3月読んだ本まとめと来月のあれそれ

2024年3月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2509ページ


と記事を作り始めたもののこれ来月もやるんですかね? ほんと?

傲慢と善良 (朝日文庫)

2時間6分

いつ読むか、誰が読むかで結構感想が変わりそうだなと思いました 誰かと読んだ感想を喋ってみたい気はしました
読了日:03月10日 著者:辻村 深月

推し、燃ゆ (河出文庫)

35分

乖離が思っていたより気にならなくて面白く読めた 自分は既に『向いている歩き方』になっていたんだなと思った
読了日:03月12日 著者:宇佐見 りん

鍵のない夢を見る (文春文庫 つ 18-3)

68分

目が滑ることが無くなってきたので良かったし、どうして読んでいないのかも思い出してきた ああ、ああ、

正しさや浅ましさも、愚かさと渇望も、孤独と苦悩も、そこからの何もかもが自分が受け取れなかった感覚になった ただ自分がそちらをもう向けない感覚だけ残った
読了日:03月14日 著者:辻村 深月

本と鍵の季節 (集英社文庫)

再読 80分くらい

卵の殻を噛んで含んでるような感覚のするいい青春ミステリだと思います
読了日:03月16日 著者:米澤 穂信

ここはすべての夜明けまえ

50分

すごく良かった 小説を読むのを再開して、単行本で発売してすぐに読めたことが幸せだったなと思う

このai描写が、主人公の語りが、技法が、と書くことが魅力や良さを伝えるのに寄与しないと思った 人に話すときに好きだと言い切れるいい小説でした

特徴的な文体で人は選ぶだろうし、そこでつまづく人もいるだろうけど届く人に届いて欲しい 本当に良かった
読了日:03月18日 著者:間宮 改衣

プロジェクト・ヘイル・メアリー 上

132分

当たり前だけどなんとなくページをめくり始めて止まらず1時間弱最初に読み始めてる時点で面白いに決まってるし、ネタバレの類はあんまり気にならない方の人間だけどそれ無しに読めた幸運に感謝する内容ではあった 素晴らしい
読了日:03月21日 著者:アンディ・ウィアー

プロジェクト・ヘイル・メアリー 下

100分

非常に面白かった ネタバレを避けてかつ面白さを伝えようと思うと非常に面白いとしか言えなくなるので、ぜひ読んで読ませて誰かとその気持ちを共有してほしい オーケイ?
読了日:03月22日 著者:アンディ・ウィアー

かか (河出文庫)

42分

『推し、燃ゆ』よりこっちの方が好きかもしれない
内外のアンビバレントな描写を特徴的な文体がひきたてていて、それをさらに筆力で上乗せしてより際立てる、みたいな印象だった
ありがとさんすん おやすみなさい
読了日:03月26日 著者:宇佐見りん

野良猫を尊敬した日 (講談社文庫)

60分

月終わりだし読んでないほむほむのエッセイでも読むかなと思って読み始めた

たぶん『人魚猛獣説』くらいまでは全部読んでいたんですが、その頃と一緒のような、でも自分が変わったのかみぞおちの辺りにビニールボールを押し付けられているような苦しさとフッと笑う面白さが同時にありました
読了日:03月31日 著者:穂村 弘

まとめと感想と来月のふんわりしたあれそれ

数年振りに読書というか小説とエッセイを読み始めて最初の月だったので、3冊目くらいまではなかなか目が滑っていたのですがなんとかそれ以降は以前と同じとまではいかなくともまあまあ元の読む速さに戻ってきた気はします。再読をほとんど含まないので以前の再読ばっかりだった時期よりは多少遅いのは仕方がないかなと。

選書傾向としては芥川賞の文庫化されているものだったり、更にそこから人が勧めていたものと単純に読まれた本ランキングの上位を併せて選んだ感じですね。自我がない…?

『ここはすべての夜明けまえ』と『野良猫を尊敬した日』はやや自我ある寄りな気はします。実際よかったですし。
あと『プロジェクト・ヘイル・メアリー』を褒め称えてネタバレどころかあらすじの説明すらせずに人に勧めたくなるbotと化して数人に買わせていたりしました。とってもうれしいね。みんなもよもう!

あとは宇佐美りんが思ったより面白く読めたのは意外でした。読む前は苦手だろうな……と思っていたんですが実際読むとずいぶん印象が違ったなと。
やっぱり読まずに判断して読まないでいるっていうのはそこそこ損する場面も多そうだし積極的に挑戦していくのもいいですね。せっかく久々に活字を読んでいるので既読作家の再読ばかりになるのもなって感じですし。


来月は貴志祐介2冊と道尾秀介数冊、単行本で買うだけ買って積んでいた村上春樹の『一人称単数』『騎士団長殺し』、Kindleで買うだけ買ってやっぱり積んでたら文庫が出て紙で買い直すか悩んでいる劉慈欣『三体』あたりが目の届く範囲のスタックです。
買い足すとすれば柴田勝家『アメリカン・ブッダ』とテッド・チャン『息吹』、新刊はとりあえず米澤穂信『冬期限定ボンボンショコラ事件』くらいでしょうか。併せて小市民シリーズの既刊を読み直しが挟まりますかね。

これで14冊なのでそこに適当にエッセイ一冊あると15冊になりますしそんな感じの展望でいきたいと思います。
まだ積み本がある内はお財布が爆発しないですが新刊買うペースによっては充分財布爆裂編が始まるので気をつける……以前にまず来月もこうやって記事を書くのかがまず怪しい。相当。中盤のカン456立直くらい怪しい。前向きに検討を加速したい。


対戦ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?