カープダイアリー第8263話「西武・山川穂高の強制わいせつ致傷疑惑報道続く中、女性スキャンダルついて回る松本竜也抹消」(2023年5月15日)

松本竜也と大盛が出場登録を抹消された。
 
大盛は2月のキャンプからコンパクトかつ力強い打撃スタイルを目指し、オープン戦を経て開幕一軍メンバーに名を連ねた。

しかし出番が限定され、計7打数で中前打1本。加えて2度、盗塁を試みて2度とも失敗…。4月28日、ウエスタン・リーグ盗塁トップだった(9盗塁で現在もトップ)羽月が一軍に昇格して“キャラ”がかぶり気味になっていた。
 
羽月は2日前の東京ドームで1点を追いかける九回、代走に起用されると初球で二盗を決めて大勢攻略の足掛かりを作った。大盛も3日前の同じく東京ドームで延長十二回、松山の代走で出番が回ってきたあと、その裏、2点リードで無死満塁のピンチに大城卓の大飛球をフェンスにぶつかりながらキャッチした。
 
その時、マウンドに立っていたのが松本竜也だった。大盛のファインプレーのおかげで同点のところを犠牲フライに止めることができたのに、その後も制球が定まらず同点にされたあとブリンソンにサヨナラ打を許した。
 
松本竜也はここまでターリーの9つに次ぐチーム2位の8ホールドをあげており、5月11日のバンテリンドームナゴヤでは初のセーブシチュエーションでその役割をまっとうした。暫定守護神2度目で失敗したからといって、普通は抹消とはならないのでは?
 
4月は防御率1・13だったし5月の奪三振率は11・57…
 
調子ウンヌンでの抹消でないなら、ほかに理由があることになる。どこかを故障したか、メンタル的なものやリフレッシュ期間の必要性か、あるいはそれ以外かの三つにひとつ、だ。
 
現在、”推薦状”が出るほどの中継ぎ投手が二軍にいる、という話でもない。

故障でなければ、何があったのか?単に投球フォームの乱れの再調整?でもあすから”G7広島サミット2週間ロード」の大事な後半戦を控えて、の抹消だからただ事ではない。
 
WBC、侍ジャパンメンバーとして世界一に貢献した西武・山川穂高の強制わいせつ致傷疑惑が表沙汰になったのは5月11日。同日配信の文春オンラインがその内容を詳細に報じた。文春の取材で山川は女性の出血を伴うケガを認めたという。
 
球団側もその事実を認めて山川は二軍落ち。警察沙汰になっているのだから野球どころの話ではない。
 
松本竜也にも女性スキャンダルがついて回る。

昨年12月、「NEWSポストセブン」に不倫疑惑を報じられ、球団側はダンマリを通したがのちに他媒体にも追随された。
 
同じくスキャンダル報道のあった中村奨成は今季、開幕一軍はおろか二軍でも控え組に回り先ごろ、プレー中に“自爆”して戦線離脱となった。
 
巨人を筆頭に自分たちが不利益を被る“不都合な真実”から顔を背けようとする風潮が際立つプロ野球界の中でも、地元メディアを意のままに操る「カープ村」は極めて特殊な世界…
 
松本竜也の抹消理由について現場から確たるものはまだ聞こえてきていない。

ブルペン陣の屋台骨を背負いつつあった右腕がどんな経緯で再び、一軍のマウンドに立つかが注目される。


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