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なぜ「1日3試合」が当たり前になったのか?!

Hola!!


先日、Twitterで下記の投稿をしたところ、たくさん反応をして頂きました!



『1日3試合』は運営側の気遣いであり配慮だと考えられていますが、子どもたちの体力面や怪我のリスク、集中力の欠如などを考えると『1日3試合』は逆に負担を増やしたり、サッカーの質を下げることに繋がってしまうと個人的には考えています!


さらには、運営側や保護者、指導者にとっても、休日に朝から夕方までグランドに拘束されてしまうことはとても負担が大きいと思います!


Twitterの反応から見ると、そのように感じている方が一定数はいるということを確認することが出来ました!


プロ選手や海外のように【年間を通したリーグ戦】が出来れば理想ですが、なかなか一気に変化を求めるのは厳しそうなので、せめて1日の試合数は1試合か2試合にして、半日で終えるというスケージュールを組むような考え方が広まっていけばと思います!
#1日1試合の場合は30分ハーフや25分ハーフがおススメです


時代の変化と共に、どの分野においても今までの“当たり前”を見直す必要があります!


育成年代のサッカーについても、今までの“当たり前”を見直し時代を前に進める時期に入っていると感じます!


『1日3試合』をする日本の育成年代サッカーの“当たり前”が実は、見る角度を変えると異常だということ!


海外の人からすると、「何で1日に3試合もするんだ?!」とビックリする人がたくさんいると思います!
#2日で8試合を経験したこともあります
#指導者は審判を含めると1日に6試合の日もあります



では、「なぜ日本の育成年代のサッカーでは『1日3試合』が当たり前になったのか」を考えると、日本のサッカーは週末のボランティアコーチが中心となって指導をされる“少年団チーム”として発展してきました!


“少年団チーム”では平日にトレーニングがなく、土日の活動しかないので、土日に朝から夕方まで活動をすることでチームの強化や選手の育成を図ってこられました!


なので、『1日3試合』をしたり、試合と試合の合間にもトレーニングをするようになっていったと思います!


決して“少年団チーム”が悪というわけではなく、こういった歴史があり日本の育成年代サッカーの文化を作ってきた事実があります!


しかし時代が進み、平日にトレーニングをしているクラブチームが増えてきたり、平日にはサッカースクールで活動をしている子もたくさんいると思います!


時代が進み環境が変化しているにもかかわらず、『1日3試合』という今までの“当たり前”は変わっていないのが現状です!


しかし、サッカーと同様に、目まぐるしく変わる状況に応じて自ら考えて判断・実行をしなければなりません!
#サッカーは人生の縮図である


僕たち指導者が子どもたちに「自分で考えて行動しろ」と求めているように、僕たち大人も状況に応じて「自分で考えて行動する」ことが必要です!


現場にいる僕たちが、日本の育成年代サッカーの歴史や背景を伝え、子どもたちへの負担や指導者、保護者の拘束時間などについても伝えながら環境を変える努力をしていきましょう!


簡単なことではないですが、皆さんの力で一緒に少しずつでも時代を前に進めていきましょう!


1人ではなかなか声をあげることは出来ないかもしれませんが、想いを共有し子どもたちの未来のために動いていくでー!


Vamos!Juntos!



それでは、Hasta luego-!!

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奥田智/楽しいサッカー普及隊長
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