『姫様"拷問"の時間です』と推し声優さんの話
こんにちは。
皆さんは2024年冬クールに放送されているアニメ『姫様"拷問"の時間です』という作品をご存知でしょうか?
アニメ版公式サイトはこちらになります。
僕は元々存在は知っていて、ジャンプ+は購読しておらず、アニメが面白かったら単行本買おうかな〜くらいに甘く考えていたのですが1話を見て即買いしました。
まだ半分ほどしか読み切れていませんがテンポがよくて面白く、1話完結でわかりやすいのでどんどん読み進めています。
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『作品に対する雑感』
この作品のあらすじを大まかに説明しますと、姫でありながら『国王軍第三騎士団騎士団長』(めっちゃ連呼される)でとてつもなく強い姫様がどうしてか魔王の城に捕まってしまい、拷問官たちから王国の秘密を聞き出すため苛烈で過酷な拷問を受け続ける…。
というお話です、が。
その拷問というのはトーストの匂い嗅がせたり、たこ焼き食べさせたり、ラーメン食べさせたり、その後の話では温泉に入ったりスポーツをしたりレクリエーションみたいなことしたりと、ありとあらゆる平和な手段で姫様を陥れておおよそ毎回秘密を喋ってしまうというギャグ作品です。
しかも重要そうな情報もどうでもいいような情報も魔王様がいい人すぎて役に立たず伝わらず、魔王軍は姫様とも仲良くなっていく始末。
このどこかおかしな、常識が歪んでいるもののやさしい世界観がすぐ好きになりました。
創作をかじっているくらいの人間である僕でもわかります、ギャグ・コメディってすごく難しいんです。
ファンタジーなら戦いや冒険、恋愛ものなら心の機微、お仕事ものならその仕事のリアリティ、日常系ならテーマに沿った人間関係などある程度決まったフォーマット的なものがありますが、ギャグ作品は何でも出来てしまい、逆にそれが難しいのです。
『ひめごう』はある程度のお約束をもって物語が進んでいく1話完結方式でそのお約束がわかっていても面白い。
ギャグ作品が本来持ついい意味での『しょうもなさ』が如実に表れている作品と思います。
さて、本題に移りましょう。
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『声優さんのお芝居についてという名の白石晴香さんはいいぞタイム』
新作アニメということで色がつき声がつく、そしてこのギャグ全振りの作品がどうなるんだろうと楽しみにしていました。
楽しみにしていた理由は他にもあります。
僕は姫役の白石晴香さんが大好きで、推し声優さんなのです。
めちゃくちゃガチというわけではないですが、個人のラジオや『ひめごう』のラジオも聴いてますし、他の出演作もそれなりにチェックしてます。
代表作はやはりゴールデンカムイになるんでしょうか、シャニマスのちょこ先輩とかぼく勉の文乃辺りも知名度あるかも。
そんな方が主演、しかもこの作品だと聞いた時はすごく嬉しかったですね。
すごくオシャレで綺麗な方で最初見た時びっくりしました。
以前の記事で石見舞菜香さんが好きだと書きましたが、この方も推させていただいております。
お二人とも柔らかい、ナチュラルいい子声というか、ガッツリ悪役を演じているのはあまり見ないですね、僕はそういう方が好きなのかな。
ものすごい悪女を演じる白石さん、石見さんもそれはそれで見てみたいですが(限界ファンの妄想)
話を戻すと、この作品の肝となってくるのは姫様のリアクションとそれにツッコむ聖剣エクスのツッコミだと思っています。
そのエクス役は小林親弘さん…白石さんと小林さんといえばラジオでも同じ集英社だからとはっきり言ってらっしゃいましたが、ゴールデンカムイコンビです。
ナレーションも大塚芳忠さんですし、金カムキャスト多いですね、今後追加であるかも?
もう長いこと一緒に北の大地を杉元とアシㇼパさんと共に旅しているお二人ですし、掛け合いが息ぴったりで素晴らしかったです。
エクスのツッコミがあることで姫様や魔王軍の暴走(?)がより面白おかしいものになりますね。
他にもたくさんの魅力的なキャラクターが登場し、今後も増えていきますがやはり欠かせないのはトーチャー役の伊藤静さんでしょうか。
トーチャーは最高拷問官として姫様の拷問の多くを担当していますが、実情は苛烈でもなんでもなく話のわかる人ですし平和的に口を割らせる以外の才能は劇中あまり披露しません(それがすごいのですが)
そんな彼女の凛とした、それでいてどこか艶っぽい声が(一応は)拷問官であるトーチャーをより魅力的なキャラクターに仕上げていると感じました。
そしてやはり特筆すべきというか語りたいのは白石さんの演技でしょう。
めちゃくちゃカッコよくて強い女騎士だった頃の戦闘シーンは勇ましく、低いトーンの声で。
そして捕まった後、拷問にかけられている際には「おいしそー」などとついつい食べ物に釣られてしまいバカ顔(公式で言われてます)をして緩みまくった声を出してしまう。
それを誤魔化す息継ぎする間もない早口、言えてないようで言えてるようで言えてないのを出す、流石声優さん。
申し訳ない表現ですが賛辞として述べています、あまりの苛烈な拷問に出てしまったきったない叫び声は素晴らしかった。
白石さんは純な正統派ヒロインかお姉さん系キャラが似合う声質だと思っているのですが、幸か不幸かこういうギャグ系アホキャラもピカイチなんですよね。
役の性質上毎回叫んでいたとのことですが白石さんの喉は無事収録に耐え切ったようです。
その辺りのお芝居の話は今後更新される公式ラジオで聴いてみたいですね。
ラジオではなんと姫様ではなく白石さんが毎回拷問を受けながら収録をしていくとのこと。
大分しんどそうですが本人曰くドMなところがあるそうなのできっと大丈夫でしょう、素直に推しが拷問されているのを楽しみます。
言い方が悪い。
〜熱いダイレクトマーケティング〜
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『ひめごう』を見よう!
途中から推し声優さん語りになってしまいましたが本当に素晴らしいお芝居をなさる方なので彼女を知らなかった皆さんにも本作をきっかけに白石さんを好きになってもらえたら嬉しいです。
拷問、という物々しいワードからは想像出来ないとにかくやさしく、たのしい。
そんな幸せの詰まった物語です。
状況は異常ですがギャグ時空なのであまり気にせず楽しめますね。
恐れることはありません、未読、未視聴の方も緩みきったバカ顔になったり美味しいものを食べて笑顔になったりちょっぴりツンデレっぽかったり。
そんなかわいい姫様の"拷問"の様子を見てみませんか?
恐れるものがあるとしたら、リアルタイムで視聴した際の飯テ…。
読んでいただきありがとうございました。
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