カープダイアリー「未来は自分たちの手で切り開く」

本拠地マツダスタジアムで前回、3連続完封負けした立浪ドラゴンズに6対3で快勝!今季チーム最多タイの15安打を放ち、今季3度目の3連勝で貯金を4月4日以来の1とした。中日は3連敗で借金3の最下位。

お立ち台のアドゥワは「試合前にトモキさんがオレのサインに首を振らずに投げたら抑えられるって言ったんで、首を振らずに投げました」と話した。しかし初回から首は振っていた。矢野の隣で石原貴規は「首を振らないでくれ、は言ってないです」と明かした。

いいチームとはこういうものだろう。

新井監督の試合後のコメントに充実感が漂う。

「ほんとにいいゲームだったと思います。先制されたんですけども、すぐに追いついたのが良かったと思います」

「アドゥワがしっかり粘ってゲームを作ってくれたと思いますし、スタメンで出た若い選手たちがほんとにいいものを見せてくれました。きょうは若手も中堅もベテランも、みんなでがんばって取った1勝だと思います」

「石原も数少ないチャンスでいいものを見せてくれていたので、どこかで使ってあげたいとずーっと思っていたのがきょうになりました」

「小園がほんとにチャンスでいいバッティングをしてくれますし、勝負強いので、あそこは送って任せました」

広島の勝因は打線!
 
4月23日以降、先発が2失点以上すればその瞬間にチームの勝ちがなくなっていたが、この日はアドゥワが四回に先制2ランをカリステに許しても勝利投手になった。
 
4月
23日(神宮球場) 〇2-0ヤクルト…床田は8回無失点で勝ち投手
25日(同)   ●8-9xヤクルト…ハッチは2回6失点
27日(バンテD) 〇6ー4中日…森下は7回1失点勝ち投手
28日(同)   △0-0中日…九里は7回無失点
30日(マツダ) ●1-7阪神…床田は6回3失点負け投手
5月
1日(マツダ)   △2-2阪神…大瀬良は5回2失点
3日(マツダ)   ●0-2DeNA…アドゥワは6回2失点負け投手
4日(同)     〇4-1DeNA…森下は7回1失点勝ち投手
5日(同)     ●0-5DeNA…九里は6回4失点負け投手
7日(甲子園)   〇2-0…床田は7回1/3、無失点勝ち投手
8日(同)   〇3-1…大瀬良は7回1失点勝ち投手
 
新井監督は阪神先発の大竹用に組んだ8日の甲子での打線(結果は大竹の前に4安打で中村健のソロによる1点止まり)に少しだけ手を加えてこの日の松葉対策とした。
 
 
8日阪神戦オーダー
センター秋山
レフト二俣
セカンド菊池
サード小園
ライト末包
キャッチャー曾澤
ショート矢野
レフト中村健人
ピッチャー大瀬良
 
 
六番に中村健人を上げて。今季初スタメンマスクの石原貴規を八番へ。結果的にはこの策が見事に的中した。
 
2点先制された直後の攻撃では、ヒットの菊池を一塁に置いて二死から末包のピッチャー返しが内野安打になり一、二塁となって中村健人が“松葉攻略マニュアル通り”高目に浮いたチェンジアップを差前適時打、続く矢野もレフト前に詰まった打球を落として試合を振り出しに戻した。
 
 
続く五回には秋山の右前打と二俣の送りバントで松葉を攻め、菊池四球の一死一、二塁で2試合続けて四番を打つ小園が右前適時打、理想的な形で勝ち越した。
 
 
さらに六回には矢野、石原貴規の連打で築いたチャンスにアドゥワの代打松山が右前適時打してリードを2点に広げた。
 
八回にも代打田中広輔に適時打が出て合計で5本のタイムリー!野間や堂林や坂倉がベンチに座ったままでも会心の勝利!活躍した選手は笑顔を見せガッツポーズを作った。この傾向が続くかどうか、未来は自分たちで切り開く。

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