ゴールデンカムイ 309話

どちて。どちてかなぁ。
地獄のようである。

目に光がないアシㇼパさん、こんな怖い顔のアシㇼパさん見たくなかっただよ……杉元、どちてあんな顔なのかなぁ。
尾形のここにきて生に執着してる姿あまりにもキツいである。最後切腹みたいに見えて怖くなった。
色々訳分からんくなってしまった。
わかんないよぅわかんないよぅ。はやく楽になりたい。
もうずっとこれ。

この期に及んで希望を見いだしているところ

  • アシㇼパさん、308話で毒矢は矢筒の中だ、奪われた!て言ってなかったっけ?

自己解決しました。鶴見が矢筒から毒矢を列車の上にバラバラしてた。それを拾ったってことなのか。

  • なんで杉元嬉しそうな顔してんの

アシㇼパさんが毒が仕込まれている矢を尾形に向けているのをみて、なにかに気づいたような表情と、あの嬉しそうな笑みを湛えた優しげな顔、尾形を殺そうとしているアシㇼパさんを見ているとしたらあまりにも杉元らしくない。あんなにアシㇼパさんに人を殺して欲しくないって必死だったじゃんか。そのことを思うとどうしても、尾形を殺さずに無力化させるための行動であってそれに気づいたからなんじゃ?と思ったり。
アシㇼパさんの意思で覚悟をもって殺すなら止めない、っていう考えだったならもう私は何も信じられない。こうだったときが怖い。

  • 尾形の言う「気になってた問題がひとつ片付いてスッキリした」ことって何よ

「道理」があれば聖人でも清い人間でも人を殺せる、殺そうとできる「はず」だ、だけど未だその理論が証明できない「問題」?アシㇼパさんは道理があったから自分を殺そうと出来た。スッキリしたぜってこと?あれ、希望だったはずなのに真逆の方向に理解してしまった。こんなはずじゃなかった。


こんまま尾形が死んでしまうとは思えないし思いたくないんだけど、だけどこれ億万が一この流れで死んでしまったら尾形にだけあまりにも救いがないじゃないですか。尾形は自分のためだけに大勢を殺しすぎたからその報いだとでも言われたら、無慈悲にも程があるだろと思ってしまう。だからまだこんな状況で、死なない未来を祈ってる。
正直、尾形が死ぬイメージはしたことあったけど、この流れで死ぬほど惨いものではなかった。百ちゃんのころからずっと、ずーーーーっと地続きで答えを探している姿を見ているから、たとえ死んでしまう最後だとしてもせめて報われて欲しいんだよ。

読み違えていなければ、アシㇼパさんや勇作さんに対して気になってた問題はひとつ片付いてスッキリしたと言っていたけど、まだ死ねないんだよなぁって死を受け入れていない姿を見るに、やっぱり1番大きいのを占めてるのは「欲しくても手に入らなかったものは、結局なんの意味もなかったのだと証明したい」という気持ちなんだろうか。
尾形のことはずっと目が離せないすきなキャラクターなんだけど、心の内側を見せられる度に本当に?と裏を疑ってしまうのが嫌な読者だなぁと思う。でももうあそこまでの必死さを見せられたら、信じざるを得ないです。

ああ〜おキツ……嫌だなぁも〜失礼すぎる物言いだけれども、こんなに最新話読みたくねえ〜って頻繁に思う漫画初めて……それも読みたくねえ上で読まない選択肢はないからどうにもならんて。リアルタイムで推しが死ぬ人の気持ちを分からされそうになっているんだ。私には無縁だったのに。いや推しが死ぬことはあるけど、こう、現在進行形のね!リアルタイムでね!

絶対死なんと思ってた牛山が死んだことで、なんか突然「あ、死ぬんだ。死なんと思ってた人さえ死ぬんだ」という現実を見せられ、なんていうかもうあれからよく分からなくなってしまった。絶対死なんと思ってたんだ。
嫌じゃあ〜〜死ぬことが確定しているならせめて救いを……救いをください…このまま死なせないで…………一読者の私はどこまでいっても無力。尾形が殺されそうになっているところを見せられ、何もできずに祈るしかない存在。つらすぎる。果たして物語のエンドまで追うことが出来るのか、危ういなぁと思いました。

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