まされながらとはいえ)独力でやり遂げなきゃ!って思ったところはアツくて泣けました。かおす先生がみんなの背中を見て…って読める歌詞ですが、実はお互いに良いところを見て、認め合って支え合って前に進んでいってるんだなっていう見方もできると思っています。良い話。良い歌。

31. 1, 2, Sing for You! - せな・りえ・みき・かな from AIKATSU☆STARS!
アイカツスターズ!OP2

”オンリーワン! 自分しか歌えないうたを(今日はきっと)
伝えたいよ この大事なキモチ みんなのそのハートまで
届け! コール&レスポンスで”
 - https://www.uta-net.com/song/217884/

MIXの最後は全てを受け止めてくれる懐の広い曲にしたくて、間違いなくこの曲だと思いました。アイカツスターズ!は今のナナシスと同じく”アイドルはアイドル(客に都合のいい偶像)じゃなくていい” "君は君でいい" のテーマに沿った物語。借り物の輝きなんてなくても、客に媚びた自分らしくないことに力を割かなくても、君は君で輝けるんだっていうアツいお話を丁寧に時間をかけて伝えてくれます。
力強く背中を押してくれるパワーポップ・サウンドに加えて、心の奥底に眠っている「本当の自分」に語りかけてくるようなアツい歌詞。みんなの心に寄り添ってくれる愛のロックンロールです。自分しか歌えないうた、歌っていこうね。

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アニメって良いですね。曲を聴いただけで内容や好きだったところをすぐ思い出すし、今もアニメの内容を思い出して、感極まりながら書いています。

このDJMIXに一つでも聞いた人に刺さる曲があって、1mmでも誰かの今日が前向きになりますように。と思いながら、今のところはステイホームします。またみんなでクラブで肩たたきあって遊べる日を心待ちにいています。感想とかもらえたら嬉しいな。

※アマゾンのリンク貼ってますが収益にはなりません、曲を買うのに使ってください。

よしおかいくり


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