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嬉しくて泣いたのはこれが初めてだったかな

自分がいつか、見直すように。

未来、どういう状況でこれを目にするかはやっぱりわからないけど、

今一緒にいる彼が、私を嬉し泣きさせたことを、

昨年の私には想像もつかなかったであろうと思うから

書き残しておきたい。


ーーー


母が亡くなってから、3ヶ月。

母の看病が始まるつい直前まで、大好きだったひとのことは、

好きじゃなくなっていた。

なぜだかわからない。今でも言葉にできないけど、この人じゃない。

そう思った。

久しぶりに想う人がいなくなった。

変な感じ。


でもそんなのも束の間、

あれ、なんか急に愛おしい。

そんな人ができた。

そう思ったのは、5年も前から知り合ってた職場の彼で。

好意を寄せてくれているのは、わかっていた相手だった。

絶対この人とは付き合っても合わない。そう思ってたひと。

不思議。

その彼と付き合ってから、1年と3ヶ月。

付き合い始めて2ヶ月後にはコロナで、早速3ヶ月くらいは会えなかった。

昨年の誕生日はコロナで会えずだったけど、

今年は、誕生日ディナーを予約してくれた。

アクリル板越しの対面という形ではあったけど、嬉しくて笑みがこぼれっぱなしだった。

有名店のすごい高いディナーとか、わかりやすく肩肘張ったお店とかではないけれど、そんなのじゃなくても嬉しい。

昔の自分は、

いかに素敵なところに連れて行ってもらえるか

素敵なものをもらえるか、

大事にしてもらえてるかを、お金も時間もかかることをしてもらえるかだけではかってて、もしかしたら喜ぶことができなかったかもしれない。

でも今は、飛び抜けて幸せそうな表情になってるのが

自分でもわかる。

お店を選ぶのが苦手な彼が、お店を選んでくれるのは、こんなにも嬉しいものなのか。

メインで出てきた 鴨肉のグリルは、彼もとても美味しそうに食べてて

それも嬉しかった。

家に帰ったら、わざわざ電車で30分のお店まで取りに行ってくれた

私が大好きな苺のタルトのケーキがあって。


こういうの、いとも簡単に、さらりと、やってのけてしまう人がいるけれど

彼にとっては、決して簡単なことではない。

普段の彼からは想像もつかないくらい、すごいことだった。


そういう、

得意ではないことでも

精一杯、なにかをしてくれようとする

そんな気持ちを受け取るのは、こんなにも感動することだったのかと

人生で初めて体感することができた。


そして、私から嬉し涙が溢れたのは、こんな彼の言葉だった。

一緒に住む?


前に1度、何気なく一緒に住むのってどう思う?って聞いてみたら、

ものすごく怖がっていた、住居を一緒にするということ。

私に対する拒否ではなかったけど、強い拒絶反応だった。

理由は書けないけれど、いろんなトラウマやリスクの捉え方があって

あんなに難しいと言っていたことを、

さらっと、伝えられた。


いったい何があったんだろう。

そんなことが気になったのは、1日後で。


一緒に住む?って言ってくれたときは、

その言葉を噛み締めたあとに涙が溢れた。


考えていてくれたことも

その上で、ちゃんと言葉にして伝えてくれたことも、

こんなにもうれしい。


嬉しくて泣いたの、いつぶりだろう・・

ん?初めてかも・・


なんとなく、こう感じたことを忘れてしまうのは嫌だなと思ったら。

書き残すのがいいなと思った。


使わせていただいたイラストは、

まさに一緒に住むを聞いたときのシーンや雰囲気そのもので

これまたとっても素敵なイラストに出会えたのも うれしい。


とんだ惚気話でした

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