マルチエンディングストーリー 殺し屋は2度死ぬ【6他の候補者に「自分は殺し屋とは無関係だ」と伝える】A歩宮来亜

【あなた】は

6Aフリーライターの歩宮来亜(あるく くるあ)

「自分は殺し屋とは無関係だ」

と【あなた】歩宮来亜は他の候補者たちに伝えた。

半年前の事件。(藍氏の息子が被害者となった)

実際のところ、【あなた】はその仕事は請け負っていなかった。

ただ【あなた】に依頼されて実行していたとして、藍氏が恨むとしたら殺し屋ではなく、依頼した人間の方だと【あなた】は考えた。

実行犯を殺し屋に始末させるのはいいが、【あなた】以外にも仕事を頼まれた殺し屋がいるかもしれず、その上一般人までいるかもしれない、となると問題だった。

殺し屋には殺し屋のルールがある。

依頼者の個人情報は流出させないように、依頼者にも殺し屋を頼むにあたってやってはいけないことがあるのだ。

例えば、同じターゲットを複数に頼む。

どうしても依頼者がターゲットを始末したい場合には殺し屋複数をかりだすこともあるがその時は殺し屋たちにもそのことを伝えておくのがフェアだ。

それに藍氏は一般人がいるのに、遺産相続の候補者たちに殺し屋がいるという情報を流した。

【あなた】は屋敷に残った候補者たちの顔を見回した。

とりあえず【あなた】がすべきことはこの2つのうちどちらかです。

10A あくまで無関係をよそおいながら、隣の男を始末する
 11A あくまで無関係をよそおいながらも、請け負った仕事を放棄する

このうちの一つにお進みください。